Langleyの投稿作品一覧
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花のようになれば誰からも愛されて
雨のようになれば誰もが避けて行く
届くことのない消失点の先へ
共に歩んでくれる「誰か」が居るのなら
誰かの代わりになんてなれやしないのに
埋め合わせの存在としてただ生き永らえる
感情を容れる器には丁度良い見て呉れで
名前だけが広く伝播してエゴの標的となる
次の日にな...Light Cone feat. 初音ミク
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書き残した散文の意図も
汲み取ることはできなかった
吐き出した言葉の意味も
飲み込むことさえできなくて
全てが止まった凪の中で
体温がすっと流れてゆく
声も届かない場所に溶けて
行ってしまったの?
こうやって君が残した人生の
後ろから追いかけることしかできなかった...澪 feat. 巡音ルカ
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高慢 真っ向から行こう
満場一致で 降格 降下
こうか? 身振り手振り オブリガード
HARD 包めないなオブラート
独りで楽しむ道楽
捨て駒 顕さないのは頭角
同格? 老先幾許
困らせるのは親だけにしとけ
淘汰 到達点 未踏
単純明快 幸か不幸か...貊 feat. 杏音鳥音
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一人には慣れてないからさ
この夜の凌ぎ方を知らないの
草臥れた枕は冷たくて
このまま呼吸すら忘れてしまいそうなの
雨粒が窓を叩く音
今にも心ごと割れてしまいそうなの
家鳴りが止まない 愛して止まない
このままコキュートスの中で歌い続ける
ノクターン
信じられなくて 信じたくなくて...ノクターン feat. 初音ミク
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"Lion's den"
とんだ勘違い野郎だね 君って奴は
諂諛なんて品性の欠片もない
不揃いの果実 打痕から拡がる腐敗
輪郭も朽ちて風と共に忘れ去られる
威借りに怒りを覚える
Wait a minute
なんちゃって
礼節 踏み躙っている場合じゃない
整然と則せこのフォーミュラ...猊 feat. 鏡音リン & 鏡音レン
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刃先の毀れた鉈選んだのはただの気分よ
苦しませたいとかそんなのない
悲しませたいとかそんなのない
ただ ただ ただ
見つかったら面倒になるから ただそれだけ
罪の意識とかそんなのない
闇の儀式とかそんなのない
ただ ただ ただ
金縛りの中覚えていたのは そう、あの顔だけ
愛されていない そう言いたげ...トーピード feat. 巡音ルカ
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"Quicksand"
喃語を垂れてた時から
涎を垂らすように見ていた
硝子一枚向こうの世界に
触れられるような気がしていた
義務教育を終えて気づけば
頭を垂れることに慣れていた
当然のように身は熟したが
稲穂のように実は熟さない
完成されたこのカーストでは...クイックサンド feat. 可不
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“Sardonyx”
愛には愛で返そう
嘘には嘘で返そう
φにはφで返そう
これが礼儀ってもんだよ
彼等にとっての不幸は
私にとっての僥倖だ
無意識が一番本能的で
神の思し召しってやつだ
勝手に居なくなった事すら...サードニクス feat. 鏡音レン
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ふと何となく不意に思い出したから
何してんだろうかって急に気になってさ
先月買い替えたばかりの携帯には
履歴なんてもんはもう残ってないよね
何処に住んでいるとか
生きてるかどうかとか
正直な話、全然分からないけど
怖い話が嫌いとか
やたら辛いものが好きとかは
ちゃんと覚えてるもんだね...ノスタルジアグラス feat. 巡音ルカ
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暗い路地裏で凍え死ぬのも
時間の問題だって諦めた
街で身を売り続けるくらいなら
人でも殺めて牢に入ろうか
今日はお前か 身形が良いな
どうせ死ぬんだ お前で好いや
今夜はやけに気分が良いや
「残りの人生、私が買った」
笑い声も掻き消すこの業火の中で
焼き付いた記憶が蘇る...ワイバーン feat. 鏡音リン
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"under-constructing"
身の程を知れよビギナー
完璧なんて雲の向こう
座って縋って据わる石なら
億千万でオークション
口程にもないなヴェーゲナー
私は此処で一人きり
嵌って沼って染まったせいか
これで良いんだと思ってた
歴、年齢がアドバンテージなら...アンダー・コンストラクティング feat. 鏡音リン
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愛を確かめてもいいですか
そんなに怖がらなくてもいいよ
少し痛むだけだから
光の漏れるカーテン
丈が足りないままなのになのに放置して
本当に浮かれていた
二人で割れば元が取れるって
半ば強引に月額幾ら
本当に冗談じゃない
居ない時に何しようとか...エマルシオン
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フラットな人間関係を構築
損な性格? 無関心?
