タグ:くるりんご
7件
「39さんや」
「なんだよ93」
「UNOやりませう」
「おう。負けたら罰ゲームな」
「うん」
負けたら、どうなるか...分かるよな?
こちら39。というかミク。今93――というかグミ――と放課後の教室でUNOなうだ。一ゲーム目である。
実は始まる前から勝負は着いていたのだ。なんと言ってもこのミク...罰ゲーム-余裕綽々-
姉音香凛
ねえ、ゲームをしようよ。
そうだなあ、ただゲームをするだけのもつまらないし……
負けたほうが罰ゲームをするのはどう?
*罰ゲーム*
「さあ君の番だ、さっさとしろよ」
得意の営業スマイルを顔に貼り付けながら啖呵を切る39。93は視線を手持ちのカードに落としたまま、
「──ちょっと黙っててください、考...罰ゲーム【自己解釈】
雪りんご*イン率低下
「先生!患者の血圧・心拍数がともに低下しています!」
「落ち着け。心臓マッサージや電気ショックは?」
「今やってます!」
「帰ってきてくれッ―――」
僕は今ぼんやりとした霧の中に立っていた。当然標識なども何もない。
唯一の目印と言えば自分が足を着いている地面に点々とある誰かの足跡ぐらいだ。
「ここ...天国からの没シュート-天使と天使-
姉音香凛
神様の存在を知ったあの日から、僕ら3人は神様と一緒に暮らしていた。
でも、今日かくれんぼの途中で、
「神様が鬼だー!」
「隠れろー!!」
「いーち、にー、さーん…」
「あれ、神様…?」
「神様がいない…」
神様は消えた。
《モルモットと神様‐神様1‐》
僕は、神様なんかじゃ、ない。...モルモットと神様‐神様1‐
姉音香凛
また今日が来る。
モルモットの生活にももう慣れてしまった。
ここから出られるかどうかなんてわからない。
わかるのは今日も実験体としての生活だという事だけ。
もし、ここから出れたら、かくれんぼしたいなぁ…
ここから出ることが出来るなら。
《モルモットと神様‐モルモット3‐》
いつもと変わらない実験だら...モルモットと神様‐モルモット3‐
姉音香凛
朝が、きた。
モルモットの1日の始まり。
「ジェシカ…寒いの…?」
僕が起きるとジェシカがガタガタ震えていた。
「違うの…実験が…薬が…」
ジェシカが吐く言葉は曖昧で、上手く説明が出来ないようだ。
僕より先に起きていたメアリーによると、ジェシカは朝早くに起こされ、また薬の実験体にされたらしい。
「...モルモットと神様‐モルモット2‐
姉音香凛
「げほげほっ…」
開発実験中の薬を飲まされ、先程まで吐いていた友達〈JE4〉‐ジェシカ‐の背中をさする。
「ジェシカ、大丈夫?」
そう聞くと吐き疲れた表情でジェシカは力無く笑い、
「ちょっと寝るね…」
冷たい床に寝転び、眠りについた。
僕はそんなジェシカに部屋に置いてある薄汚い毛布をかける。
朝、別...モルモットと神様‐モルモット1‐
姉音香凛