タグ「初音ミク」のついた投稿作品一覧(5)
-
きみのことばを思い出してる
みんなみんな、きらきらしてて
逃げたくなったわたしを
あったかく包んでくれるの
いつも救われてばかりです
たくさんの優しいことばたちは
いつまでも、宝物なの
きみにあいたい、
並べた言葉も、繋げたひみつも...きみへ。
-
きみはどこにいますか
わたしの立つ地面の裏側ですか
海を越えた先ですか
星よりも遠くですか
あの日、愛していると言ったわたしは
綺麗に笑えていましたか
またね、と囁いたきみは
わたしの目を見ていてくれましたか
さよならと言わなかったのは...涙ひとつぶ。
-
「すてきな歌ね」
微笑むテレビの中の観客
彼女はスターだった
誰もがその歌を讃えた
それが嬉しくて、嬉しくて
彼女は歌い続けた
けれど、ある日
ホールの1番後ろの壁に凭れて
静かに彼女を睨んでいた男が
彼女の美しい息を止めた...ワールドエンド
-
歌うために造られた。
それ以外はいらなかった。
いつか私にはマスターが出来て、ずっとずっと歌っていく。
そうだと思ってた。
「――泣いてるの?」
泣いてる?私が?…機械なのに?
それはへんだよ。
「機械だって悲しいよ」
違うよ、機械に感情はなくていいよ
私は歌が歌えればいいんだもの...知らぬ間に君想う、
-
わたしを創り出してくれたマスター。
マスターの創り出した音、言葉達。
それを紡ぐわたし。
わたしの世界。
「今日はね、砂漠のお城の歌を作ったんだよ」
ふんわり。
そんな音が似合うマスターの微笑み。
マスターは、窓から時々見えるお月さまに似ている。
わたしに見せてくれる笑顔が、あの銀色の星を連想させる...優しい月のうた