ゼクセスの投稿作品一覧
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街で行くあてもなく困っていた私を預かってくれたのがマスターだった。
マスターは私が分からないことを教えてくれたり、私が歌うことが好きなのを知ってから、私のために歌を作ってくれていた、とても優しい人だった。
でもマスターは外出していた時、突然倒れ、病院に運ばれた。
その日から私は毎日マスターに会いに行...Where are you? 【訂正版】
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私に歌い方を教えてくれた、歌わせてくれたマスターが病院に運ばれてしまった日から、私は毎日マスターに会いに行った。いろいろな事を話したくてしょうがなかったから。
マスターはいつもと変わらず私と話してくれた。たまに悲しそうな顔をしていたけれど、すぐに大丈夫だよ、とほほえんでくれた。
でもある日マスターは...Where are you?
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「ううん、大丈夫だから気にしないで。・・・いってらっしゃい」
笑顔で言ったつもりだけど、きっと笑えてないんだろうな、と思う。
「さよならじゃなくていってらっしゃいなんだな・・・」
彼は少し意外そうに言った。
「うん。また会えると信じてるから」
「そっか。じゃあ、いってきます」
無理矢理作った笑顔で彼...ミクの小説part2
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2月14日、私は彼と駅の噴水の近くで待ち合わせをしていた。遅いなぁと思っているとすぐそこの横断歩道の向こうで彼が息を切らせながら信号を待っていた。私に気づいて手を振ってきたから、私も笑顔で振りかえした。
彼は待ちきれなくなったのか、青に変わる前の横断歩道を走って渡りだしていた。
そんなに急がなくても...ミクの小説part1