タグ:女マスター
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(…どうしよう…)
戸惑った顔のワンちゃんとカイコ。それに慌てた顔のマスター…俺は、一体どんな顔をすればいい?
…あぁ、泣きそうな顔をしているんだろうな。
カイコやワンちゃんに励まされて、必死に告白しようとがんばった。のに…そんなチョコ、食べられる訳ないじゃないですか…
「ち...我が家のバレンタイン大作戦―4【KAITO・KAIKO・ワンちゃん】
美穂
2がつ14か、はれ。
きょうは”ばれんたいん”だって、ねーねがいっていました。にーにはますたーのチョコがとってもほしいみたいです。ずっとれいぞうこのまえにすわっています。そうそう、きょうはぼくらの”たんじょうび”だそうです。
たんじょうびって、なんだろう?ぼくにはわかりません。
「にー...我が家のバレンタイン大作戦!―3【KAITO・KAIKO・ワンちゃん】
美穂
「…カイト、いい加減諦めたら?」
いまだに冷蔵庫の前でへたり込んでいるカイトに私は声をかけた。
「い、いいじゃん。ほっといてよカイコ」
カイトは慌てて私の手を払う。…目が赤く腫れている。
「カイト、無理してるでしょ」
「…ほっといて」
「………」
私は黙ってカイトの隣に座った。
「あのさぁ、素直に...我が家のバレンタイン大作戦―2【KAITO・KAIKO・ワンちゃん】
美穂
あっという間に、今日という日がやって来てしまった。
「ど、どうしようぅ…」
自分でもこんな弱気な面を出すのは初めて…だと思う。
…俺がこの家に来てから、早1ヶ月ちょい。
それなのに、残酷にもこの日はやって来た。
「あれ、カイト…?…なんで冷蔵庫の前なんかに…」
「カっ、カイ...我が家のバレンタイン大作戦―1【KAITO・KAIKO・ワンちゃん】
美穂
寒さが一層厳しくなるこの時期は出かけるのも億劫で、カーテンの隙間から零れるように差す朝日など見ないフリをして布団に潜ったままでいたい。そう思うのは人間だけではないのか、カイトもまた何度目かの寝返りを打った。
しかし、時折布団の中から聞こえる溜め息は、ただ単に寒さを嘆いてくるまっているようには見え...2月14日
安堂那津
*注意!
*いちゃみねLOVEのみどうぞ!
*ぁ、今回はまだいちゃつかない!
*レンネル??がくリン??ないわ!!←
*おkの人のみどぞー!
*アペンドさnもいる。
*一時マスターぃゃになるw
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こんにちわ!鏡音リンです!
...いちゃみねへの道!前編
*ちるらむ*
「マスター」
丸まってソファに座る私の後ろから私を呼ぶ大好きな声がする。
柔らかい、暖かい、優しい声。
元はあの人の声らしいけど、やっぱり別人だなあ、と聞く度に思う。
あの声も素敵だけれど、好きなのはやっぱりこっちの声だ。
…直接言ったらきっともの凄い嬉しそうに笑うのが予測できるから言った事はないけ...【SSS】お出かけしませんか?【KAITOと♀マスター】
bookworm645
『必ず帰ってくるから』
そう言って旅立った彼は未だに帰ってこない。
そろそろ、諦めるべきなのかな? でも認めたくなくて。
だから私は待ち続けている。彼を忘れないように、彼の写し身と共に。
「マスター、起きてください」
「ん、んー……」
無感情な声が私を呼ぶ。まどろみに漂っていた意識が少し、浮上した。...日常と違和感と【カイト×女マスター編1】
あまづ
07
「おはよう、カイト。
さぁ、どんな気分だ?」
とーさんの声がする。
マイク越しではないそれは、知っているものよりも少しだけ低い気がした。
目を開く。
覗き込んでくる顔が近い。...Spinnerlie -紡ぎ歌ー 07 (完結)
かがさん。
06
たくさんのCDを聞かせた中、創られたココロは「この人の歌を歌いたい」と笑顔で告げた。
だがその矢先、彼女は事故に合った。
