ブクマつながり

穏やかな風が吹く
広く大きなこの大地に
キミはただ　佇んでいた
まるで　一輪の花のように
いつからだろう？
キミがそんな
悲しい笑顔をみせるようになったのは
もう一度　優しい笑顔を取り戻したい
永遠に続く空の下
少女はずっと待ち続ける...

群青色に広がる青空
少し濁った川面のさざ波
気怠い空気の朝の通学路
無邪気に笑う君の横顔
恋なんかじゃないと　呟いてみた
止まらない時間に　心がゆれる
避けられない別れ　そっと隠した
この星をまわしてる
大きな大きな奇跡
君と巡り逢えた...

Ah- Ah- Ah- Ah-...
Ah- Ah- Ah- Ah-...
Ah.　闇宵の灰雲　真紅の双眸と
蒼白い肌　頬を伝う弱者の刺青
Ah.　月読の命運　真紅の双眸は
生を捉え　刃を振る強者の死神
無意味な理(ことわり)　刻み付けた痕
振り翳した鎌は　彼奴の首を刎ねた
血が欲しいと　唸って
其...

傾ぐ降る日を　浴び照り返す
清かなる刃の　撫でる祈りに
落つ影の淡い　輪郭が疾[と]く
増し深まりゆく　夜はただ濃く
沈む世界を　踏む足音が
歌に響きに　紛れ混ざり
息吹くBarong[バロン]の　差し伸べたる手
目覚めるRangda[ランダ]の　揺らいだ爪が
掻き出す憂いと悲しみは
艶やかに咲く　...

A
逃げてしまうなら　つかまえて最後(おわり)
この腕に抱いて　閉じ込めて終幕(おわり)
それで良いと　思ってた　でも
鬼ごっこは止めね　終わったら楽しくないこと
「気付いたから」
B
唇を噛んで　逃げまどってほしい
追い詰めたときの　表情に欲情
楽しみ増やせば　気持ちいいから...

【domino of thorns】

仄かに残された　9
愛(かな)しい面影　8
伸ばした腕の先　9
茨の扉　7
果てなど訪れず　9
夢は幻に　8
眠りの淵でなら　9
逢える気がして　7...

あなたに送る　言葉はいつも
中身がなくて　上辺だけ
たまにはちゃんと　伝えたいから
ノートの端で　練習問題
　公式あるかなこの想いにも
　“特別”なんだよあなたのことが
　がんばる姿を近くで見たい
　大好きの欠片累乗しよう
恋愛感情　解けない問題
よく考えてね　テストに出るかも...

いつもの景色が　少し暗い
天気予報を見た　雨が降るみたいだ
涙を流したのは　空かな
それとも　僕の方かな
見えない明日に　何を望むの
消えない幻　僕を攫うよ
止まない雨音　壊れた砂時計
言えないサヨナラ　僕を残して消える
窓の外を見た　雫、零れた
鏡に映った　涙に見えたよ...

ふわふわ 浮いている
きれいな 青空に
優しい 白い雲
そよそよ 揺れている
さわやか 風の中
囁く 青い草
誰もいないこの場所に
一人だけで歌うんだ
大きな空と 小さな僕が
一つになった気分なんだ...

どこにいるかは知らないけれど
誰もがきっと知ってるはずさ
どこにあるかは知らないけれど
誰もがきっと黒い森（シュバルツバルト）
踏み込んでみたいと思う？
覗いてみたいと思うかな？
さあ　おはいりなさいな迷い子よ
瞼を縫い合わせてごらん！
シュバルツバルト　深い深いその奥に
シュバルツバルト　魔物が潜...

闇夜を彩る黒い翼翻し
柔らかな微笑み湛えて
魂を求められた時から
私はあなたしか見えない
薄氷を踏み歩くような
恋に躯は打ち震え
昨日も今日もずっと
あなたを待ち焦がれている
ねぇもっと私を求めて
奪われる歓びに...

[A]
燻る　
躯の奥　不滅の炎
温い鼓動囲い包み込み
燃やし尽くしていく
[A]
お前が
もぎとったのか　熟れた果実
禁断の香り鼻先擽り
脳を侵していく...

A
くるくる回る万華鏡の華
手をとり、笑い、踊る色
光が漏れて輝きも増し
誰しも、見つめ、綻ぶ表情(かお)
B
たじろいだ、刹那
景色は色を変え
薄紅の蝶らしからぬ
音に彷徨う...

砕け散る　硝子人形
転がった　その碧の瞳
貴方が　好きだった　この色を
私に　纏わせて
狂いだす　運命さえ
受容して　快楽に変えるの
月夜の　この部屋に　訪れる
音色は　鎮魂歌
撫でている　その手に
この薔薇の棘を　突き刺し...