タグ「曲募集」のついた投稿作品一覧(15)
-
サブウェイ
泣いて乗り込む地下鉄は涙に濡れるひとが目立つ
他人の不幸は蜜の味
そろそろ胃薬がほしい
人肌の風に吹かれて勇気も希望も剥ぎ取られそうだ
窓の外には暗闇と澱んだ空気しか見えない
他人のような自分の顔
五分近く眺めてしまう
掴み取れない吊り革に呼吸も躊躇ってしまうような窮屈
鋭いピンヒールに...サブウェイ
-
多重人格者
誰にも嫌われたくなかった
すべてに誠実に生きたいな
そんなことできやしないこと
とっくにわかっているけれど
妬み嫉み この身の痛み
汚れた自分に殺されそうだ
恨みつらみ 許せない怒り
誰より先に自分に嫌われた
仕方がない...多重人格者
-
幸せが逃げたから溜息を吐く
そこに論理の飛躍はない
風が吹けば桶屋が儲かる
幸せになりたい 人間だもの
僕がひとり 君がひとり
だからふたりになれればいい
そこに論理の飛躍はない
一夜階段で町を見ていた
あんまり月が綺麗だったので
一つ一つ灯に生活がある...論理関係
-
[A]
ある朝目覚めれば 時計は五時半を指す
そして気づいた 今は朝だろうか
少しだけ焦って布団から首を出す
思いの外寒くてすぐに引っ込む
[B]
こんなにも冷たい世界にしたのは誰だと
愚図っても嘆いても昨夜の僕だと
わかってはいたけど 政界の仕業なんだと
人並みに批判だけは上手くなった...タートルネック
-
そうだよ僕は最低だ
君に優しく触れるのは
僕の鋭い爪先に
ただ気づかれたくないから
優しさ?愛しさ?勘違いするなよ
そんなもんは漫画かアニメの中だけ
君の涙を飲んで僕は生きるだけ
君のため息吸って僕は生きるだけ
だから弱くいてもらわなきゃ困るんだ
そうだよ僕は最低だ...最低だ
-
誰かが泣いている なぜか不安になった
あの日の少年は黙って帽子を深く被った
誰よりも少しだけ 早く大人になった
あの日の少年は 一人では生きられないことを 知った
そうやって得た結論は
自らのアイデンティティは
誰かの幼い弱音を庇うことだった
「ありがとう。」「楽になった。」
「君がいてくれて助かっ...あまのじゃく
-
ふわりふわりと漂いながら 今日もコウカイは続いていマス
のらりくらりと流されながら 今日もワタシは生きています
いろんなものと擦れ違ったよ 一寸先も見えないこの宇宙で
時にはぶつかったこともある うまく笑えない夜もある
一人きりの真っ暗闇で 毎日手を重ね震えていたの
わからないよ この温もりが いつ...モールス
-
君に笑われたくなくてずっと言えなかったことがある
本気で心の奥の底から思ってるから尚更に
好きすぎて死ぬなんてきっと神さまも笑うでしょう
前世の僕はたぶんきっとよほどの善人だったらしい
人の心の奥の底の良心に恵まれてたらしい
だってだからたぶんきっと神さまも君をくれたんだ
きっと君に僕が出会うこと ...生前説
-
ねぇ教えて 泣き顔はどんな顔
その目
その手
その胸を
切り開いて 赤色の心の臓
ずるり ずるり 引き出して
白い歯で甘噛みをしてしまいたい
望まれた命じゃないなら
ここで生きていく意味は何?
奪われて消えるだけなら...懐胎信書
-
もしもの話をしよう
思いつくだけの話をしよう
もしも 地球が四角だったら
僕らはどうなっていたのかな
もしも 肉じゃががなくなったら
今日の夕飯は何にしようかな
話せば話すだけの夢があるよ
あなたにあなたに教えたいの
いま あなたに 話したいことがあるよ
いま あなたにだけ 伝えたいよ...もしもしも
-
僕は彼女の書く文を見るたび怖くなる
まるで知らない誰かを見たような
僕は彼女の書く文を見るたび怖くなる
まるで知らない誰かを見たような
見たような
溶け出すアイスクリーム 滴り落ちた
訃報告げるニュース 動機は何?
迫る前線アメフラシ ばいばい
それはそれは
僕は彼女の見る夢を知るたび怖くなる...ワンダーシンドローム
-
嘘吐きが嫌いです
だから僕の事も嫌いです
「またあした」 手をふる影法師
いつまで待ってもあしたがこない
指切った「ずっと」は
喉仏に幾千の針刺したままで
嘘つきがキライです
だからこの世全てキライです
薄い世界の中 悲痛な顔つきで語るコト
瞬きの次は 笑顔浮かべ...嘘吐きオネスト
-
光って見えた君の白い腕に赤い落胆が走ってるのを
見せてくれたのは灰色の日 どっちつかずの2人
背を向けた震えの中 驚くほど言葉は溢れる
触れた指の先は温かく おぞましいほど優しくなれる
大丈夫 ずっとそばにいる 君を守ってみるよ
全部 クリシェ 反吐が出る どっかできいたようなセリフ
だけど僕は馬鹿...【曲募集中】 水深 【自意識過剰なあいのうた】
-
午前四時の階段で
朝焼けを見るよ 君の住む町の
今もまだきっと夢の中でしょう
幸せになりたいのなら
まずは誰かの幸せを願うこと
そう笑った君が僕を
こんなに苦しめるよ
どこか遠くで 犬がないた
今だけは世界に ふたりきり
愛されたいと 願ってないた...NoTitle3
-
僕は君の雨男
君に雨降らし 安っぽい水色の傘差した
日曜の朝
雨音と君の溜息に目覚めた僕は「どうしたの」
小さく笑って
"今日は夢を探しに出かけるはずだったの"
月曜の朝
雨音と君の溜息に目覚めた僕は「どうしたの」
小さく笑って
"今日は雀と友情を深めるはずだったの"...雨男 【曲募集】