タグ「初音ミク」のついた投稿作品一覧（89）

S
だからあたしじゃなかったんだて
やっとわかった
分かってしまった
待ち続ける夜中の電話
大丈夫だって言葉をずっと待っていた
A
あの人はとても綺麗
凛としたその声が
誰かのものになっていくのを...

愛してるの言葉を君に伝えたら
もう会えない気がして言えなかった
笑ってじゃあまたねって
その背中にあたし何度も何度も
泣いていた
夜中のシーツの跡が君の形をしている
さっきまで抱きしめてくれていた
離した手をつなぎ直したくて
言えないこともこんなに増えてしまった
目を閉じてキスをする...

約束を確かめるようなことなんて
僕には出来なくて
それでも君の心を知りたくて
月は優しくて
流れる涙に本音はしまい込んだ
君には気づかれたくないから
僕はまた強がってしまう
またね
その言葉がこんなに哀しいなんて
繋いでいた指を切って...

狼みたいな目をして
ね、でも凄く寂しそうに見えるよ
触れると少し怖がって
この手を振り払う
君はなんで独りだなんて顔してるの
優しさで君を抱きしめたくて
君の世界が月明かりに照らされるように
僕が前を歩くから
泣かないで
独りで膝抱えて蹲ってた...

黒い爪
隠す口元はあなたの癖そのもの
心を覗き見たって
所詮それは
嘘なんでしょ
分かってる
あなたのそのニセモノの
笑顔をあたしのものなんて
いっときの気休めなんだってこと
その声で名前を呼んでくれたのは...

小さなバレエシューズ
爪先が汚れてきたなぁ
これは踊るためのものでしょう
夢を見るためのものではないこと
私小さな頃からずっとずっと
わかってた
つもりだった
二度とあなたの後ろ姿追いかけたりしない
夢の中でだって
抱きついたりしない...

今日がいい日だと決めるのは
いつも私じゃなくて
あなたの言葉態度仕草全てなの
いつも私を左右してた
どこを見ても
もうあなたはいなくて
こんなに寂しいなら
恋なんて知らなきゃよかったよ
これから
これからねぇ...

我楽多を必死に集めてた
無意味な社交辞令
生きるために必要な言葉たちは
あたしには要らない
何があった
この部屋には
嗚呼君はもういない
曖昧な夢を見た
境目からあたしいつまでも
這い上がってこれない...

あなたがいなくてももう大丈夫
扉をそっと閉めた音を
独りで聞いていたあの夜
その優しさが
痛いよ
大好きなあなたの声がさよならって
言った
いつだって
あなたが好きだって
そう言えてたら今とは違う未来があったの？...

幾重にも重なった
あなたへの愛を織り
あたしは月へと還るのです
嘘をついて側にいることなど
到底できないと分かっているから
いつかきっと
心に決めた人と
一緒になると
幼い頃は思い描いた
昨日の事のような...

ねぇ出逢う前に戻れたら
握り潰した心臓
鏡の前に置き去りにして
あたし暗い部屋で泣いた
その腕が
誰かのものになること
その腕が
あたしじゃない誰を抱くこと
なんでなんで初めから分かっていたことなのに
こんなに...

瞳に映った私を消さないで
あなたの目の前から
今私をなかったことにしないで
あの花弁から
雪が溢れた
冬の風が
私の真横を通り過ぎたよ
もっと早く
あなたと手を繋げばよかった
もっと早く...

永遠に生きて居たいですか
なぜそんなにも
永く息をして居たいのですか
孤独とはどんなものなのかも知らないで
人は簡単に
「若いままでいたい」なんて言うけど
自分よりも誰かが先に死んでいくのを
いつもいつも見送るのよ
どんな傷にも病気にも苦痛にも
耐えられるけど...

きっと彼はとても頭が良くて
私が思いつかないようなこと
いくつも思っては
時々苦しんでいるのでしょう
あれが嫌だ
これが嫌だ
なんて私のワガママを
いつも笑って聞いてくれたね
あの星が降る夜
あなたからキスをしてくれたこと...

雨が降ると
傘を持って
貴方のこと
いつも駅まで
迎えに行っていた
風邪を引かないようにね
忙しい貴方のことが
私はいつも心配です
足りない言葉で
重ねた手のぬくもりは...

