よるこ

夜の帳の落ちた雪原に
あなたの後ろ姿を追った
日射し灼けつく枯れたオアシスには
あなたの青いまなざしがある
手を伸ばし　叫べども
無情に揺らぐカゲロウに焦がれた
あなたの姿を求め　幾年月
森抜け海を渡り　旅した
誰もがその身を時代に委ね去ろうとも
何も変われぬまま...

遠いあの日
古い窓辺の
ビードロ
ぼくのてから
こぼれおちたら
飛んで散った
７つの色
晴れた空が
映る水面に
ぽつりと...

巷では真っ赤なウソが蔓延中
大人とはとってもイヤなものだとね
様々な決まりに縛られて生きて
大人には自由も時間さえもない
あぁ、ピーターパンの亡霊たちが言うことには騙されない
大人になったらパパに殴られなくても済む
役に立たない子ねというママを見なくていい
「耐えてやる」
巷では真っ青な未来が騙ら...

見なれた空　見上げるのも今日でさいごだよ
聴きなれた校庭の声もさいごなんだね
古ぼけた靴箱の色や
プールに落ちるさくらの花
もう目にすることはないから
立ち去れない
帰り道のおいしそうなコロッケの匂い
ざくざくと踏みしめる霜の降りた土手道
この町を出てしまったなら
もう会えはしない風景に...

貴方が罪人とするのなら
私は甘んじて罰を受けましょう
貴方が神様とするのなら
私は神にでもなりましょう
貴方の言葉ですべてが決まる
ガベルを叩き判決言い渡す覚悟がありますか　
白と黒　オセロの盤上
正義も悪もその手の内
ゲームを進めましょう
貴方の見る世界　他人にも...

気がつけば君はもう私より
ずいぶんと前を歩いていたね
私のこと振り返る余裕など
君にはなさそうで　私あきらめてた
置いてかれたたくさんの『君』『私』を見てきたから
私　君が戻ってきてくれたこと　本当に嬉しかったんだよ
ねぇ「恥ずかしい過去」と切り捨てることなく
君は来てくれた
過ちだとか青春とか
押...

草原を駆ける風は
スクリーンの向こうの世界で
雨は貴方の頬には
決して伝わる事など　ないの
(I know it…)進化の果てに失ったもの
(I know the truth…) 進化の果て　得たものも全ては 必然
そこに個はない　あるのは種のみ　全ては生命(いのち)の意思
そこに個はない　あるのは...

５限で　顔合わす　月曜日
バイト姿　見れる　火曜日
食堂で会えるかな　水曜日
毎日　きみのこと　探した
ほんとはね　きみのこと
特別好き、じゃないの
毎日がたいくつで
ごっこ遊びしてるだけ
『きみと手をつなぎたい』
『きみともっと会いたい』...

駅へ続く汚れた道
日差しの射さない　寒い朝
雪積もる桜見上げ　「春など来るかしら」と
つぶやいた君の顔が
ぐしゃり　泣き顔に
灰色の季節が
君を蝕んだけど
目閉じ風を感じて
ほら春の匂い
君の手を引き　駈けてく...

真白いドレスの
背が泥で　汚れてる
唯ひとり知っている　私の半身
キミが憎い
汚れたドレス着る
キミを知る　ボクだけは
「幸せになることを許さない」という
キミの狂気
白く
透ける...