カラクサの投稿作品一覧

ブルーアワーを照らして（仮）
流星の雨に撃たれて
私は削り取られる
そういった　さだめさ
後悔なんてないさ
まぶたを閉じて見据える
君の強い強い意思を
そうやって　わたしは
後悔なんてないさ
見逃して...

見慣れない空は
思ったよりも　遠く、近く
ひょっとしたら実は
全て夢で　また明日も
変わらない雲の
上で一人悩んでいたり
「ひょっとしたら」なんて
不確か過ぎて　使えないな
生まれた時から人は
捨て去った物を見捨て...

本にうずもれて
現実（世界）を手放した
腕を引かれた時に
帰り道は消えた
悲劇も喜劇も読みといて
味をしめたなら次の本
インクで綴る物語
ボクを捉えては放さない
誕生日にもらったのは
ボクと言葉だけの世界...

片目を瞑って　星を飛ばしてみよう
誰に届くかな　大切なきみの
視界に入れるといいな
片目を瞑って　もう片方も閉じちゃって
かっこつかないけど　ご愛嬌で
許してほしいな
ぼくらだけの些細な
静かなコミュニケーション
送るよ　きみに
wink wink wink! 　きみに届け！...

朱の空が揺らめいてる　
いつかの僕らをあざ笑うように　
沈む夜が揺らめいてる　
手のひらから零れ落ちる光も
いつかは　まばゆい　白い光に包まれて　立ち尽くす　
本日も変わりなく　
遠くの空に憧れて　
海の向こうもその先も　
二度と会えないあの人も　
蘇る茜色　...

火縄の音で目が覚めた
頭はぶつけたらしい
鮮やかに吹き抜ける
春風と歓声と
槍とは一体…？
せめて戦に出してくれよ
耕すよりも突く方が得意だって
訓練よりも
戦場を駆けていたいんだ
突き刺すぐらいしか能がないからなぁ...

拝啓　知らない君
今日も曇りのち雨さ
拝啓　知らない君
『明日は　変わるよ』
どうやら今回も
天気予報はハズレ
拝啓　知らない君
『明日は　雨みたいだ』
変わらない
進めやしない...

拝啓、愛しい人へ
お変わりないですか
僕は相変わらず
ぼんやり生きています
瞼の裏に　焼き付いた記憶
I Remember
あの夜のこと
月がとても白く見えた
拝啓、愛しい人へ
お変わりないですか...

台本を渡されて
どの役がいい？って聞かれて
答えは一つしか無い
主役を！主役は！
今度こそ僕が
スポットライトの背中に憧れて
step 123　台詞も
smile 234　表情も
追いつかない　追いつけない
憧れの大スターへ...

最終的に誰が
勝ったかなんてくだらない
３秒前に世界が
できたなんてバカバカしい
歯車をまわす　
もっと先の未来のため
残念だけど君には　
犠牲になってもらおうか
この世界　真実は
Q.E.D.　今「かく示された」...

僕の中に根を張る　
君の声遠く　
忘れちゃったわけじゃない　
離れただけ　
つきささる　茨の夢を見る
呼ばれてたよ　聞こえないふりをしてた
最初に聞こえた音のこと
僕を呼んでいた音のこと
秘密でいいからさ　
もう一度聞かせてよ...

砂埃　煙る路地
灰　塵　火種の呟き
天翔ける　舟の声
さぁ　さぁ　舵を切ろうか
未来(先)を呼んで 星を読んで　
焔が消えるその前に
日は沈み　日は昇る　歯車は回る回る
目を閉じて　目を覚ます　宙の地図描いて(え がいて)
砂の海の地平線に　群青が忍び寄る
夕闇に　沈む路地...

覗きこんで　日にかざして　少し回してみれば
鮮やかな　舞台の幕開けさ
初めまして　アナタが僕を　呼び出したヒトですか
気分がいいので一つだけ　願いを叶えましょう
お伽話　鏡の国　色硝子の欠片
変わりゆく　虹色の濁流
青い空も　白い雲も　懐かしい風景
極彩色の魔法に　流されてしまって
目が眩む　世界か...

いつまで隠れてる？
いつまで耳を塞ぐ？
煩わしいノイズの影
重なりぼやける燐光
朝が来ない　街に溢れてゆく　今と未来の亡骸
崩れ落ちる
信じていた道標
帰り道を　夜があけるなんてこと
あるならば
名前は忘れていた...

まばたき一つ
主人公
ため息二つ
いれかわれ
手拍子三つ
脇役の
見てきた景色
始めよう
台詞も話の続きも
ここでは関係ないけど...

正義の味方とか
平和のためだとか
きっとそんなすごい
意思があったわけじゃないさ
才能に憧れて
才能を追いかけて
ヒーローになったつもりなのか
覚悟も無いくせに
雲の上は（今日も）
まぶしすぎて（僕は）...

失敗は許されない
チャンスも一度きり
これは（これは）これは（これは）
世界の始まりだ
目が覚めて理解したよ
僕等は三人で一つだ
ずっと（ずっと）ずっと
永遠に
最果てまで
ここまでおいで...

正解の道筋は
何通りもあるから
見極めろオンリーワン
君が生き残る道
「真っ白なページ」とは
ありえないイレギュラー
また似て非なる道を進め
「真実」へ
書き換えろ　何度でも　その先に　何が有る？
走りぬく　もう一度　懐かしい　「同じ」道...

S0
ねぇなんでなんでなんで
あなたはかわらないの
ねぇなんでなんでなんで
あなたにおいつきそうなの
幼いころの記憶のままの
あなたは
誰？　
A1
思い出す　あなたのこと...

『崩れそうなほどもろい体は
もうこれ以上生きる意志が無いようで
それでも炎がともる限りは
僕の心は朽ちていかないよ』
『ゆらめく炎
果てを目指して
終わりの始まりを知らずに』
『金色だった
星の光は
いつの間にやら色を変えて』...

A
「星が　煌めいた」と
空を　見上げた時
きっと彼の目には
何も映さない
B
生きるのはもう、うんざりだ
愛した街も滅び行く
生きながらえる理由など
僕が選んだ訳じゃなくて...