歌えなくなったんだという男に対して、決して人に従順であるようにとはプログラミングされなかった擬似的な魂の主は酷く愚図った。
それなら、自分が彼女の変わりに歌いた...Spinnerlie -紡ぎ歌ー 06
かがさん。
05
そのニュースが駆け巡ったのは唐突だった。
本当に順調に進んでいたのだ。
期待の新鋭MEIKOとネット界で話題のKAITOのデュエット。
KAITOのデビュー、そこまでは。
しかし・・・
「どいつだ?ソースは」
「トシアキのグループの元メンバーですね。
例の、ヤクでとっ捕まった奴です」...Spinnerlie -紡ぎ歌ー 05
かがさん。
04
しばらくして。
周囲がにわかに騒がしくなってきた。
それは歌い手として認められたことの証明といえたが、唄を最優先とする存在であるカイトには少々のわずらわしさを伴った「雑音」にも、彼女には聞こえた。
マスターである彼女がなまじ「元」有名な歌い手であったことも一つの原因だったかもしれない。
公...Spinnerlie -紡ぎ歌ー 04
かがさん。
03
カイトは呼ばれたような感覚に顔を上げた。
プログラムでしかない彼にとって、それはただしい表現とは言いがたかったが、同時に彼の意識ではそれは事実。
マスターは食事中で、この「いえ」にはふたりしかいないはずなのにと思いながら誰?と「意識」を向けると、「彼女」が「目の前」で、やは、と軽く手を上げ...Spinnerlie -紡ぎ歌ー 03
かがさん。
02
その部屋の壁ひとつに、モニターがついた。
ワイド画面のPCくらいの。
その画面には、いつも一人の笑顔が映りこんでいる。
外部スピーカーからは、穏やかな声が響くのだけれど、少し違和感がある。
「カイト、そこのキー、すこしつらい?」
「いえ。違和感でましたか?」
「ちょっと弄りましょうか」
...Spinnerlie -紡ぎ歌ー 02
かがさん。
それはあっという間の出来事だった。
確かな日常、変わり映えのない日々。
それは不満や違和感なんて縁のない、純粋に心のままに歌う為の日々。
自分にとってこの上なく愛しい当たり前。
ないがしろにしたつもりも、変化を求めたことも、不満を抱いたこともなにもない。
けれど「それ」は私を直撃した。
悲鳴のような...Spinnerlie -紡ぎ歌ー 01
かがさん。
―――きちんと歌えてるかな?
ここのレンとリンは、相当歌いこんでるんだ。
綺麗なメロディ・・・
俺はまだ、マスターに何の調整もしてもらってないから・・・
ただ平坦な言葉にしか、聴こえないんじゃないかな?
でも・・・
マスターが、微笑んでる。
それが嬉しくて、どんな声でも頑張って歌っていこう。
LAS...LAST SONG FAR SKY ACT5
蒼井空
―――マスターは悲しそうに笑って、俺の言葉を肯定した。
『・・・多分、元彼だと思う・・・』
その顔に俺の『心』が跳ねる音がした。
LAST SONG FAR SKY
~空の彼方への最後の唄~
ACT4
「最初に話しておけばよかったね・・・。ごめんね。びっくりしたでしょう?」
空は表情を曇らせながら、...LAST SONG FAR SKY ACT4
蒼井空
―――目が覚めた其処は、自分が知らない場所で…
女性が目を大きく見開き、驚いているようだった。
「まスター?」
―――声を出したら、びくりと震え俺を見る。
俺の知っているマスターは…
ドコ?
LAST SONG FAR SKY
~空の彼方への最後の唄~
ACT2
「あの…」...LAST SONG FAR SKY ACT2
蒼井空
<最近の夢はノイズのかかった、どうしようもない・・・>
「・・・お前・・・、もういい、いらね・・・」
――――マすタぁー?――――
「・・・役立たず・・・」
―――ぼクは、ヤくたたズ?―――
<真実>
LAST SONG FAR SKY
~空の彼方への最後の唄~
ACT1
―――また、見た。...LAST SONG FAR SKY ACT1
蒼井空