タグ「切ない」のついた投稿作品一覧(7)
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独りで歩いています
凍てつきそうなアスファルトの道
吐く息は急ぎ足でどこかへ飛んでゆく
体が覚えているんだ 君の事
温もりは僕を癒してゆく
この冷たさは 僕になにをくれる?
冬、星の海 風はきらきら
夜の闇の中ですべてが光ってた
きっと見たことのない これは儚い光
とても冷たいよ...冬、星の海
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誰かのために紡ぐ歌は埋もれ消えた
遠くで聞いているんだね 想い込めた歌声
刻み付けられた心の傷 そっとえぐられた
舞う羽のように優しく 道化のような私でさえ
癒され満ちる心 操る糸は切れた
夜の帳に隠れて 涙は血に還る
うわべだけの愛は優しく人を傷つけるだけ
どこかで泣いているの
がんじがらめになっ...empty
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胸の中で爆(は)ぜる花火
花火両手に持ってはしゃいで海岸走り回る
でも僕達はちょっと大人になったから
お祭りから帰ってくる子供達を
昔の自分と重ねている
懐かしいあのころには もう戻れないのかな
何もかもが楽しかった
馬鹿みたいにはしゃいでいられた
帰り道 覚えているだけのわらべ歌を
君と手をつない...花火
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咲き乱れる花は懐かしく
今は遠い君のにおいがする
揺れる花の中に 君が居る気がした
ゆれて ゆれて 花々よ
ゆれる ゆれる 恋心
初めて流れる涙
花の色が滲んで霞む
胸の痛みをどこへやろうか
聞こえる歌声
咲き乱れる花は儚く...桜、桜。
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水面(みなも)に移りし三日月は
紅に濡れる刃によく似て
我が手のひらに 落ちる雫は
臆する心を濡らしつづける
数多の命 流れて落ちる
重ねた掌まだ温かい
殺めし者 その亡骸に
縋り泣くはたそかれか
癒えた傷 消えぬ傷跡
いつかの夜を 思い疼く...one's beloved...
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終わりを迎えし大地
絶望より 枯れぬ涙
頬をつたい落ちてゆく
砂に浸み込み それでも乾く
まぶたの裏によみがえる
あの日の影は 夢のまた夢
人亡き都 暗い荒城で
手をたたき踊る 一人ぼっち
手拍子とリズムが聞こえてくる
私の心にだけ...舞姫
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瑠璃に張り付く虹色の糸
日の沈むころに きらきらと
空の方へと続いてる
そして紡ぐ天女の羽衣
夕暮れに輝けるから そのときだけ どうか
地に落ちたわたしを 見つけてください
(紅に染まる桜 白く光る海より)
天で独りのあなたが 探してくれますか
(山吹色の木枯し 青い影の細雪)
永久に命よ 無情...瑠璃の綻び