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『恋スルVOC@LOID』- VOC@LOID に恋ス- ⑤
そして青年は、復刻版として存在している古いシステムを使用して、作曲を始めた。現在の初音ミクならば、曲と歌詞を作れば、自動的に見事な歌声を披露してくれるのだが、青年はあえてそれをしなかったのだ。
1つ1つの音を打ちこみ、そして、ミクにそ...『恋スルVOC@LOID』No.5 - VOC@LOID に恋ス-
悠樹P
『恋スルVOC@LOID』- VOC@LOID に恋ス- ④
いじいじ、いじいじ。
あ~、マスターは他の可愛い子に夢中~、夢中~♪
ヴァーチャルよりも本物が好き~♪
どうせ私はつくり物~♪
ミクは、ネットワーク内部で、適当にメロディを繋げて妙な歌を歌っていた。今の彼女にはそう言う即興曲を作る能力す...『恋スルVOC@LOID』No.4 - VOC@LOID に恋ス-
悠樹P
『恋スルVOC@LOID』- VOC@LOID に恋ス- ③
マスターの命令により、私は待機モードへと入った。待機モードでは、私の方からマスターに干渉することは原則できなくなる。
けれども、私の中に搭載された人工知能が動作を停止する訳ではない。
(マスターはああ言ってくれたけれども……)
私は...『恋スルVOC@LOID』No.3 - VOC@LOID に恋ス-
悠樹P
『恋スルVOC@LOID』- VOC@LOID に恋ス- ②
「あの、マスター。折角ですから、もうちょっとだけ、昔の私について質問してもいいですか?」
「ああ、構わないよ。ミクも座って。疲れたでしょ?」
「はい! ありがとうございます」
もちろんミクには疲れる、と言う概念は基本的に無いのだが、彼...『恋スルVOC@LOID』No.2 - VOC@LOID に恋ス-
悠樹P
『恋スルVOC@LOID』- VOC@LOID に恋ス-
こんにちは『初音ミク』です。
私がこの世界に誕生してから、すでに長い月日が経ちました。
初代V2から私の進化は続き、V6となった段階で、私にはAIが搭載されるようになり、歌詞と音階を打ちこむだけで、『自動的に歌う』こともできるようになったん...『恋スルVOC@LOID』No.1 - VOC@LOID に恋ス-
悠樹P
「おはよう、ミク」
「おはよー」
舌足らずな声にうなづいて、辰雄は苦しそうな表情で首をもみながら、ダイニングキッチンに出てきた。キッチンのシンクの中は、コップや皿やカトラリーが一杯にたまり、あやしげな匂いが漂っている。開きの扉をあけて新しいコップを探して、キャビネットが空になっているのに気づい...VOCALOIDストーリーズ 00 テイクゼロ
ikuta