uniの投稿作品一覧
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川沿いの道を歩いていく
僕と君 遊覧飛行さ
太陽が別れを惜しみ
光長く伸ばして 月に投げキッス
頬染める横顔 まるで僕さ
影を長く伸ばす 僕と君の足が
羽が生えたみたいに 宙へと今踏み出せば
オレンジ色した 藍色の空に 登ってくのさ
僕と君だけの 遊覧飛行朝まで
あのぽっかり浮かんだ月まで Ah...遊覧飛行
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のどけしや 昼下がり
駆けてゆく 子供らは
花落つる 石畳
いつぞやの 夢の跡
ゆきゆきて 振り仰げば
咲くや 高砂の花霞
面影 通り過ぎた
道ゆきも 懐かしげに
今や 過ぎゆく時
かすみ雲 たなびいて...追想
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久しぶりだね 電話越しの声に
おかしいね お互いはにかんでるね
本当はもっと 話していたいのに
帰ってこいの声 頷けなくて
分かっているけれど 心配させたくないけれど
切れた電話 握りしめたまま
まだ私にできることがあると
この手に掴めるものがあると
私を走らせる気持ちがある
春の風に告げて...春風に告げて
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まだ咲かない感情は 悲鳴の中芽を出して
鮮烈な色をした 蕾をつけました
あの白い鳥のように 高いところまで
飛べるなら
芽生える前に枯れて 消えるのを待った筈なのでしょうね
あの広い空のように 遠くまで細い腕を伸ばし
飛び立てるならいつか 懐かしく思う日が来るの
叫びたいのは まだ心まで 染まってい...引導
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何処ぞの街の小洒落たバーで
今宵紡ぐは夢物語
遣らずの雨に恋人たちが
肩を寄せ合い歌う歌
ロックグラスは蜜の色
ワイングラスは紅い色
しとしと小雨の降る夜は
優しい色した恋の街
いつもの街のいつものバーで
肩を寄せ合う恋人たちは...ロックグラスは蜜の色
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週末が近いみたいじゃない?
どっか行こうよなんもかんも全部
ほっぽっちゃっていいじゃない だって生涯いちどっきり
後悔が押し寄せてんのかい?
そんなんなんぼでもしたらいいよ だけど
何をしたってどうしたって命ひとつっきり
怯えてんの 無視してんの
武者震いだって 言い聞かしてんの
馬鹿みたいに泣いて...代替大体ふぃろそふぃい
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闇に浮かぶ蛍光色のネオンサイン
はじく光の粒 ハイになっちゃって
もう立てやしないよ
まばたきの幻想を刺激する衝動
躍動する閃光にもつれだす歩調
眩しくてもう なんにも見えやしない
連れ出して 喧騒の中から
冷たい 頬濡らす雨
見つからない 真実はどこか
遠くに 置き忘れたまま...Truth
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