KTMの投稿作品一覧

[A]
いつものように通る道で
他愛も無い会話に華を咲かせ
あいつは毎日僕の踵を踏んでくる
あぁ　なぜだ　なぜだ
仏頂面で注意して
「悪気は無いんだよ」とか言いながら
数分後には僕の踵を踏みやがる
あぁ　なぜだ　なぜだ
[サビ]...

[A]
ちょっと、愚痴を漏らした。
他愛のない天気の話だとか。
そんな、さ。
そっと、息を枯らした。　
何気ないことを思いやって。
それで、さ。
[B]
このまま、このまま。
もたれかかり合いながら...

身近な人を救ったり、
大好きな人を守ったり。
カマイタチさんは大忙し。
刺しやすそうなモノから選ぶの。
怖いあいつを恐れたり、
見知らぬ人に叩かれたり。
カマイタチさんは挫けない。
折れない刃でいろいろするの。
ちょっと、ちょっと、疲れて。
やがて、やがて、暖かい布団に包まれて。...

[A]
8時46分　風変わりなスパイス
14時46分　大量の飼料
そして野次馬インタビュー
スクランブル　新鮮なエンタメ
大スクープ　特別な放送
次いで明日もワイドショー
[B]
口々に　口々に
「可哀想、可哀想」...

[A]
雁字搦めの手を尽くして消えた
陶臭いにおいを漂わせて過ぎた
いくつか、手にしようとして。ふわり。
ーーー飛んでしまう。
盥回しにして捏ねくり回した
錚々たる上表を覗かせたあれは
いくつか、伝えようとして。さらり。
ーーー飛んで行った。
[B]...

昔語りを並べちゃったりしてさ
笑ったり泣いちゃったりしてさ
それだけの話。
あの頃流行ってた歌を口ずさんでさ
うすぼけた記憶を探ってさ
それだけの話。
それだけの話。
昨日もどこかであってたような
それだけの話。
よくあるだけのこと...

暗がりを照らしてくれた
狭い狭い所の隅っこをさ
声を上げて泣き出したのさ
それこそが愛の歌
幾許かの日々を乗り越えては
少しずつ目を濁らしたんだ
そんなことで寂しいだとかのさ
弱音を吐きたくないな
それでも、少しは。
他愛無い願いだなぁ...

[A]
これが流行、とか
あれが美味しい、とか
色んな噂に流されて作ってみる
パスタ　パスタ　oh Yeah、パスタ
あの子が好きそうな
レシピに思い馳せて
大好きを伝える為に作る
パスタ　パスタ
[B]...

[A]
アムラーが決めたウルトラC
おニューの裏本ゲッツして
そんなバナナで済ませたちょめちょめに
どうでもいいですよと切り返す
[B]
レーコー回してパーティータイム
バカウケ狙ったサムシング
それは　それは　それは
[サビ]...

[A]
画面に眺めた表現の羅列を
讃えて持ち上げて崇拝して
充分な弁解の隙なんて与えずに
「楽しーね」でお祭り騒ぎ
[B]
なんやかんやで受け取られ
あーだこーだで議論して
それであの人はどこへ行った？
[サビ]...

[A]
「ふと気づくといつも君がいた」
「ただの一言では言い表せない」
「君のその声が聞きたくて」
「何よりも大切な君に捧ぐ」
[B]
『これこそが私だよ』って
『私を見てよ』なんてね
[サビ]
「アイラブユー」とか...

[A]
着信が無くて放置されている携帯電話とか
日中も閉め切られている厚いカーテンとか
年がら年中いろいろな音を漏洩する
神様の顔が見えちゃう変なプレイとか
[B]
線引きされた世界
カオスな愛に包まれた世界
素敵な出会いが
あったのかい？...

[A]
机の前にいるお前が
水を被ったって変わりゃしないのに
下卑た笑いを振りまいては
お約束を嫌うんだね
切った張ったを言うんなら
寝首をかけば事足りるというのに
温い熱を浴びただけでも
喜んで這い出すんだね
[B]...

無機質な声の死刑宣告
阿鼻叫喚の地獄絵図
隣で舌打ちするリーマンや
うなだれて諦めた誰かとか
あぁ何かだるい気分だね
次の接続まで30分待ち、だそうな
そんな僕らを乗せてガタンゴトン
行け行け在来線超特急
混ぜた事情を運べやガタンゴトン
鈍行、快速、新快速...

[A]
人形ないたね　ごめんね、外出中
気づかれないまま　ないてるよね、ごめんね
何とも無い時間　聞こえてくるなき声
どうでもよくなって　一人きりに帰る
[B]
ただ回す　ただ回す
ただ回る　ただ回る
[サビ]
幸せだ、僕は　ありがとうって言いたいね...

