タグ:proof_of_life
6件
白が降り注ぐ景色、すべてがただ一色に染まってる。地面も空も白に包まれ、音さえも吸い込まれた様に世界は静寂だった。
その中をキシキシと足元の雪を踏みしめ、白い息を空に吐きながら歩みを進める人物がいた。黄色の髪に落ちた雪を気にする様子もなく、首に巻かれた青いマフラーを大事そうに着込んでいる。
「………」...白しかない世界で
欠陥品
「ねえ、カイ兄」
「 ?」
声のない声でカイ兄は首を傾げる。多分、なに、とか、どうしたの、とか、そういう事を言ったんじゃないかな。
青いマフラーがひらひらと風に揺れる。
白い白い世界の中で、それはとても見つけやすい。
私は半ば無意識に首元に手をやった。
私も着けている、そのマフラー。
喉を守る―...そのあとの物語
翔破
(Proof of life替え歌)
夜に光る月の光、目を奪われ手を伸ばして
隣にいるアナタの手をそっと離して空へ
今年もまたは命は枯れ往き輪廻の環に戻ってゆく
命の連鎖を謡いながらアナタ泣いてる月夜の下で
別れゆく運命(さだめ)とわかってなお強く
手を繋いでいたいよ…笑っていたい…
私には何がアナ...忘却の空
日影 舞衣
・ひとしずくPの曲endless wedgeを基にしていますが、soundless voiceとproof of lifeの続きとして読んでも大丈夫だと思います。
・ミクとカイトはホームページの小説から引っ張ってきました。解釈は色々あるでしょうが、マイ解釈ということで。
~~~~~~~~~~~~~~...永久の楔
翔破
枕元のシーツが微かに揺れた。
おなじみになってしまった、涙が落ちた振動。
そんな感触までわかるようになった自分に心の中で苦笑する。
どこまで敏感になるつもりなんだろう、私の感覚は。何年もこうしていたら変わっていくのも当然かもしれないけど。
また涙が落ちたのを感じる。続けざまにぽつぽつ、とシーツが揺れ...いのちの証(私的proof of life)
翔破
1
冬を告げる The wind tells me
風の声に the winter has came.
耳を傾け 震える体 My body is trembling in the cold.
隣にいる あなたの息 You are my side. The reezing breath is...proof of life 英詩
壱號 ‐いちこ‐