鈴本キョウコの投稿作品一覧
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わたしに触れて巧笑 ためらいのハグで呟いた
できるのなら 愛したいと
抑えきれない感情 憎しみと恋を混ぜ込んだ
黄色いバラのコサージュをあげる 怖いくらい似合ってるわ
許されないと嘆くのならば 許されるまで捨ててみせて
たとえば何処かあなたを待ってる 猫の首輪を外してよ
傷つかず手に入れたものなど ...Scratch Love
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夢のままでいたら 綺麗なままで
抱きしめてられたのに
思い出は 掃いて 溜め込んで
a a a a...
遠い夏の記憶 憧れた宇宙に 伸ばして掴んだ星屑
七十億から 君を選んだと 誓う
手と手を繋ぎ合い 肌を重ね合い ふたりの月日は過ぎてく
七十億から 選ばれた君は 違う
初めて交わした口づけ...星屑の掃き溜め
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Intro
夏風 叶わない恋なんて要らないの
空をスローモーションで 越えてって 飛び去ってゆけ
あの日の二人を優しく包んだ 窓辺の光が眩しすぎるから
今ではガラスに背中を向けてる 閉ざしたクロスが揺れた気がした
A
金魚鉢の海泳ぐ魚たち 赤い服の裾広げ 踊るの
くるくる 意味もなくただ巡ってく
あ...プリズム・テスト
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私の考える「愛」の価値観を、誰かの台詞風の文章に起こしたものです。歪んでます。
「彼女」を好きな「僕」が第三者に、愛とは何か?という問いに対する自分の答えを言っている設定です。
「優しい? 価値観が合う? 自分の話をよく聞いてくれる? ……笑わせるね。そんなお粗末な理由で愛してるなんて、よく言えたも...愛とは何か?【考えてみた】
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細い腰のベルト 上品そうなスーツ
助手席に腰掛け ちらりと見つめてた
指に重いキセル ふかす灰の煙
わたしをすり抜けて 窓の外に消えた
シャワールームの罠にあなたは気づいている?
渦を巻く情熱がわたしを急かしてる
今 扉の先 ただ一つ見えるものは
素顔の眼差し おいで はやく
待ての声なら聞こえない...MArvellous FInAle
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本当の声に耳を澄まして (本当の声に耳を澄ませたら)
本気の想い 信じてみせて (明日へ繋がる道が広がる)
本当の声に耳を澄まして (本当の声に耳を澄ませたら)
本気の想いが明日を貫く もう二度と来ない明日を生きてく
夕焼け空に伸びる黒い影 烏が鳴いていた
俯きがちの瞳の奥には 星のない夜の空...明日が呼ぶ声
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そんなに私の答えが気に食わないのなら、
心を削ぎ落とした言葉で斬りかかればいい。
大人の構えなりで証明してみせて。
私のことを本当に「愛してる」のだと。
泣き喚き媚を売ることしかできないのなら、
玩具の前で駄々をこねてる子供と同じ。
今更、同情なんてしたいわけじゃないの。
あらゆる手段を用いて納得さ...あなたじゃ私を救えない
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五十年 歌い続けて 手にしたものを全て
いつの日か無くしたとしても その都度に拾うつもり
幾度も地に伏せられ 落ちて 尚 抗い続けてた
何れだけ遠い路(みち)でも 歌声は響いてゆけるはず
今 飛び立つ 背中の翼は
歌を愛する不屈の魂
不死となりし 我が名は火の鳥
永久(とわ)に羽ばたけ 熱き歌声よ
...不死鳥
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ねえ 叫び足りないキミの声を メロディーにして届けたいけれど
解けそうにないな 心のクエスト それでもキミはペンを手にした
とても綺麗で懐かしいフレーズ ほんとにほんとにキミの言葉なの?
