創作ツリー
親作品(3)
「アイデンティティー戦争」の創作に利用した作品
海辺の小屋にひとり
今日も暑い日がくる
靴音ひびく闇で
それがあなたと分かる
一緒にいる、その人だぁれ?
去年まではいなかったわ
そうね、あなたは
外の世界で生きているのよね
ねぇ誰か
ここからわたしを連れ出してくださいな...届かないもの
滅天使
生まれたかったわけじゃなかった
なんて、無神経なこと
言うつもりないけど
感謝することも特にない
「悩みがあるなら」
「話してみてよ」
……ねえ?
分かち合えた痛みが
何処にあるというの?
不幸になるために...黒猫独唱(くろねこアリア)
滅天使
探していた青空は
いつもそこにあったのに
何故もっと早く
気付けなかったんだ
悔しさと哀しみを
僕は風に唄ってみた
この調べを
誰か聞いてほしい
知ってたんだ
この僕の小さな手で...魔法使いの囁き
滅天使
子作品(4)
「アイデンティティー戦争」を利用して作られた作品
ある日あるところに
チェロ弾きの少年がいて
幼なじみの少女も
一緒に弾いていた
でも彼女の方が上手で
教えられてばかりで
いつしか少年は
一人になりたがった
彼女は……ただ見てた
ある日あるところで...the relief of chello
滅天使
わたしのおばあちゃん
フルートを吹くのが
好きだった
けれど
友達(みんな)に
「下手っぴ」と
笑われた
らしい
だからたくさん練習したけど
結局誰にも褒められないまま...the memory of flute
滅天使
幼い時に見た
アコーディオンの弾き語り
それが忘れられなくて
せがんだ日もあった
「いつかおとなになって
おかねもちになったら
ぜったいかうんだ」
憧れのアコーディオン
セピア色の旋律(おと)が
僕の心 無限 反響(エコー)...the promise of accordion
滅天使
狂い 愛せ
私の姿が見えないなら
せめてこの調べを奏でてみせる
弓と弦の響(クロス)が
私達(ふたり)に代わり
神に 運命とは何か
問いかけてくれる
まばゆい舞台
楽団と客
私は奏者 君は歌い手...the lover of violin
滅天使