Hikage

黒く塗られた世界を
ぶち壊すの
それだけ
響かせて
孤独上等だ！
この先の
まだ見ぬ世界へ
変えられぬ
運命なんて
壊しちゃえ...

夕暮れの坂道
思い出　秘めてる
いつかの指切りも
さよなら　手を振った
もういいかい
ねー？
まだだよ
蘇る日々を
君がくれた
騒がしい日々を...

過ぎた時の中でひとり
もがき涙流しても
誰も気づきはしないと
そんなこととっくに
解っているけれど
かつての面影は
何も残ってない
何処で間違えたか
雨に打たれながら
今日も考えてた...

風が通り去った
僕はまだ立ち上がったばかり
それじゃあ歩き出そうか
朝日に追い越される前に
さあ進もう無限の先へ
遠くに見えた正解の方へ
もしも世界に僕が打ちのめされて
もうどにもなんないと嘆いても
僕は僕の想いを歌に乗せて叫ぶよ
そりゃ何回も何回も遠く遠くへ...

ふとよぎる悪意な黒雲
何者にもなれない僕に
酷く似合うな
さりげなく感じる視線に
耳立てて自意識過剰か
救いようなし
存在の証明は難題で
模範も正答もなんにもねぇ
せいぜい人生こんなもん
さあ　最後に笑ってるのは誰？...

カーテンの隙間からさす
光が瞼を突く
何度目の朝だろうか
ひとり六畳間　ah
変わらない此処の匂い
微かに漂うのは
偽りの香水かな
いや　アルコールかもね
生命線の赤いハートが
残念　今日も崩れていくようで...

かすんだ夜空をふと見上げてみた
あの星は一際輝いてた
それはまるで高嶺の花のよう
いつまでも届かぬこの想いも
忘れてしまうほど美しく
脳裏に刻まれてしまってさあ　
見えるもの全て消してしまった
足はまだ動きそうにないや
所詮かたちのないこの想いさあ
ここでみんな吐き出してしまおう...