胸のどこかに散らばる本物を 拾い集めてみて
溢れ出す気持ちは音符に添えて もっと思想の羽根を広げて
キミは今より...ウタの宝箱
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申し訳ないのごめんなさい 貴方に私は似合わないから
光の世界の住人と お幸せに暮らしてください
鏡の中に映る私の顔は酷く歪んでいるから嫌い
硝子も月の照らす青い湖面もみんなみんな消えればいいのに
不釣り合いな私 どうか好きにならないで
遠い世界のひと 知りながら愛せないわ
不釣り合いが私 胸を張って...不釣リ合イナ私
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遠すぎて 届かない きみの背中
それは夏の夜の夢
果てしなく見える ひとときの夢 ah
きっと 僕がいなくなっても きみだけは変わらずに
ひかりを愛し ひかりに愛され
白く霞んでく空の底 見つめるのでしょう
きっと 僕が今いなくても その笑みは変わらずに
誰かの方へ 向けられるということ
本当にずる...夏の夜の夢
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眩い月を見ていると 闇が深くもなる
相反しているこの運命(さだめ) 撃つべきはどちらの正義なのか
ひかりの呼ぶ方へ
夜に明るい光 射している 部屋のグレーを切り裂いたように
ふとそよ風が窓をすり抜けて 心の隙間 ちくり抉られる
こんな光なのなら 要らないと叫ぶ
闇に呑まれる前に 本当のぬくもりが欲...Eternal Moon
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冷めた音が響く部屋に 一人分の静かな寝息
気がついたら鉄の扉 金色の鍵を回した
青い空 白い虹 まるで絵本の中ね
手と足にほつれた糸 大事にされた記憶
くまのぬいぐるみの姿で 全て忘れてはしゃぎ回るの
咲いた花の山に埋もれて たくさんの蝶々と微笑み合うの
白いヤギがくれた手紙 こぼれ落ちたのは金の鍵...プラッシュドールの終わりなき夢
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祈ることを知らず 耐えかねた少女は 泡の中
祈ることを知らず 羊飼いの男 食らわれて やがて
何もかもが黒く見えるの 丸いお目々が蝙蝠のよう
握った腕はべっこう飴ね だれの子供なの?
沙羅双樹 お導きを
私の罪は雨となり降り 罪深き大地を満たす
沙羅双樹 どうか
黄金(きん)の林檎ひとつ
答え次第...沙羅双樹の導きを
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ふつうのひとの 握った右手
温かすぎて 死にたくなった
生きなきゃ、生きなきゃ。
悲しむ人が いる限り
いつものように パフェを食べたら
甘さが過ぎて 死ぬかもしれない
生きなきゃ、生きなきゃ。
苦しむ人が いる限り
やさしさという 分厚い壁に
押しつぶされて 死ねばいいのに...生きなきゃ。Dearふつうのひと
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集団生活という閉ざされた檻の中
いつだって異常なのは ボクの方
山羊が狼に見える 呪われた瞳では
ひとを愛すことなど 不可能に等しく
もういいよ 何も要らないよ なんちゃって 涙が出るよ
此処に生きてるだけで罪悪感
ねえ どうしてどうしてピエロは笑う 本当に本当に苦しいのに
アロー アロー 突き刺さ...CLOWNISM
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いつまで止まない天気雨 ビルの隙間 覗く青空
灰色の厚い雲がなけりゃ 晴れてるって言えるのかい?
寂しくなんてないよ 悪いのは全部ボクだからさ
笑顔の囚人は 嘘吐いて誤魔化した!
治りの悪い頭痛みたいな 鈍い哀しみの雨が降り出した
全人類憎むくらいなら ボク自身を蔑んだ方が楽なのさ
まだまだ止まない...オテンキアメ
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降りしきる長雨の下
壊れた傘 おろして
見つめ合う 四半時(しはんとき)過ぎ
二人は恋をした
引き寄せる身体 肩に重みが増した
ともに行きましょう 罪悪(つみ)に濡れましょう
降りしきる長雨の下
壊れた傘をおろして
熱帯びた 瞼の際に くちびる落とした
消えてしまえばいい 空も世界も鏈(くさり)も...雨に溺れ
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大きな夢を叫ぶあなた 声を枯らして
同じ夢を描く私には 憧れの人
いつの日か 此処ではない遠い場所で
夢を追いかけるのでしょう
それはまるで 理想の未来だ
置いてかないで ついてくから
もしも二人で 同じ舞台に立つ
そんな願いを叶えられたら
伝えたいのは 走り出すその理由(わけ)
あなたの未来に追い...あなたと同じ夢を
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千円札を手渡すあなた 私はにこにこ
一万円を口に咥えて 私はにこにこ
十万円を質に入れさせ 私はにこにこ
百万円の体を売らせ 私はにこにこ
まだまだまだまだまだまだ足りない
遺産財産 手放せるでしょ 愛しているなら
家族も友も 捨てられるでしょ 愛しているなら
一緒に死んでくれないのなら 愛してない...拝金主義者の求愛宣言
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寒空 揺れる星に 身体ごと委ねた夜
何処かで笑う あなたの光を想う
氷の花瓶に咲いた百合の花
わたしのこころを映しているようで
運命(さだめ)の赤い紐が ふたりを束ねても
揺れ落ちる花弁が 別れの譜(うた)になる
手を伸ばして 触れてるはずなのに
このこころで 触れられずに
ただ 哀しく笑った
姿と...lis blanc
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世界仰天 頭はパア 見えないはずのものが見えた
カイキゲンショウ されども奇なり おーきくなる 大人になるんだ
硬いガラスの海に飽きて 画面に沈む文字が跳ねた
もひとつ それをあげましょう そーすりゃ バカになる そりゃバカになるさ
画面越し 笑ったの 好きって 明日の返事は来るの?
