作品一覧
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街はずれの小さな喫茶店
一番奥の窓際の席が君の指定席
待ち合わせの日は何故だか空いていた席
今でもそこだけ時間(とき)がとまっている
壁に掛かった小さな風景画
白枠の出窓から差し込む明るい日差し
洒落た造りの店にひとりの雇われマスター
今でも何も変わっていないのに
あの日もここで待ち合わせ
いつも君...そこに君がいない
知唯
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声が誰かに 届いているよ
夢を語り 恋に泣き
誰かが 自分を探してた
姿のない
遠くへ届く 声だけを
求めている
誰も真実 見つめずに
届けるよ
ここは夢の 行き交うところ
そこで何かが 見えたとしても...「夢に行き交う(仮)」
ありつひこ
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涼しげな響き 幽かに広がる旋律
旅人の安息日は 今日も一つの音色で始まる
古びた空 静かに巡る 星々は笑う
答えるものも無く 照らされる影
明日をも知れず 歩き出したその身に 何を思うのか
夜を越える旅人よ 今は足音だけのリズム
朝を目指す旅人よ ピアノの歌を口ずさみ
人形よ踊れ 人形よ眠れ このメ...旅のピアノ弾き
zaregototukai
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最高に最悪な感情の果て 優しく消えていく思い出
涙が涸れ尽くすよりも早く 隣を駆け出した
濃度99% まだ僕は終わっちゃいない
湧き上がる熱情が 破滅へ続いていても
太陽が眩しく寝返りを打つ 夕暮れ時の待ち合わせ
君はあの日見つけた罪を 償いきれると嘯いた
公園の隅 赤く輝くアンタレス
それはそう...アンタレス
zaregototukai
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めぐりめぐってまためぐる
右心房から右心室
左心房から左心室
Scarlet Liqueur
液体も呼吸してる
息を吸ったら赤くなり
息を吐いたら黒くなる
Scarlet Liqueur
ちょっと鉄の味がする
それは高貴な命の象徴...Scarlet Liqueur
mistcocktail0901
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気付けばそこに君がいた
君のその手のひらはあたたかくて
だからほら、僕に勇気をくれるよ
明日が来るのが 怖くても
恋に破れて 沈んでも
歩き出すのが つらくても
馬鹿な自分が 嫌いでも
どんな時にも君がいて
いつでも僕を励ましてくれる
ありがとう...アイラブユーミュージック
mistcocktail0901
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窓をつたう雨が私の心映してる
言い出せなかったただ一言がこんなに私を苦しめる
素直に心を打ち明けたいけど
もうすぐ私は遠い空の下何も言わずに旅立ちます
どうしてみんな壊れてしまうの
大切にしてきたこのひとときも一瞬で想い出に変わるのね
私の瞳に映るこの風景さえも
色あせた写真のようにただ秋風が通り過...ある晴れた日の午後
知唯
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レン:価格の限界を超えて
リン:ぼくらはきたんだよ
レン:装備は未確定
リン:いかすのにしてよね
レン:どしたはやくパソコンに入れろよ
リン:ちょとキモいよパッケージ見てにやけてる
ハモ:きみのことリンレンにしてあげる
リン:歌はミク姉よりうまいよ
ハモ:リンレンにしてあげる
レン...リンレンにしてあげる(してやんよ)♪
らんまる
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真っ暗な部屋の中で 膝抱え 思い出を壊してく
信じれるものはひとつもなくて すべてが醜く目に映る
汚(けが)れたこの世界で 私は自由だった
毎日がデジャヴのように 繰り返し繰り返し 流れてく
生きていく術も見つけられずに "自分(わたし)"を演じて笑ってた
それが当たり前だと 思い込んでいたんだ
理...サヨナラ
そそそ
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私のパパってステキなの
私のこといつも、見守ってる
悪いことしたら、怒るけれど
ごめんなさいしたら、微笑んでくれた
強くて、暖かい、
やさしくて、おおきい
いつも、私のそばに
だから、いつでも
感謝してるの
パパ大好き...わたしのパパ
らんまる
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あなたがくれた、あの歌は
わたしが歌った、あの歌は
今はもう、ここには無くて空がある
みんなで歌った、あの歌は
みんなが踊った、あの曲は
今はもう、ここには無くて雨が降る
あの人が望んだ結末はこの空なの
雨が降る夜空、聞こえない歌声
星明りが見えない空は誰のもの
ここには私の歌は無い...あなたがくれた、あの歌
らんまる
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君がいた風景すべてが幻のよう
そこだけがstop motion
時間(とき)を忘れた水彩画
大事な色が見つからない
振り向く仕草何気ない
不思議な程に平凡な日々
君の口癖「平気だよ」
何故だかとても痛かった
守ろうとした瞬間
はじけ飛んだ二人の風景...君がいた風景
知唯