葉揺の投稿作品一覧
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あなたに言われた言葉
ずっとあたしの中で繰り返してる
冬の冷たい氷で凍えてしまいそうだった
あなたのあたたかい目が
あたしに光をくれた
必ずまた会えるよと
小さな男の子は言った
小さな女の子は頷いたの
いつか見た夢が暗いものだったとしても
繋いだ手のあたたかさを忘れなかった...[作曲募集中]あの2月にまた会えますように
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雨の音がした
あなたの温い温度が肩にかかる
外は風も吹いて
嵐みたいと怖がった私を
優しくて大きな手が包んだ
でもね
さよなら
貴方はもう私のものではないの
肺がキュッとなって
上手く息ができないけど...薬箱
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ラブソングなんて柄じゃないだろ
目をそらして俯く僕の頬を君は
両手で包んで微笑んだ
君はどうしてそんなことばかり言うの
って優しく言う
だってそもそも僕なんか君には似合わないよ
心の中でいつだって思ってることだ
優しくて綺麗で強くて脆い
君はすぐに消えてしまいそうだから
いつも本当のことは言えなくて...アリス
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ピアノの音が綺麗だった
夏がもうすぐ来るねって
微笑んだ君の顔が頭から離れない
唯一心を許せたのは君だけだった
ピアノの音が綺麗だった
夏はもうすぐそこなのに
何故か認めたくなくて長袖のシャツのまま
心を許せたのは
傷を赦してと願ったのは君だけだった
触れたら壊れてしまいそうな君...Code
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終電には間に合わなかった
ヒールが似合う女(ひと)にもなれなかった
何にも求められなかった
私も何も求めなかった
月も夜も街も空も見たことないくらい
綺麗だったなぁ
初めて貴方に会った日を今更思い出すなんてね
僕は君だけだよ
簡単に信じてしまった
子どもだったから?私が?...シニカルムーン
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もう君なんかいらない
そう言って吐き捨てた
僕の本当の気持ちまで落としてしまったみたいな夜
恥ずかしい台詞をいくつも言った気がする
あれは夢だったのかな
僕はいつも素直な君が好きだった
温かい手を握ると
握り返すのは君の小さな手だった
ああ、いつもいつも側には君がいたから
僕は強くなれたのになんで泣...Spring Flower
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あなたの指よりも
優しいものをあたしは知らない
間違いを間違いだと
ただ言うんじゃなくて
あたしの目を見て真っ直ぐ語るその声が
愛おしいよ
あなたの触れたもの
あたしに触れた全てが
優しい音がする
怖い事から守ってくれるようで...[作曲募集中]春のゆきさき
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それは古いラクガキみたいな
優しい文字だった
あなたの好きが書かれた教室の壁
隅っこに私にしかわからないようにと
込めた愛の言葉に
素直になれなかったよごめんね
明日も明後日もそのまた次の日も
永遠に隣にいられるなんて
当たり前に思っていたんだ
壊れてしまいそうな脆い糸を...[作曲募集中]映画のような
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A
いいと思ったことが実はもう駄目で
駄目だと思っていたものは当然駄目だ
情けないだらしない僕を好きな人は一人もいないいたとしたらそれは都合の良い夢さ
S
きっとなんて信じていられたのは
8歳までだった
愛情なんて勘違いしていられたのは
9歳までだった
笑っちゃうよなぁ...[作曲募集中]バッドエンドボーイ
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幸せな夢を見た
隣にはあなたが笑っていて
僕の手を握る
嘘つきは嫌い
大人はもっと嫌い
愛が欲しかった
たった一つだけで良かった
あなた以外誰も僕に優しくなんてなくていい
愛が欲しかった
たった一言愛してると聞きたかった...Holy night
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A
君がいない8月が今年も来たよ
茹だるような暑さに僕は息苦しくて
A
君がいない8月が今年も来たよ
僕はまだ僕を辞められないままここにいる
B
ねぇこの何もない世界には
愛を歌う人が溢れていて
馬鹿らしくなってさ...8月のカレンダー
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A
いつからかな
君が俯きがちに話すようになったのは
石鹸の匂いのする
懐かしいあの部屋で君は
身体だけ大人になっていく
B
僕を残して
S
ねぇあのお噺の続きは...星の子
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A
ねぇ、先生愛って何ですか
ねぇ、先生私が大人だったら
振り向いてくれましたか
何度聞いても分からないふりをする
B
もう傷つきたくないよ
その薬指に光る銀色が
私の視界を奪ってくんだ
S...青いリボン
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A
何を見ても
あぁ飽きてしまうな
僕は欠けた月を触りたいとは
思わないよ。
A
何を見ても
あぁ味気ないな
僕は君を見つめるんじゃなくて
触れたい。...[作曲募集中]映夢
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乾いた夏の風が今年もまた吹いた
私はその時だけあなたに逢えるの
