タグ:残像
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多種類の人の群 耳を突く雑音量
散らかった街の空気
平坦な一日に なんとなく苛立って
馴染みたちの中 今夜も紛れ込む
夢など簡単に 見失わせる時代さ
それでも胸の奥 棄て切れない夢の残像...あるんだろう?
※ Ok!生ぬるい闇の底からRight now這い上がれ!
悪びれても 得るものは何も...夢の残像
MIRY
冷えたコーヒーの
泡が淀んで見えた
テーブルに向かい合って
座ったあの頃の二人の
残像が消えてくれなくて
パン片手に玄関を出る
君のいってきますの声が
愛しくて寂しくて厄介だ
埃取り払うみたいに
何もかも隅から隅まで...二人の残像は冷えたコーヒーの泡よりも苦くて冷たい
ノリカ
微弱な寒さに微かに緩んだ眼
心の捩子が少し外れたままだった
風化する心の奥底にうごめく
あの標識記号を指し示すみたい
取りこぼした残像の影
つまらない遊びをしているかのよう
止まない風の匂いにつられても
まだ後ろは振り向けないけど
斜めに傾く身体は
いつもの通りに震えている...terren
抹茶丸
ねぇ待って。
置ぃてかないで。
ねぇ待って。
何処行くの。
ねぇ待って。
1人にしなぃで。
ねぇ待って。
君が居なきゃ
何も出来なぃょ。...ねぇ待って。
Σ!月
──何でかな?
きっと
大丈夫だ、って。
きっと
またやり直せる、って。
きっと
また出会ぇる、って。
そんな
保証なんてなぃのに。
──何でかな?...──何でかな?
Σ!月
月明かり 照らされた
玻璃の道化師 窓辺にぽつり
昔 夢見た 世界はもう
埃まみれ
いつの間にか 消えた夢が 微笑む
夢の中 道化師が
こっち向いて 笑うんだ
そう 不思議溢れる 世界が ほら 手招きする
いつの間にか 消えた夢が 色付く
月明かり 照らされた...玻璃の道化師
火冬