傷付きたくないし
性根から腐ってる?
少し違う いや、違わない
どちらかと言えば
骨の髄から腐ってる
君にだけ教えてあげるこの秘密
君になら言えそうな内緒の話
一度きりだから耳を澄ませて...ヴァルチャー・ショック
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夢に出てくる度に朝を恨んで
群れをなす雲 帰りは雨だって
常に流れる こないだ聞いた曲も
いつか嫌いになる そんな予感がした
逸れないように 遅れないように
取り捨て選んだ択一を
零さないように 逃さないように
乞うて手にした退屈が
今となっては枷となることくらい分かっているよ
だから「今日こそは」...生半可 feat. 初音ミク
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年相応を嘲笑う
肉体と精神の乖離に価値はない
母子ともに健康だった時
その地点では平等だったのに
他人の「仕方ない」が許されても
私達は息を潜めて
脳のネジが緩んだ不良品
「ゲノム的には正常です」
重い躯体 くだらない期待
心底うんざりしてたんだ...マンメイド・マーメイド feat. 初音ミク
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五臓六腑で煮えた感情
撒き散らしたトルコのカーペット
「一滴も残さずに吐き出せたの偉いね」って
褒めてくれるのは自分だけ
見せかけのHigh Five 余裕の表情
よく似合ってるワンピース
一発だけそのガラ空きのBodyに
なんて過るなんて悪い子
快気祝いだ派手にやろう
赤いワイン片手に酌み交わそう...アーソニスト
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時間が解決してくれるという誤算か
書き連ねた遺書は十数にも及んでいた
未完の結末を憶測で紡いだ未来
手繰り寄せた糸は今にも千切れる寸前で
閉塞を余儀なくされた 望み薄の応答
警告を無視した罰か 呆れるよな
悴んだ手に握った端末が最後の声を拾った
忘れもしない周波数 届いていたんだ
あの日のまま変わら...欠けたラピスラズリ feat. 初音ミク
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所詮は負け戦だったんだ
この六畳一間に
初戦は君の勝ちでも良いよ
欲しいものは手に入ったんだ
今日も散らかした部屋の隅で嘘を吐き続けて
どうも強すぎた冷房が本心を問い質してるようで
論より証拠だって
性懲りもなく孤独で脳を騙して
這い寄る情緒なんて
沸き立つケトルの湯気で消して...溶けたユーディアライト feat. 初音ミク
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「嗚呼、もう疲れた。」
行き場の無いアンチソーシャリティも
倫理とやらに均されて肥沃な土壌に様変わり
「どう?棲み心地。」
青々と芝を生やしてアッパークラス
陽当たりは良好 ほら笑い声もこんなに乾いちゃて
「嗚呼、もう疲れた。」
逃げ場の無いアンチマグネティックの
死地とやらに囚われて意欲も削がれた...フーリガーデン feat. 鏡音リン
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街明かりが煌々と今日も
帰り道 賑わう駅を照らす
僕もまたこの景色の中で
始まりの足音を探した
色付く頬は寒さのせいだ
鼻の奥を刺す寒さのせいだ
吐き出す息を白く染める
憎たらしいこの寒さのせいだ
降り積もった雪はもう溶けて
水浸しのアスファルト踏んで...overlap feat. 鏡音リン
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反転した三点透視 空を泳ぐように
波を立てる水平線上に 浮かぶミニチュアの船
首を絞める現状 脳裏に過ぎる無垢な少年
発言責任不在のふざけた倫理
表出を恐れた深層心理
これは本当に生まれ持った権利?
最低な演出だ
きっかけは些細な事だった
その慣性のせいで無為に過ごした
欠陥がある事をもう知ってしま...朽ちたダイヤモンド feat. 鏡音リン
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「灼けたベルンシュタイン feat. 鏡音リン」
雨の匂いが分かるくらいが良い
そんな基準で居場所を探して
静寂を求めて 夜間に息して
五感が澄むのをひたすらに待ち続けている
君の匂いが分からない程の距離
そんな地点で命を溶かして
製氷器に注いで 割り入れることを
忘れたまま季節が過ぎていく
居ても...灼けたベルンシュタイン feat. 鏡音リン