重ねた記憶のページが
あなたから段々とこぼれていくのは
もうこれで何回目の夏だろうか
あなたのその横顔が
綺麗だったから
口を噤んだんだ
あなたのその横顔が
綺麗だったから...[作曲募集中]晩夏
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S
最後だと分かっていたなら
あぁあんなキスあたししなかったのに
線香花火が落ちた
A
水際まで拙い言葉で
あなたを振り返るあたしは
どうしたってあなたの背に届かなくて
いつももどかしかった
B...[作曲募集中]夏恋花火
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こんなに心が堕ちてしまいそうなの
いつぶりだろう
昨日笑った貴方の笑顔が
思い出せないよ
あぁどうしてかな
あんなに嬉しかった想い出も
塵になってしまうのは
愛しているとただ
抱いて欲しかった
あたしだけだと約束が欲しかった...[作曲募集中]夜行
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I dedicate my life if you want
If you want it to break this world
哀しそうに笑うんだね
あの日裸足で歩く僕に手を差し伸べた君は
誰よりも何よりも綺麗だと思ったんだ
本当は僕の手で君を幸せにしたかった
君がくれたのはこの両手では
抱えき...アイノウタ
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ねぇこの何にもない世界でさ
君だけが僕の光だったんだ
ねぇこの何にもない世界では
君の声だけが僕を暗闇から
連れ出したんだよ
明日や未来を
願うようになったのは
君が笑ってくれたから
ただ、それだけで
僕はほんの少し強くなれた...[作曲募集中]瞼
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冷たい手の平をあなたの頬に当てる
この冷たい部屋にあるのは
あなたの温もりとあたしの孤独だけ
何度も何度も願っていた
幼いあの頃の少女は
早く大人になりたかった
映画みたいなワンシーンは
ひとつもいらないから
平凡な幸せをあたしにください
でも今日もあなたはその幸せを...[作曲募集中]Aschedecke
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君の振り返った姿
はにかんだ笑顔
水色の風を纏ったワンピース
どれも愛していた
あの頃にはもう戻れない
泣いた君のことを
抱きしめることもできずに
花びらが僕を包んだ
手を繋いで
よく歩いたこの並木道が...[作曲募集中]花酔
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貴方のことを知らないままで良かった
本当の私を見せる前で良かった
溢れた涙を手で掬う
暗い四畳半の部屋にTシャツの中で
泳いでいる私の力無い腕は
貴方を抱き締める為だけにあった
もうそんなことは忘れて
どうか楽しい夢だけ見させて
眠りについた藍色の夜に
恋をしていたこと忘れられれば...何もない藍色
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A
何も望まなければ
きっと幸せになれるのに
いつだって
何かを望んでしまうのは
どうしてだろう
B
無意味な言葉にも
愛を期待して
本当の僕はどこにあるんだろう...サイレン
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A
嗚呼、こんなとこまで来てしまったよ
裸足のままで
君の形は僕の目にはもう遠くて
思い出せるのは形のない声だけ
S
透明な毎日だ
君の笑顔は僕を救った
あの日のことはなんて呼んだらいい?
そうね…って綺麗な声でまた...水色の街
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A
何もわからないふりをした
その方が楽だったから
何も持ってないと言い張った
そうじゃなきゃ
愛されなかったから
B
「お姫様に憧れた
小さな女の子は愛も恋も夢も
持たないまま大人になったんだって」...[作曲募集中]シンデレラストーリー
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A
あたしのいない生活には
どう?もう慣れた?
あたし達随分長く一緒にいたから
きっと不便なこととか不安なこととか
沢山あるでしょう
A
あなたのいない毎日は
そうだな…
あんまり色が無くて...スターチス
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A
理解できなくたっていい
あなたがあたしのこの名前を
愛おしそうに呼ぶなら
それでいい
それだけでいい
A
繋いだ指から
約束が解けていく
もっとずっとここにいたい...ラヴミー
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A
過去は過去だ
明日を見て生きなきゃ
そうでしょ?
A
君に何が分かるんだ
僕はそう吐いて
また嘘をついて傷を隠した
B
爛れた火傷の痕は...[作曲募集中]あんなふうに 君を傷つけた夜を忘れて もう僕はもう僕は 消え去ってしまいたいよ
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S
夏の夜に手を伸ばした
君はもう届かない彼方
僕を待つあの後ろ姿
あぁ思い出したらなんか泣けてきたな
A
いつも通りだった
あの夏の暑い日も
君の話す昔話は
いつも大袈裟で...[作曲募集中]哀夏
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S
あなたの名前を探し続けた
雨の中裸足で追いかけた
あなたの影
行かないで
夢の中なら愛されていたの
A
神様、幸せなど
私には永遠に手に入らなかった
あの人の腕の中で...[ロック]ねぇ、神様