音木 藍華-オトギ アイカ-

(イントロ)
声がなくとも
歩けなくとも
貴方の 幸せが
私の 幸せ
１(A)
静かに揺れる
水中の光
彼の者達が
踊り 揺れる...

雨上がりの昼下がり　一人はしゃいでる水たまり
キミと並んで歩いてる
七色架かる雲の間に　二人はしゃいで笑ってた
キミの笑顔が眩しすぎて
少し陰る　キミの瞳
Ah～
今伝えなきゃ
Ah～
私の大好きって気持ち　キミに全部あげる
だから笑顔でいてよ...

1(A)
伝えたいと　思った言葉
今も胸に　つかえている
伝えられると　思った気持ち
今は心　離れていた
(B)
虹色に輝いている
あの日の思い出たち
空のわたがしのように
気まぐれにはじけた...

1A
うららかな日 笑おう
明るい今日
日差し射して 楽しむ
フリーダムにいこう
B
みんな 今 歌おう さぁ
笑え 楽しく ね いこう
S
優しい風が 吹いてく...

大きな時計が、僕の心臓で鳴っている。
苦しい、痛い…ねぇ、どうしてキミは僕に会いに来てはくれないのかな？
キミの歌が聴きたいのに…
「…ん…」
もぞもぞとベッドの中で寝返りをうつ。
僕の腕についている点滴の管も、一緒に揺れる。
「…寝れない。」
僕は起き上がって、お気に入りのマグにカフェオレを入れる...

(A)
近くにいると 思っていたのに
キミは突然 遠くなっていった
色んな声が 聞こえたりして
色んな声が 消えていったんだ
(B)
温もりや愛しさや全てが
私のてのひらから溢れて
涙も一緒に流れていった
(S)...

1(A)
汚れた心臓が 早鐘を打つ
殺そうか キミを
死にかけの横顔を 見てみたいんだ
血塗られた 両手
(B)
キミの言葉が 胸を抉る
私の言葉で キミを殺す
笑え
(S)...

(A)
たった一人きり 暗闇に沈む
溶けるような黒い羽
小さく 縮こめた
(B)
虐げられた 記憶
ツキツキ疼く 痛み
(S)
「助けて」と叫びたい
「愛して」と叫びたい...

(A)
黒い海と 寒い冬空と
赤い液と ぬるい感触と
僕が 今 生きている証
(B)
堕ちる僕が 死ねぬ意味は
一体どこにある
今日も 生存確認中
(God Deate)
(S)...

(S)
大きな時計が 僕の心臓を
まるで魔法のように
止めてしまうまで あと何時間？
あなたの声が 聞きたくて
(A)
お気に入りのマグを手に 一人外を眺める
ここから見える景色は いつも変わらない
大好きな紅葉も 大好きな桜も
ここからは見えはしない...

(A)
満開の桜の下で 紅の旋律が
美しく 儚く 奏でられ
美しく 儚く 散っていた
まるで 桜の 花弁のように
(B)
揺れるそれは 僕が知る物ではなくて
強く刹那に生きる 真[まこと]の鬼だった
(S)
闇を紅[あか]に染め上げて...

(A)
大人になったと 自分で言うけど
実際そんなに 変わったとか思わない
だけど
あなたに見せるこの表情は
少しだけ 大人びてきた気がする
(B)
明日伝える そう決めてもう何年
傍にいるだけで 満足なんてしてなくて
(S)...

(A) 窓辺に座り 空眺める
僕の頬照らす 月明かり
何もない景色だけど
それが僕の 知った世界
(B) 鳥籠に捕らわれた 力無き鳥
外に出ることすらできず
狭い世界で 生きていく
(S) 死ぬことすら 叶わずに
自由に生きることすら 叶わない
そんな僕の 生きる意味は...

(A) 月を眺めては 涙はらり
愛しい 我が姫
何故 そんなに 泣くのか
そなたを愛する者は ここにいる
(B) 「あなたじゃダメよ 私の相手は
素直で明るい そんな方なの」
嗚呼 それは我じゃない
(S) 毎夜 思いはせる
彼女が望む 思い人よ
我じゃなくとも 彼女が待つなら...