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イチオシ作品
投稿作品37作品
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燭
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今宵も月は雲居の奥に
鏡に映る あなたは誰
血をさす唇 炎の簪
緋色の襦袢 雪刺さる
呼べども呼べども影は遠ざかり行く
こぼれるこぼれる時は元に帰らぬ
求めて求めて白露の結ぶまで
玻璃の安らぎ尽きる前に どうぞ目を伏せ
おやすみ
此方の森で捧げたお燭 誠の願いを星へと送る...燭
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月の行方
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涙の下 あざやかに咲き始めた花の色
笑顔の後ろ 静かに落ち続ける雪の影
ごめんねの奥 途切れずに届く波の音
掴んで離して信じて失って
同じ場所にはいられない
もっともっとはじめまして
これまでも これからも
はにかみながら目を合わせ
やっと出会えた君と手を取って
見上げた空に月の光なくて...月の行方
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PERFECT DOGMA
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結局つまりは面倒くさいだけなんでしょ
あり余るほど理屈つけたって
大事なこと些細なこと あれもどれもこれも
誰かにやってもらいたいんでしょ
要するに責任取るのが嫌なだけなんでしょ
おびただしいほど言い訳したって
決断するのも判断するのも あれもどれもこれも
誰かに代わってもらいたいんでしょ
そんなあ...PERFECT DOGMA
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ふらここ
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ふらふら冬の公園
君がいないの知っている
背押す人はおりません
ひとり 高く ふらここ ふるる
望んでいた待ち焦がれていた言葉かけてもらえず
笑ってた君 忘れちゃったでしょ
私 憶えている
厭うたもの投げつけられ刺さったまま ここにあるわ
膿んで爛れ痛み止まぬ
なおんない...ふらここ
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wind to the sky
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憧れたのは遥かな空
この背に翼はないけれど
「今」はすぐに「昔」になる
もう遅いなんて それ言い訳だろ
醜い現実に刺し貫らぬかれても
また歩き始めるのは それでもたのしいから
君の行きたい場所へ連れて行ってよ
手を繋いで 同じ風を感じて
どんなに遠くても どれだけかかっても
一歩踏み出そう 世界へ...wind to the sky
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叫べ
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当たり前のようにあって どうにもできず耐えていた
今まで一度だっておかしいと思いもせずに
当たり前のようにされて仕方がないと受け入れていた
こんなの変じゃないかと疑え
手にしていたのに奪い取られて いつの間にか許していくうち
段々と欠けてゆく お前の大事なものに気づけ
叫べ 嫌なものは嫌だと
叫べ ...叫べ
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恋忘貝
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またあの日 連れてくる女波
生まれ砕けて繰り返す これまでもずっと
ひとつ思い出す度に君はひとつ忘れ去ってく
おとぎ話だと笑っていいの
せめてすがりつく よすがが欲しい
ここにはないよと鳥たちの声
すぐに飛び立つ向こうから
波は寄せて寄せて寄せて寄せて
海は満ちて満ちて満ちて
望むしるし水の底に 探...恋忘貝
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ほんとうの
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求めて 砕けて 乱れた境目
崩れる 吐き出す 見たことない自分
震えて 痛くて 抱えていられない
音にならぬ のどの奥 焼けついて
出会って 別れて ほつれた日常
こぼれる 染み出す 知らずにいた想い
刺さって 潜んで 消え去ることのない
言葉 口をついてすぐ錆びついて
すぐそこまで来たの 声を出そ...ほんとうの