タグ「オリジナル」のついた投稿作品一覧（24）

hard-modeで生きてたんだ気づいたときから
あとどれだけこのままなんだろう
みんなは上手く歩けて僕だけなんか違って
誰にも届かないような期待を隠している
誰かの中の痛みなんて他の誰にもわからなくて
伝わらずに時間だけ過ぎていく
hard-modeで生きてたんだ気づいたときから
孤独な夜もひとり...

ここにいるのに遠く見える
一つになれない空と海みたい
いつかの僕が追いかけてた
水平線には届かない
海は命の源だけど僕は暮らせない
息苦しく感じるから僕は一人海辺にいる
海の中ではみんな一緒
波の流れに乗って生きている
膝を抱えて俯いたのは
羨ましさと涙のせい...

あの日俺はただ捨てられた仔犬だった
上目遣いで拾ってくれそうな人に微笑む
抱き上げてもらいたくて尻尾を振るんだ
大切に育ててほしくて笑っているんだ
だけどみんな通り過ぎて家路を辿るのさ
束縛と思った首輪は家族の証
ある日俺はもう捨てられた仔猫になった
一人街をブラつき人目につかない所で眠るの
近づい...

途切れる人波　どうして時は過ぎる
照らした街並み　今は遠く見える
星は落ちて　これで消えてしまう
凍えたクリスマスツリー　僕らを見下ろす
悲しい微笑み　夜空に浮かべて
ふもとに佇む　君も歩き出して
現実はそっと　肩を叩いてくる
揺れる粉雪　空を霞めていく
形があるから　壊れてしまうの？
曇ったこの空...

積み上げたこの壁で何を守っていたのだろう
気づけばそこにあった秘密基地
雨の日も静かにここで待っていたんだね
声すら出すこともできずに
微風が吹いて
木漏れ日が宙を舞う
明日の僕は今よりもっと
上手に生きていけるかな
寂しいときに悲しいときに
そのドアを開けるかな...

どうしたの そんな顔して
こっちにおいでよ そしてそっと目を閉じて
泣いているの 何かあったの
ようやくここまで 歩いてきたんだね
怖かったね もう大丈夫
いつまででも 側にいるよ
おやすみ 全部忘れて
当たり前になった不安も
諦めた温もりも
全部忘れて...

引き裂かれた首筋から
溢れているかすれた声が
無くされた左腕を
探している
誰か迎えに来てよ　　　　　　
愛されていた記憶だけを辿りながら
昨日までの幸せを願っても　　　　　　　　　
涙すら出ない
代わりがいれば必要のない
捨てられてしまう命　...

あらゆる願いが現実に消えた
探してたものとは似つかわない温度
温かい眼差しありふれた景色
当たることのないスポットライトみたい
広い世の中で　この広い世の中で
誰か1人くらい　誰か1人くらい
あの頃いつも待ってたよ
いつか迎えに来る日を
小さく震える肩を抱いて
支えてくれる優しさ...

赤く揺れた一人の影は
誰も踏まない孤独の色　　　　
交わることのない心が
細く長く照らされている
超えてきたはずの思い出も
盾にしたはずの悲しみも　
まだ一人で抱えていたよ
前を向くため隠したもの
夕暮れに願う
寂しさを飼い馴らしたあの雲を壊して...