飛んで 叫んで...マイスリーエンジェル
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月影に照らされて 仄青くひかる空
断崖に咲く花は 儚げに揺れていた
此処においで さあ 腕の中へ
導かれて ah ひとつになる
Ci vediamo あなたに抱かれてたくて 夜のヴェールを纏う
もう 戻れないことを 知りながらもまた 紫苑の花を揺らす
錆びついた剣を 砂の間に預けたら
波の唄を聴いて...Ci vediamo
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ずっと側にいてなんて 僕は言いたくないんだ
凍えそうな夜だって あなたを焦がれてたいんだ
寂しさ理由に 細い肩を寄せても
心の炎がないと寒いだけだ
深雪の降る街 離れた僕らは
互いを偲んで 夜空を見上げる
繋ぐ代わりに握った あなたがくれた缶コーヒー
あなたの方はきっと 僕のマフラー巻いてる
知らな...深雪の降る街
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夢見て show time だってキミだけの little wings
空を越えて ちゃんとその手で catch a dream!
(I can fly high) (you can fly high)
(we can fly high forever!)
小さいときに 描いてた夢を
胸に秘めて 飛...夢見てangel!〜天使のたまご〜
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あなたがくれた言葉は今も憶えてる
思い出せないのは その温もり
凍えそうな 夜の街で
髪を撫でてくれたから
こんな私も星屑の一つになれるんだって 思えた
共に笑い 傷ついて慰め合い 腕を引いてくれた
あなたになら 何処まででもついて行ける気がしてた
そういうとこが嫌いだと言いながらも 側にいてくれた...Lasting
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右も左に倣えのおんなじフレーズばかり
好きなドラマの曲なら何でもいい そうでしょう?
やる気あるの?ってくらい チープな歌が溢れてるわ
『君は誰より素敵さ』 だったら何?って感じ
知らない人のポエムを聞かされて 楽しいの?
正気を疑うくらい陳腐な歌詞と パクリみたいなメロディー
聴き飽きたわ
I ...I hate music
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乾いた心にぽつりと降る綿雪
静かに揺れ落ちて 地面に跡を残す
映画のフィルムを流して観てるようだ
こんなに美しい景色を眺めるだけ
この手に掴めない 氷の一粒
誰かの心も触れたら溶けてしまう
何処にいても「此処」にいない そんな日々を繰り返してきた
足元には雪が積もる 僕の居場所を搔き消してく
行き交...此処にいない僕の唄
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寄せ返す波に漂うは容易い
荒波に立ちはだかってでも貫く 孤独のプライド
自分自身 その胸に嘘を吐くなら
世間様に唾でも吐いてやればいい
多数決じゃ測れない思い 綺麗事じゃ譲れない
だから否定されようと構わない
いつか真実に変えてやればいい
lonely この私が 今 此処で生きた証求め
自身の答えを...孤独のプライド
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教会の裏に石畳の道
迷い猫を追って 少女は闇に溶ける
陽の照らさない 風も届かない
檻のような場所で 彼女は笑っていた
天使の舞う楽園(エデン) 咲き誇るはカンパニュラ
全てが手に入る 満ち足りた故の純潔に意味はない
光を焦がれて 地上に手を伸ばす
煽られた翼 黒く翳りゆく
愛することが 罪だと知り...Campanula