ほさけんの投稿作品一覧
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風と花と光
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風と花と光
声が 聞こえる
冬の 街から
青く冷たい 風が
君の 心を過ぎる
言葉 冷たく
心 枯れても
熱い思いは 胸に
今でも過去から 響く
光は きらめき...風と花と光
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春 川は流れる
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春 川は流れる
風は やさしく春の谷を 吹く
淡く香る花 白く光る空
散りかかる花びら 流れてゆく心
夢のように ゆらめいて
水は 時を映す
風は 涼しく頬を 過ぎてゆく
春の通る道 若葉のトンネル
あなたに 呼びかける
冬の日の 心に...春 川は流れる
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春待雪
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春待雪
風音 雪色 冬の空
白い部屋
思いは 降りつづく雪のよう
霞む空の かなたに浮かぶ
青い影ぼうし 思い出
薫る風の日 私は空をあおいで
風雲
青い麦の穂 穂なみの海は
遠ざかる日々...春待雪
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おとなになれなかった子供たち
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おとなになれなかった子供たち
星が降るような 夜空の下で
風に耳をすます
景色は変わって 時はすぎてゆき
誰もが忘れてしまう
星に輝いた 思い出がのこり
風が答えるだけ
遠い世界へ 呼びかけてみても
こころは泣いてしまう
眩しいあの日が 再びあるなら...おとなになれなかった子供たち
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屈折光
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屈折光
季節の色が 移ろうように
幸運の光が 消えてゆくなら
明日への 迷い道を
いま 通り抜けてゆく
光のほうへ
冬の道には 枯葉が散り
萌え立つ若葉は 見えないけれど
雲はきれ 空からの
いま 光に私は ...屈折光
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微笑みの季節
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微笑みの季節
灰色の空の下に
雨は冷たく落ちて
ブルーな心を
窓に映して見ている
どんなに遠く離れていても
信じあえる
いつでも心は見えてる
きっとわかっている
冷めたマグのコーヒー...微笑みの季節
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猫町と星屑
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猫町と星屑
思い出の 物語
猫町の 昔ばなし
父さんの あの町が
今もまだ あるのだったら
懐かしい あの頃
浜に向かう道は
いつか 帰る
町へ つづく
あなたのすべてが...猫町と星屑
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海岸通り午前5時
琥珀色の 通りに
朝の風が 吹いてる
夜のなごりの きみは
まるで子犬 迷子のよう
汚れたシャツと くたびれた靴で
小銭の数を 指で確かめ
闇の中に 偽りの日 夢みてる
うつむいて
つかれた顔で 歩道に腰かけ ...海岸通り午前5時
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海岸通り午前5時
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秋の今日にアリガトウ
青い空の光
けやき並木の道
秋色の 木の葉ゆれて
昨日の思い 染めてく
季節は もう変わって
私に 問いかける
春の光も 夏の雲も
遠くはなれて 季節のなか
思い出の日に サヨナラ...秋の今日にアリガトウ
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秋の今日にアリガトウ
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天の眼
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月とパステル兎
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夜明け前の人
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月のふね
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幸せの島
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