ＭｉＫёの投稿作品一覧

知らない校舎 知らない奴等
何もかも新しい景色に 心臓は逸り
不安に潰れそうなその横を風とすれ違う
運ばれてきた笑い声 振り向けば君がいた
向日葵のような笑顔 鈴のような声
瞬間、君以外のすべてが消えて
頬が、体が、すべてが
熱くなったんだ、急に
一目惚れは信じてないのに
突然引っくり返されて...

ハロー ハロー ハロー…
どうしたの？
そんな隅に膝をかかえて ただただ静かに涙流して
どうしたの？
言ってくれなきゃ分からないよ あたし神様じゃないもん
何でも聞くよ？
溜め込んだら辛いだけって知ってるから
だから言ってよ。
気の利くこと言えないけれど…ねぇ、
ハロー ハロー ハロー 聴こえていま...

星空眺めながらぼくらは二人 肩を寄せあって
ずっとこの時間が続くものだと 思っていたけど
いつの間にか隣にあるはずの笑顔がなくなって
眠るきみのその横顔に頬伝うもの止まらないよ
ぼくのココロはこんなにも きみのこと求めてるのに
この手、声さえも届かないよ その場所にまで
きみが瞳閉じてどれだけの時が...

【Ａ】
普通が嫌で夜の街を宛てもなく 彷徨ってみる
格好つけたくて タバコも吸ったりしたけど苦い
【Ｂ】
誰かが笑う声を振り切って
バイクを走らせた
【Ｓ】
求める何かがそこにあるのならば
全力で駆け抜けてみようか
どんなに暗くて道が見えなくても...

【Ａ】
チャイムの音から逃げ出して 見上げた空は青空
芝生に寝転びながら笑った夏の日
行き場なく浮かした手のひら ぎゅっと繋いでいたよね
僕ら二人照らす太陽が すごく眩しかったよ
【Ｂ】
これからもずっと一緒にいようって
小指を絡めて 約束したんだ
【Ｓ】
ふわりふわり二人 を乗せた紙飛行機は...

夜中まで起きて悩んだ 薄紅色のワンピース
貴方の為に選んだの 今日は特別な日だもの
「可愛い」って言ってくれるかな？ 頭撫でてくれるかしら？
考えているだけでも 心は満たされていくの
約束の時間が 迫って くるから
身嗜みのチェック
ドキドキする胸 緊張してくる
だけどこの鼓動が 今は少し心地いいの...

【Ａ】
黒い服 映える白肌
私の髪は桃の花
ここにはそれだけ
他の色などありはしない
【Ｂ】
動くものも私だけ
全てのモノは時が止まり
ただそこにある人形のように
誰かが描いた絵画みたいね...

【Ａ】
バスケットの中 甘いお菓子
美味しいジュースを詰め込んで
お母さんに「行ってきます！」
お家を飛び出した
【Ｂ】
約束の時間まではまだまだ有るけれど
自然と早足なるの 不思議ね
【Ｓ】
晴れ渡る空 真っ白な雲...

【Ａ】
ある日 ママのお使いで
森へと向かう赤ずきん
お手製のパイを手に持って
唄を歌って歩いてく
【Ｂ】
森の小道を真っ直ぐ進む
すると何処からか狼が
『綺麗な花を持ってくといい
きっと喜ぶハズだから』...

【Ａ】
小さな町に住んでいる
とっても可愛い赤ずきん
全ての人に愛されて
いつも笑顔で溢れてる
【Ｂ】
なのにボクの周りには
血の匂いに塗れてる
ボクもそこに行きたいよ
キミの代わりに行きたいよ...

【Ａ】
世界で一番赤が似合う
そんな小さな女の子
彼女が一番好きな赤
それは血の色 命の色
【Ｂ】
白い頭巾を染めましょう
ママの赤で染めましょう
祖母の赤でも染めましょう
全ての赤で染めましょう...

【Ａ】
昔々の飢饉の時代
山にやられた祖母の家
一つの影は静かに向かう
赤い頭巾の女の子
【Ｂ】
真っ赤なワインに萎びた干し肉
小さな籠に詰まってる
「早く行ってあげなくちゃ」
少女の足は早くなる...

