タグ：退廃的

愛は儚く散り去って
でも誰かに拾われ永らえる
闇を怖れる人々は
無理に心を照らし識る
そう 全てに終わりがあると
少しの絶望抱えながら
せっかく解き放れたのに
また 始まってしまうんだ...

夕陽に匿れた誰かの字は千々に茜空に消えて
この世界の呪いとなろう　燃え滓を偲んでも
戻らない屍の海　揺れる白を映した黒
揶揄に消えた　電子の中　遠い話だから
ほら、これが現実、終わらない小説だ、といやに饒舌
解れて、ほしいだけ？
今、燃える町が煙の中　最期の音を奏でている
私の白　貴方の黒　どちらか...

A
羽化をやめた私たち
明かさないの　何も
溺れていくのは
未知だから
不可視なのは私だけ
切り取られた景色
沈む森の奥
いきましょう
B...

肌が疼く季節がめぐり
一年負った傷をなめ合う
群れに　凍り動かない腕
胸をかきむしりたいのに
（間奏）
派手に塗って隠すあかぎれ
最近どうも誤魔化せない
明日も会えないなんて貴方に
割れた唇をなめる...

愛おしい世界へと生まれ落ちたら
何もかもが美しいと思っていた
夢見たアダムとイヴに思い馳せ　大都会東京　失楽園
街の灯暮れても　ギラつく瞳は隠しきれない　狼少年
消化も不良で　デパスはファッションじゃないんだけど　小脇に抱えて
碌じゃない歌　口遊めど吠えるよう
愛に苦悩　悩める現代は　毎度　船頭のお...

泥水にまみれた天使（エンジェル）
はダけた制服 虚ろな目
破瓜（はか）の痛みと苦しみ
滅亡と屈辱
奪ワレタ
たダ叫ぶの
涙すら出てこないの
油断した罪なの？答えテ
有罪判決ヲ
お前の為二失ッタ...

[1]
ほら、また笑顔で君を見ている
ホントの僕の顔なんて君は知らないんでしょう？
居場所が欲しくて偽り続けた
笑えば笑うほど寂しくなるね
君が誰かのモノになるのが嫌だ
ただそれだけ
※好きなんかじゃない
一人になりたくないだけ
きっと今も君は誰かと笑ってる...

色あせた空に浮かんで
穏やかに朽ちた君の面影
消えうせた誰かの温もりは
優しく僕を蝕んでいった
触れることもできない日常で
探し続けたいつかの声
あと一歩踏み出す勇気なんて
僕は持ってないけど
いつからか　揺れる闇に惑わされて
二人歩く道を違えたんだ...

[A1]
傾いた月に
サヨナラを告げて
通りを過ぎてく
憂鬱な真夜中
君は毎晩
夢だけの恋人
朝が来るまで
隣で笑う
[B1]...

銀のナイフで
突き刺す貴方は
紳士気取りの
アナキスト
泣いて
甘えて
欲して
喰らって
赤いイチゴ
かぶりついてしまいたいの...

☆＝リン
★＝レン　
　
(A)
★
この世界は灰色だから
当たり障りのない嘘ばかり
☆
この世界は灰色だから
誰も私たちを見ないの...

「さぁ、お手をどうぞ…お客様？」
おいで召しませ　仮面舞踏会
ここは　夢の踊る場所
今宵はどちらとお踊りですか？
…ああ、其方の方ですね。
それではどうぞ、ごゆるりと。
けれど決して　仮面は外されませぬ様。
さぁ、今宵の夢は如何様に？
ああ…幸せな夢を見たいと。
それではどうぞ、楽しい夢を。...