タグ:がくメイ
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わたしは。
なにも、しらない。
絡めた指の、ほどき方
男の、節ばった大きな手のひらが、頬を包んできた。
まるで壊れ物にでもするみたいな、そんな動き。
「……メイコ」
僅か十数センチの距離で、名を呼ばれる。
大層低く、どこか呻るような響きが、胸の奥をざわつかせた。
「…何よ」
強がって、そ知らぬフリ。...*小説*がくメイ*絡めた指の、ほどき方*5/5はMEIKOの日!*
羽鳥麻衣
この腕に抱く、しなやかな肢体
水を欲しがるように
酸素を啜るように
音の葉を待つように
ただ、ただ
強欲に、貪欲に
欲しがった
lust to you
何と小さな命だろう
それを潰す事は、どれだけ容易いか...*小説*がくメイ*lust to you*
羽鳥麻衣
「ずっと、貴女に…触れてみたかった」
突然、に。
彼は、この身体を抱きしめた。
初めての、人
「MEIKO殿」
呼ぶ、声。
そんな風に呼ぶのは、一人しかおらず。
MEIKOが振り返れば、そこにいるのは案の定。
紫の長い髪を後ろに束ね、かなりカッコいいという部類に入るであろうその顔に、優しげな微笑を浮...*小説*がくメイ*初めての、人*
羽鳥麻衣