「作詞者」兼「ゆっくり実況者」 YouTube・ニコニコ動画もやっている 作った歌詞が旅立てるなら感無量でござる。 作詞の依頼はメッセージかTwitterのDMまで Twitter:@dismeeeen YouTube:https://www.youtube.com/channel/UChFpfvvVIGiFkObmZmeSCXA ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/user/48765131
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1.
空き缶を蹴る音がした
雑踏でも虚しく木霊した
もうすぐ夕方のニュースが流れ
他人事で終わるんだ
現実は無慈悲だ、残酷だ
そんな歌に心を打たれても
明日の夜には忘れ去られ
酒で盛り上がるのもまた世の常だ
どれだけ喉を枯らしたって...逃避光
-
1.
交差点で一人 街の中、知らぬ存ぜぬの息
春は曙に暮れ 僕たちは黄昏に暮れる日々
水路に反射した白 履き慣れた靴にこびりつく黒
ビルの日陰は待ち惚け 針の筵に蹲る虚栄
温もりを忘れるな少年
人生は途切れ途切れで
曇る網膜に焼き付けな
「もう一度」と立つ小さな英雄
死なないことが知りたかった...日向雨
-
拝啓、書きかけを綴る僕へ(プロトタイプ版)
-
「ドラマシック」
1.
画面の向こうの空想劇では ロマンス溢れる喜怒哀楽が
毎週夢現に溺れている 誰かたちの劇薬となっている
昨日はあのヒロインがさ イジメから見事救われたってさ
昨日は帰りの駅のホームでさ いじめられっ子が落ちてったらしい
これはありふれた現実逃避
ドラマチックな物語を 起きやしな...ドラマシック
-
コトダマ
1.
「死んでしまえ」 アイツが言った
明日イジメられていたあの子が飛んだ
虚無か後悔か、懺悔の念か ゴミ捨て場のバットが雨に打たれていた
袋叩き 東京郊外 皓月堂々交通事故
最寄駅で背中を押した 友達までも暗い瞳孔
世間は残酷だ いつの間にか線路を歩く定理
是非もないか そんなわけあるか...コトダマ
-
A.
機械より破道 見渡す久遠
蝉と片時雨 双眸に映る希望郷
郊外の子供の聲が消えた爆心地
曖昧なゆえ霞がかる後世
夜に流れる浮世と創世の鐘
湿地に留まり腐り果てた船
霹靂に浮かぶ暁闇と影絵
神風で敗れた帆を張れ
朝月夜を求めて 座礁しても駆ける鵺...テセウスの方舟
-
A.
夜行バスから漏れ出す 心象劣化と健全
赤青黄が交差点で 絶えずカッコウの真似
二律背反に滲み出す 四元徳とブレンドティー
囚人たちは未だジレンマ 後にゴルゴダにて磔
痛み積り暴発した拳銃 電気椅子にてガルバニ電流
暗い日曜日の駅前午後 現代の失楽園はどうやらここ
憂鬱が動かす長針だけが 止まっ...カミとボクは死んだ
-
『スワンプマン』
1.
歪んだ嗚咽、か細い吐息 午前2時幻滅蛍光灯
ゴミ袋に捨てた曖昧と 母の形見だったネックレス
相違による軋轢、罪悪感 行きつけの店と涙味
毒林檎を奪った恋泥棒 笑顔の裏で吐いた血痰
引きずったまま去っていくと決めた僕から君への贖罪
泣かないでくれ、忘れないでくれ せめてもの救い...スワンプマン
-
『福音聖女とミライテロリズム』
1.
ミライ悪性 シザーフェイス 僕はヒーローアレルギー
低身低頭アンチノミー さあ、行こうか
令和侵撃 キラーフェイズ 君の信仰トポロジー
勧善懲悪依存症 涙と五月雨
再生が切り裂いた
海から凪いだ聲(こえ) 白夜に去るPolar
涸れ果てた言葉を
錆びたナイフご...福音聖女とミライテロリズム
-
1-A.
清廉潔白な1ページ目に 生まれてきてくれておめでとう
父さんと母さんに愛されて 生きることに希望を見出していくんだ
幾年か経って門を叩いた 成長と有情の第一歩
これから教育と愛を受けて この先のキミを作っていこう
学び舎の匂いチョークカスの霧 下駄箱を開ける秋津風
大人になっても残って...拝啓、書きかけを綴る僕へ
-
エンゲージ肥大 未来 飛来
曇り空 蜘蛛に鳥が絡まった
彼岸の崖で愛 出会い 手合い
紅茶にブレンドしたKCN
知らない朗報 開かない瞳孔 コイン二枚で法華経
アナーキストが撃ったスターター 西日のミサイルに凪いだ
食み(×6)食ミング 喉を裂いて放つ哭声(こくせい)
届いていますか? 届いてないか...食ミング
-
A.
白い指が跳ねるウサギと黒鍵 襖の外で映える化粧
子供の頃に見た夕景は 煙突の影に隠れたんだ
消えない傷心に毎晩うなされ 首を絞めながら目が覚めた
生きているから忌々しい 僕が死んだら喜劇かな
生きたいと願いたいのだ 春に佇む藤の花
死にたいと口にする度に 泣いてくれる君はどこに?
B.
痣が増...生きぞこないの亡命
-
神よ。
帰還できた今、この記憶を記すことをお許しください。
本当に視たものか、はたまた極限状態であったが故の幻覚か。
今となっては考えようと願おうと何も変わりはしない。
もし君がこの手帳に記された記憶を真実か虚偽か決めようと自由だ。
しかし、1つだけ約束をしてもらいたい。私と神に誓ってもらいたい。
...短編小説「恐怖を孕んだ森に」
-
あまりに単純(シンプル)で稚拙(チープ)な 理論武装は薄いヴェールで
満たされない欲は今にも 錆びついて
資本主義から得た幸福(ユーロピア) 対価はなけなしの人間性(ヒューマニティ)
「とうとう狂いましたか?」呆れた多元世界(マルチバース)
散らかって 放りあげて
くしゃくしゃに潰れた過去
火に投げ...死んでないから生きている
-
君は今日も生きてる
1.
また明日と言ったっきりの今日は置いてけぼり
もうどこにもないと諦め続ける青少年
苦しみを分かち合えたらどれだけ楽になるだろうと嘆いては涙を流していた午前二時
昼夜虚無感に苛まれてはニヒリズムに迫られる
極夜だろうと白夜だろうと何か足りない気がして周りを過ぎる他人を眺めては溜...君は今日も生きてる
-
1.
薄霧がかる山瀬、空色、温い神風
ファンファーレ 輪舞曲(ろんど)が鳴り響く町を出て風向かう東の方へ行け
ラララ 鼻歌を歌う少年少女
空へウララ 吟遊詩人が遺した詩(しらべ)
葦を向けて 止まることなく踏み鳴らせば
フララ 土が沈む音、靴が鳴らす音 万物が共鳴する劇場へ変わる
手を鳴らせば、歌え...ワンダラーイデア