タグ「鏡音レン」のついた投稿作品一覧(9)
-
夏祭りの日...
貴方に会いたいって思った。
だけど
本当になるなんて思わなかった。
すごくたくさんのひとがいる中ですぐに僕に気付いてくれた。
だから
「貴方も僕が好きなの...?」
って
勘違いする僕だった。
本当はそんなことないのに......夏祭り。
-
今日で
ここに来るのは最後になる。
03年間通い続けた学校。
03年間僕と遊んだ友達。
その校舎を僕は巣立つ。
僕は、この学校が好きだ。
たくさんの友達が出来て
良いことも
悪いことも色々学んだ。
「好き」だって言う気持ちも。...桜。*レンSide
-
ここは森の奥深くの館。
ここに僕とお嬢様
02人で住んでる。
それと
小鳥が一羽一緒に住んでるんだ。
綺麗な声で鳴く小鳥。
綺麗に空を舞う小鳥。
だけど
籠から出られない可哀相な小鳥。
小鳥は泣きながら囀る。...僕の小鳥。
-
こんなこと
思ったことなかったんだ。
誰かを手に入れたいって。
だって
僕は冷めやすいんだから。
好きな子は出来ても
すぐに嫌になる。
結局は
好きな子も悪いとこを持ってる。
それを思うだけで...僕だけの。
-
僕はずるいんだ。
僕は傷付きたくなくて
泣きたくなくて。
好きだって言わないんだ。
だけど
心が苦しくなって泣きたくなる。
貴方を忘れたいから
アドレスを聞かなかった。
だけど
貴方と繋がってないと怖くなる。...ずるすぎるんだ。
-
それからふたりで逃げたの。
それから何日か経って
となりの街に誰か逃げてきたの。
その人は
「斧を持った赤ずきんが」
それだけ言って亡くなったって。
あたしはその日から赤ずきんよ。
それから誰もこの森に来ないの。近付かないの。
蓮はあたしを気遣ってくれるの。
蓮があたしを育ててくれてるの。...怖い赤ずきんのお話Ⅳ
-
男の子はあたしに笑いかけたの。
「聞かせて?」って。
「...あたしが出かけてる時」「あたしのお家が燃やされたの」「お父様とお母様も一緒に」
「お婆様も狼に噛まれてた」
「あたしはこの街を消すの」
話してて何だか悲しくなったの。
あたしはひとりぼっちって
言われてる気になる。
男の子は静かに聞いてた...怖い赤ずきんのお話Ⅲ
-
あたしは
たくさんの人を撃った。
だけど銃に慣れてないから
手が痛い。
何か使える物はないかしら?
あたしの近くに斧が落ちてたの。
「良い物があるじゃない」
あたしは斧を握った。
...ザシュッ!!
あたしは近くにいた人を切った。...怖い赤ずきんのお話Ⅱ
-
あたしは赤ずきん。
だけど
赤いずきんは被ってないの。
あたしがいつも被ってるのは
真白いずきんなの。
あたしが「赤ずきん」って
言われるのには
怖い出来事が起こったからなの。
それまでは「凛」だったの。
いまも「凛」なんだけれど。...怖い赤ずきんのお話