塵詩の投稿作品一覧
-
A隣の席で愚痴口
最後のオマケに約束下げて
結局のところ途中下車
私の横でぺちゃくちゃ
こいつもさっきと同じで下げて
結局のところ途中下車
B本を閉じて
押し寄せる息詰まり
見下し笑われ救われた
S私とあの子が握るものは...99あの子
-
S
みんなの言うハートの形を
君にあげられるなら
僕はいなくなってしまうけれど
それを手紙に
ポストへ入れるでしょう
A
白い部屋に僕と君二人
一方は黒で
一方は白で...サルコファグス
-
A
ひたすらに 森から本を
図書館に届ける毎日
受付が それを受け取る
いつの日か 館長に渡る
B
昼過ぎに窓から
顔を覗かせて
演奏(ギター)と歌声(メロディ)を
こそこそ ニヤニヤ...図書館送り
-
A
一行一列
貨物列車の 長い長い長い煙
アナタと私を
糸で結んで 赤い赤い赤い糸を
B
二つ結んだとして
イコールで解けません
切れません
ここで別れたとして...121016ッ!
-
S
面倒臭くなったなら
ホラ、バック転
A
愛、あい、I あえない
鏡合わせの 鳩が届く
恋、アイ、I love you
言葉さえぎり カランコロン
B
1+1のエジソン式...8ッ910
-
[A]
お別れ バイバイ
君は もういない
僕の 光は
星に 届いた
[B]
寒い夕日に 背を向けて
精一杯背伸びして
独り笑った 悲しくて
生きるってどういうこと?...天空ジャンプ
-
[A]
跳ねた水飛沫は 硝子の上に転がった
何も思わずに手にとって 黒い布で拭いてみた
落ちた水飛沫は 紫色に輝いた
すぐに紫は消え去って 空へ還り雨が降る
[B]
この雫は麻酔という鎖
身体を縛り動けなくする それは黒い凶器
今、深紅の衣を着た君へ
緑と青の草原を捧げ 天に願い消える...コノ色、世界