あなたが側にいたらどんなにいいんだろう
その中で私が一番になれたら
どんなに幸せでしょう
隣であなたが欠伸をする
気を許してくれているの
わかってる
でもそれが寂しいよ
その身体に触れて
寒い夜は抱きしめて
大きな手が優しい声が...

あなたの声を聴いていた
ステレオから流れる
モノクロの声をただ
繰り返し聴いていたの
その声を忘れないようにと
印のように私重ねた毎日を
落とさないようにと
あの日から途絶えていた
本当を知りたくなくて
閉ざされた扉に近づけない...

あの子の髪色になりたい
綺麗な柔らかい
あの髪の毛いいなぁ
あたしあの子に憧れてる
小さな頃からずっと今も
鏡の中で
上手く笑えないのよ
いつも誰かを気にしてた
夢にまで見てたあの子は
どんな顔して笑ってたっけ？...

音のない部屋で
君を待ってた
白い壁に塗られた愛は
黒い嘘で上書きされ続けてた
決まったように
朝が来て
決まったように
夜が行く
息を吸うように
君はあたしのこと…...

ねぇ何かが変わってしまったの
あの日からわたし
誰の声も聞こえない
ずっと一人ぼっち
まるで人間の姿をしたまま
違う世界に入り込んでしまったみたい
本当は寂しい
聞こえるはずの声に
聞こえないをして
もう傷つきたくないからって...

愛してるだなんて
今日も嘘ついて
傷だらけの私の心は
もう元に戻らない
愛してるだなんて
そんな嘘ついて
傷だらけにした私の心を
あなた拾ってくれる？
明日も明後日も
上手く笑えないよ...

あぁ夢の中の花火は綺麗だったのにな
あなたの1番にはなれなかった
ずっとなりたかったけど
いつも強がりばっかで
素直になれないんだ
来週花火大会あるから
一緒に行こうよ
そう言えたのは私じゃなくて
あの子だったの
あぁ夢の中の花火は綺麗だったのにな...

あなたとの日々を数えた
ひとつふたつみっつ
そのうち指が足りなくなって
あなたとの日々は
崩れ去った
明日のこと
なんでも言い合えたのは
なんで？
あなたを
愛していたこと...

飼いならされた犬は
あっちへこっちへと尻尾を振って餌をねだる
人になったら八方美人とでも言われるのでしょうか
あなたにただよく思われたいだけなのに？
私の前に
その女を連れてこないで
綺麗な指先で私を優しく撫でる
噛みつきたいけどそういうわけにもいかないでしょ
ある日人になった
私はあなたにとても愛...

私の作ったこの唄が
誰かの1番になって欲しいように
誰かの作ったあの唄は
今のあたしの1番です
寂しい夜に聴く
嬉しい夜に聴く
切ない夕方に聴く
どれも作った人は違うけど
どれもあたしの宝物なの
誰かのそんな1番に...

貴方いつも分かりやすい愛情で
私を抱きしめる
その温もりが大好きだった
明日が来ない今日があるなんて
私知らなくて
想像もしてなかったの
貴方がいる毎日が普通で
私それに甘えて
その温もりに安心してしまってたの
愛してるなんて...

夏の終わりが僕を追いかける様
君の髪の花飾り揺れて
僕の手をするり通り抜けてゆく君が
とても切ないよ
この恋が終わる頃
僕はまた違う誰かを愛せるかな？
移ろう日々が君を美しくさせてゆく
僕の手にはもう届かないよ
君の香りだけが僕の回りを漂うんだ
一つ季節が終わってはまた繰り返す...

恋人じゃないのに手を繋ぐ
人混みの中"はぐれるよ"って
私に差し伸べたては貴方の優しさ
そうして私は満月に心踊る
月影のワルツ
胸に秘めては覗く君の目に
狂い咲く花見ては乱れる心が
唄となり時を重ねてゆくでしょう
夜の花さえ
愛しくて君を想う...

あなたの口ずさむ唄は
なんでも素敵だと思ったし
恋をしたその声を
いつでも聴いていたかったのよ
帰り道"手を繋ごうか"なんて
あなたが微笑むから私恥ずかしくて
"やだ"なんてそっぽ向いたけど
本当はすごく嬉しかった
陽が暮れた遊歩道
夢みたいな色してあなたと私を包んでた...