[A]
「何だか知っちゃった」
といかにも誇らしげに話したんだ
握りつぶした空き缶、
部屋の片隅に放り投げた
世間はこう言った
「円高ヤバイマジヤバイパナイ」と
そんなことも知ってる、と
ティッシュ破って放り投げた
[B]...

[A]
「死んでやる」と呟いて
十時間くらい経ちました
諦めた訳じゃないんです
飽きた訳でもないんです
褒められたいと思うのが
当たり前な感じでした
狂った訳じゃないんです
触れた訳でもないんです
[B]...

[A]
ポツリと生えた　なんか生えた
ぼーっとゆるゆるそのまま生えた
ポツリと見てた　なんか見てた
ぽかんと過ごせばそのまま見てた
[B]
なにとかあれとかどうとかそうとか
ひろいとか　きれいとか　すごいとか
眺めている
眺めている...

[A']
優しい声が聞こえたんだ
繰り返したその果てに
[A]
不安だらけ　押しつぶされて
一人ぼっちで夜が明ける
君はどこで何してるの
せめて僕のこと覚えてたらな
[B]
鬼は外　そう聞こえる気がする...

[A]
まばたきしながら見つめていた
「光っている」と、喜んだ
黄昏れの後にそこにある
「素敵だなぁ」と　ティンクル・スター
たくさんの光があったんだ
「あれがどれ」と、指さした
霞んだ空が奇麗に見える
「そうなんだ」と　ティンクル・スター
[B]...

[A]
ずるり　と　蠢く　生活音
ゆらーっと　退く　エトセトラ
ぎゅうづめの　本　どうしよう、と
知らんぷり　して　どうなろう、かと
[B]
だから　どうと　ああと　何かと
フラストレーション　オーバー
なんて、ね
[サビ]...

[A]
風呂あがりの牛乳は
どうしてこう美味いのだろう
わけがわからないけれど
とにかく美味い　のです
風呂あがりの牛乳を
楽しみにしているのです
一気か味わうのかも
考えたりも　します
[B]...

[A]
湯気の立ったコーヒーと
最愛の僕とおはよう
窓の端からランドセルが見える
それをじっと見ていた
見とれていた
昨日買ったこの椅子も
別に悪くない気がする
霞んで行くような思いに浸る
何かずっと見ていた...

[A]
カラコロガッチャン　扉が開く
こんばんは、こんばんは
ギイコラバッタン　扉が閉まる
こんばんは、こんばんは
[B]
ビードロ、ヨーヨー、チューペット
ぼんやりとしてる猫もいる
したり顔で彼女は呟いた
「じゃあこれください」...

[A]
みんなどうもお元気なことで
やいのやいのざわついている　にゃー
おなかがすいたら飛びついてて
うんちくたれてあっぷあぷ　だにゃー
[B]
おいしいご飯が欲しいんだにゃー？
たのしい絵本が欲しいんだにゃー？
にゃー　にゃー　にゃー
[サビ]...

[A]
こうしたらこうで、ああしたらああで
あちこちいってご破算、サヨナラ
にゃーとか言って　うーだとか言って
はいまたごっつんこ（ハハハ）
やっぱりそうか、どうしてもそうか
いろいろ言われ不安定、だとさ
ぐるぐるなって　うじうじなって
けったいなことだね(パンパカパーン！)
[B]...

[A]
端折った　シークエンス
つぶした、つぶした
だからと　だからと？
ふらふら、ふらふら
[B]
ゆるい　その　パラメータ
ぐにゃりって
何？
[C]...

[A]
何だかいろいろとございました
あれこれ考えるの億劫ですね
自己啓発主義に目覚めてるので
あーだこーだ言いたくなるのです
[B]
同じ阿呆なら踊らにゃそんそん♪
同じ阿呆なら踊らにゃそんそん♪
[サビ]
ぴーひゃらら、ぴーひゃらら...

[A]
目にはヘッドライト
口にはステレオ・スピーカー
ご機嫌麗しゅう
メゾフォルテ。
壊れたワープロ
ついでにアナログテレビ
こんにちはまたね
ズモルツァンド。
[B]...

[A]
雨が上がった後、狭い道
水溜りとか閉じた傘とか
鈍った空気とか視界の隅とか
彼はそれを見つめていた
[B]
怪訝そうな顔して喧騒の中に
大切そうなもの探していた
[サビ]
覚えているんだよ、あれやこれやら...