タグ:連理の歌
8件
A
もしも声が編めたのならば
服が作れたのかな
「寒くないよ」ボロを擦って
君は笑い返した
B
「君の強い声には
太陽が宿っているのさ」
C
さぁ歌おう 陽の香る歌...【楽曲募集】陽の香る歌
いのん
A
夕暮れ 小道に三つ指の影
躓く小石が今だけは恋しい
B
川の細波に金の鱗
後ろ振り向けば雲が迫る
S
吹き巡る風が別れを告げて
行方を悟った雨が目に沁みる
A...【楽曲募集】金剛花
いのん
濃い雲の隙間から突然豪雨が振り出した
無茶苦茶に殴る風 逃げ場も失くして縮こまる
雨脚を弱くした差し込む光を見上げれば
びしょ濡れの君がいた 小さな姿を見下ろして
その瞳に影を差した傷口にやっと気付いた
棘だらけのそんな僕を抱きしめてくれた痕
まるで鏡合わせに零れ出た痛みは
渦を巻き...鏡合わせ【曲付きました!】
いのん
A
昔に思い巡らせた
あの橋の向こう側
面影 川に揺らめいて
安らぎに溶けてゆく
B
流れた場所には帰れない
だから美しくて
今こそ見られるものがある
それが愛おしくて...【楽曲募集】落花流水
いのん
A
仰いだ夕暮れの空
黄昏が屋根を這って
時計の動かない針
並び立った影を見る
B
残したものは春の川辺に
ひっそりと息づいて
失くしたものは戻りはしない
温もりは夢の中...君は水のよう【曲付きました!】
いのん
A
足を失くした蝶々
止まり木も掴めずに
闇に擦れた翅ではもう飛べない
谷を落ちてく蝶々
満月は只管に
白い目付きで私から遠退いてく
B
鏡が映し出した過去遠く
今の私はさぞ醜く...足を失くした蝶々
いのん
菫色の秋空
雲の行交う波間に
風がふらり
引いては返し漂う
帰る場所も無くした
百舌の飛び立つ合図に
羽がふわり
あなたの耳に落ちる
Ha...
Ha......贈り唄【曲付きました!】
いのん
震える僕の掌から
何もかも抜け落ちるのに
見えない水が溢れ出して
何も無い手を重くした
その時僕の手をそっと
冷たい君の手が包んだ
君は何時も笑い飛ばすけど
今も僕の天使さ
例えば君の白い手が
どれほど僕を救っただろう?...例えば君の白い手が【曲つきました!】
いのん