タグ:幽霊
37件
A夏の話
これは
君と僕の
不思議な話
B海の家で
夏のバイト
終わったら
海で女の子とデート
そんな
誰もが思う...一時の話・・・
美桜
「―もう夜か」
色んなことを考えたり、外を眺めたりしているとあっという間に時間は過ぎて時刻は午前0時だった。
「暇だなぁ」
そう呟いた瞬間、森のほうからパンッと銃声が聞こえてきた。
その銃声は一発に留まらず、少し時間をおいて二発三発と聞こえてきた。
「うっさいなあ…」
「ちょっと、レン!」
「な...transparent... -第3話-
V -ヴァン-
リンと出会って、10年がたった。今日が10年前、丁度リンと会った日。
あれ以来、リンとは会ってない。家がどこにあるかとか知らないし。
それに、人間と関わることは幽霊として良くないから。人間とずっと関わっていると、悪霊になってしまう。
それでも俺は、リンのことを忘れられなかった。
姿形変わらない俺とは...transparent... -第2話-
V -ヴァン-
「やだぁ、レンくんってば!」
「えー?いいじゃん、別に」
「レンくんチャラーい!」
「そーよぉ!きゃはは!」
「そんな俺と遊びたいって言ったのは、お前等だろ?」
女って、ほんと簡単だ。
ちょっとでも優しくしてやれば尻尾振って、目を輝かせてついて来る。
「じゃあね、俺もう眠いから」
「えー?」
ぐずる...transparent... -第1話-
V -ヴァン-
今宵も 誰も 気づかない
ひとりぼっち
霧の中で
そっと歌うの
愛の歌
両手の林檎
片方あげる
ねえ 食べてよ
きっと美味しいわ
冷たい石畳の街...幽霊少女が今日も憂鬱
月永遠
私には友達がいない
お家には来てくれるのにすぐに逃げる
私が怖いから悲鳴をあげる
みんな失礼だよ!
毎年夏になると家にくる
そして逃げる
いい加減私をかまってよ
どんなに悲しくても
みんな私を見るなり逃げ出す
みんななんかもう知らない...やっと出来た友達
冬の木は柊です
振り払う指が
コップに引っ掛かって
それからガラスの
割れる音が響いた
でも水は入ってなくて
ほっとして でも悲しい気持ちは
頭の中でとおせんぼ
空気の波が寄せる言葉は
あなたのために紡ぎ出し
ドアの向こうはもう朝で...ゴーストルーム
なまぎ
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