震える僕の掌から
何もかも抜け落ちるのに
見えない水が溢れ出して
何も無い手を重くした
その時僕の手をそっと
冷たい君の手が包んだ
君は何時も笑い飛ばすけど
今も僕の天使さ
例えば君の白い手が
どれほど僕を救っただろう?
凍える僕の両の手に
どれだけ熱をくれたのだろう?
息吹をくれた君の手を
今度は僕が守るから
可憐な君の微笑みなら
何時までも美しいけど
見えない水が漏れてくように
時が彼女を軽くする
冷たい君の手をそっと
優しく僕の手で包んだ
君は何時も笑い飛ばすけど
今も僕の天使さ
例えば君の白い手が
どれほど僕を救っただろう?
薄くて青い唇に
どれだけ勇気付けられたろう?
はにかむ君といることが
この上も無い幸せなんだ
「ごめん」と君は言うけれど
か細くこけたその手こそが
小さく縮む僕の背を
今まで押してくれたのでしょう?
例えば君の白い手が
かじかむほどに冷えたのなら
この手で君を温めるよ
想いが伝う暖かさで
例えば君の白い手が
あの時僕を救ったように
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