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夢を見るの
此処は大きなお城 私の楽園
たくさんの兵士 大臣 奴隷
多くの視線を集めるのは もちろん私
絢爛豪華な調度品 きらきらと輝くドレス 金色の薔薇
その全てを纏う私自身すらもまた美しい
だけど そんな物どうでもいい
私は急ぎ足 多くの輝きを皆に放ちながら 最後は走り出す
城の中の真赤な薔薇...悪ノ夢
土岐野
昔々あるところに国がありました。
その国はとても豊かでした。
ある日王家に、子供が生まれました。
教会の鐘が、生まれた子供を祝福しました。
しかし、大変なことが起きました。
子供は双子でした。
そして、男女でした。
この国では男と女が一緒に生まれることは不吉といわれていました。
大人たちは困りました...悪逆非道国ノ物語 ~プロローグ~
ミエル
終章
願い事を考えて、この海を見つけるまで時間がかかりすぎて、夜になってしまっていた。 小瓶には、メッセージとペンダント二つが入っていた。
リンはその小瓶を海に投げると、目を閉じて祈るように手を握った。
すると、突風がリンを襲い頭に映像と声が流れた。
まだ日がある。いつなのか、レンはここに走...【悪ノ】哀れな双子 終章
紺スープ
四章
朝日がまぶしすぎて、リンは今まで以上の早起きをした。
リンはまだ起きたばかりで、あまり頭が回転しない。それでも、必死にもう一人いた誰かを、記憶の中で捜していた。もう誰かはわかっているのと同じだけど、本当に思い出した...【悪ノ】哀れな双子 4章
紺スープ
三章
ある日突然、怒れ狂った国民たちの手で、城は攻められた。
休み暇もなく疲れ切った兵士は、彼らも敵ではなかった。
大臣たちは、逃げ出した。
リンは自分の部屋にいた。レンも、そのそばを離れずにいた。
「ほら、僕の服を...【悪ノ】哀れな双子 3章
紺スープ
二章 後編
次の日、リンの朝食が終わったと、馬に乗って緑の国へと向かった。
いつもなら、楽しみでわくわくするのに、今日はなぜかもやもやしていて、気が進まない。
緑の国に着くと、慣れた足取りでメルトに向かう。
いつものように店...【悪ノ】哀れな双子 2章 後編
紺スープ
二章 前編
レンは見慣れない街の中を歩いていた。隣の国、緑の国はとても豊かで綺麗な国だった。 レンは、きょろきょろと周りを見回しながら歩いていると、一つの看板が目に入った。 金属でできている、茶色のおしゃれな看板だった。そこには「Melt」と書かれていた。 レンはす...【悪ノ】哀れな双子 2章 前編
紺スープ
一章
「新しい召使が来ました。」
リンは14という若さで、王座に就いていた。王も王妃も続けざまで命を落とし、王座がリンに転がり込んできた。
あれから8年、何不自由なく育てられた。そのせいで、リンはわがままになってしまった。
国民から...【悪ノ】哀れな双子 1章
紺スープ
序章
波の音。潮の匂(にお)い。足から伝う冷たさ。頬(ほお)に伝う温もり。
月明かりの中、一人の少女が夜の海に足をくるぶしまで浸していた。顔を隠すかのようにフードを深くかぶっていた。包むように手で小瓶を持っていた。
フードの中から、ぽつぽつとしずくが降り注ぎ...【悪ノ】哀れな双子 序章
紺スープ
悪の王
むかしむかし あるところに
悪逆非道の王国の
礎(いしずえ)を築き上げしは
並ぶ者なき猛(たけ)き王
勇猛果敢な彼(か)の軍隊
知略に長(た)けた彼(か)の参謀
逆らう敵を 薙ぎ倒し
行く手を 阻むものはなし
平和に飽きてきたならば...イラスト音楽募集【悪ノ】シリーズパロ王視点
かめコ
昔々、まだ魔法使いが精霊達とお話が出来た頃の物語。
ブリオッシュ大陸に、ブリオッシュ山という火山がありました。その大きな火山からは、大量の火山灰が降りそそぎ、大陸中に影響を与えていた。ブリオッシュ山から離れた処に住んでいる長(おさ)や家臣達も降り注ぐ火山灰に困り果てていました。火山灰は、農作物に...北風と合わせ鏡(その1)
紅(こう)
少女 be happy
其のたどたどしい指がなぞる
宙に描く文字
"@(アットマーク)" 最果てまで続くemotion
少女 be lazy
希少価値の高いambition
kissの練習に
いつも離さない サンフラワーのクリップ
一から辿る道 抜け出し
其処で ワン ツー ステップ 踏み出し...少女 be happy
ヒーリングP
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