人形遊びをしていれば パパが連れてきた見知らぬ人
その後ろには 笑う四つの目
辺りをくるりと見回すと 去っていくママの背があった
呼び掛けてみても 振り返らないまま
この人は誰なんだろ 誰？誰？知らないわ
ママが帰ってこないの どこ？どこ？心細いわ
まるでママの真似っこをして 私に笑いかけるけど
ど...

【Ａ】
ふたりでみた流星群
今はひとり見ている
この星空のどこかで
君も見ているのかな？
【Ｂ】
あの頃の僕らは まだ幼すぎて
愛告げた言の葉 夜の空に融けて消えた
【Ｓ】
遠い場所で泣いてる...

コ・イ・し・た・い！！
気が付けば周りはリア充ばかりで
話す内容は惚気ばかり
別に悔しくなんてないけど
滅んでしまえばいいと思うよ(^^)
恋なんて一時の気の迷いでしょ
漫画のように上手くいくわけがないのに
よくするよね、恋なんて
恋なんて恋なんて恋なんて
恋なんて恋なんて恋なんて...

【Ｓ】
ネオン輝く 光の街を
永遠の夢 捜し求めて
ただあてもなく彷徨い歩く
野良猫のように on the sly
【Ａ】
放り出された 暗闇の中一人
ずっと信じてた 世界のリアルが脆く崩れてく
【Ｂ】
正義と悪が入り交じってる...

かって嬉しいはないちもんめ
まけて悔しいはないちもんめ
Ａ：あのこが欲しい
Ｂ：あのこじゃ分からん
Ａ：このこが欲しい
Ｂ：このこじゃ分からん
Ｂ：こやつでよろし？
Ａ：こやつでよかろ
とうちゃん戦でねんねんころり
かあちゃん病でねんねんころり...

「明日世界が終わるんだよ」
そう言う君は笑っていた
いつも同じ日常 いつも同じ世界
箱から聞える言葉は 同じことの繰り返し
朝日が昇って夕日が沈む
この一つのサイクルの中
変わることなんて何もないでしょ？
こんな退屈な世界なんていっそのこと
「滅んでしまえばいいのに」
塵一つ残さないように全て全て...

気が付けばそこは真っ白な空間
見渡しても何もない
「ここはどこかな？」
そんな当たり前の疑問 ふわり浮かんで消えた
突然目の前に現れた矢印は
ボクを導くようにぷかぷかぷかぷか
前→←(前右左) ←→前(左右前)
まっすぐまっすぐ→←(右左)
下がって戻って←→(左右)
ジグザグジグザグ進め進め...

雨の音 まるで誰かを呼んでいる
いつまでも 絶えることなど知らぬように
“気付いて”と 知らぬ誰かを呼び続けている
それでも それに耳を傾ける者はなく
それは哀しき独り言
何時しか声は涙の音へ
重く厚い灰色は きっと思いの塊で
今まで我慢してきた証
耐えて耐えて耐えきって
ほろほろ零れる涙雨...

食パン口に挟み学校への道を走る
急がなくちゃ遅刻なの！
何故だか今日に限って目覚ましならなくって
占いはきっと最下位ね
真っ直ぐ道を直進していたら
横道から何か飛び出してきたの
突然！
ぶつかった 尻餅ついた
痛かった 涙出そうだった
何なのよ 謝りなさいよ...

遥か遠くの大きな国に
愛され王女が暮らしてる
蝶よ花よと可愛がわれ
幸せに暮らしてました
お菓子をちょうだい
新しいドレスが欲しい
ダンスパーティを開きましょう
愛され王女は我が儘ばかり
足りない足りないまだ足りない
もっと私を愛しなさい...

遠く遠くのお国の話
一人の王女がおりました
幼い頃に親を無くし
愛を知らずに生きました
周りの者は嘘つきばかり
綺麗な言葉は聞き飽きた
違う言葉は言えないの？
王女は世界に飽きていた
人々は愛を歌うけど
王女は愛を知りません...