*

(1A)
眼を 閉じた先 浮かぶ偶像の渦 飲まれゆく
息を止め 身を沈め 夢想う 果て
(嗚呼、誰[た]が為に 永らえん この浮世)

(1B)
揺れ落ちる 木の葉の様に 朽ちゆくのは
弔いし 別れと 恋情と
「そう、所詮は現身[うつしみ]」と
宿命を 呪えば
水面[みなも]往く 風さえ 聞こえない

*

(2A)
眼に 灼[や]きついた 時の色 中に在る 空ろさよ
静けさを 怨んでは 叫んでは 今
(嗚呼、悲しきは 消えやらぬ 夢枕)

(2B)
根を張る 宿り木の様に 芽を吹くのは
黄泉路を 乞い求む 晦冥[かいめい]よ
「もう、この身は空蝉[うつせみ]」と
かきくらし 惑えど
水面の月は 掬えはしない

*

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

空蝉 /応募用

野田工房様の曲を拝聴しまして。
http://piapro.jp/t/ZVyN

曲に感じた雰囲気を。
「前のバージョン」はひらがな表記です。

※5/30
字数の訂正に伴い改変いたしました。
変更点は以下の通りです。

1A    「夢想う その果てに」 →「夢想う 果て」
〃輪唱    (原型略)     →「誰が為に 永らえん この浮世」
2A    「叫んでは いずこ往く」→「叫んでは 今」
〃輪唱    「覚めやらぬ」   →「悲しきは」
2B     「如何にかきくらせど」 →「かきくらし 惑えど」

多いですね・・・。申し訳ありません。
また、一部の漢字に[ ]で読みを振りました。

閲覧数:331

投稿日:2011/05/30 19:37:07

文字数:314文字

カテゴリ:歌詞

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