はじめまして
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(1A)
眼を 閉じた先 浮かぶ偶像の渦 飲まれゆく
息を止め 身を沈め 夢想う 果て
(嗚呼、誰[た]が為に 永らえん この浮世)
(1B)
揺れ落ちる 木の葉の様に 朽ちゆくのは
弔いし 別れと 恋情と
「そう、所詮は現身[うつしみ]」と
宿命を 呪えば...空蝉 /応募用
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一人で 少女が 泣き出しそうな顔
誰かが <どうしたの?>と尋ねた
「友達 どこにいるかわからないの」
少女は ふるえながら言いました
<なら ここで遊びながら その子を
待たない? きっと来るよ>
少女は 頷いて笑った
木霊の森は また一人 子供を招いた
そよぐ風と木々が織りなす歌が 鳴り始めた...こだま唄 / 応募用
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求めてる答え 探し彷徨い
悶えだけを みつけて
檻の中の鳥 羽ばたきは無く
折に鳴いては 眠り
そして 月を見送り
夜明けの空を想う
現在の色も忘れて
在りし日を赦せぬままに
彼の詩よ 彼のたまゆらよ
鳴り続く 咎の調べの中で...落鳥 /応募用
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ありもしないことを描き
続けても 脆く 遠く
真っ黒な空から雪
真っ白に僕を染めた…
そうだったなら良いのに
何も変わらず
鮮やかに過ぎる日々を
虚ろげにながめて
「神さまが振りまいて消える
雪のように 融けられたら...ゆきのえそらごと /応募用
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- 孤独 それは この躯に絡む鎖 -
闇に 埋まる この躯は凍えてしまうけど
見捨てられることには慣れた
僕の翼を撃つ
雨の日
覚悟した 終わりを 君は 止めた
冷えた 頬に 触れた 温もりが
孤独に慣れた僕を 惑わせていた
「闇に 塗れた この身に 愛は似合わないよ」...ボ ク ハ カ ラ ス
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行動 消耗 続けまだ迷い
離れない 放せない この痛みを
幻肢痛 現実 終わり告げていた
はずだった 違った 封じた感情
何を すれば 聞こえるというの?
誰か 教えて ねえ
また出会う 不可避の 夜見つめて
何度も 不器用な 声 ただ響かせ
思えば 眩しい 絆の日々
自分と 自分で 傷舐め合う日々...phantom...? /応募用
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もう 返らない 時の過ちを 憐れむならば
あの日だけ 真っ黒に そう 塗りつぶして
身体 空(から)だ 混ざりあう 色が 私 かき乱すから
明日 褪せた 水玉が 落ちてにじんだキャンバス
哀しみ すべて 流れてゆくなら
いつまでも ah 私は泣きましょう
もう 戻らない 日々のパズル 欠片が足...滲み色(仮) / 応募用