タグ「イラスト募集中」のついた投稿作品一覧（24）

仮初めの眠りの終わりと
永遠の始まりを
静かに感じても　ただそれは闇へと消える
薄れゆく視界の彩
清らかな死の愛撫
いざなう世界は
幻想のエデン
あの日キミと見た夢の中
薔薇窓から零れる月光
動けない私に触れても...

研ぎ澄まされた深紅の鉤爪で
今日の獲物を切り裂き食らいつく
驚愕と戦慄の目で慈悲を乞え
その瞬間に知るがいい
己の無力さと愚かさを
あたしは生きる、生きる、生きる！
ほんのわずかな未来を賭けて
獲物に深く爪をたてたら
今日の命はつながれる
カオスゲームの密林で...

深い深い森の奥で
ふたりは眠りに落ちて
蒼い月に夢を見よう
目覚めるまで古いワルツを
夏の終わりの秘密の舞踏会
灯りをともしたら
幕がほら、あがる
今夜　もういちど　踊ってくれますか
時計の針　左まわり　叶わない恋
消えそうな君の声　聞こえたよ...

どこまでも遠い空
やわらかに光る風
羽があれば飛んでゆける
春が呼ぶ空へ
窓越しに浮かぶ雲
太陽の船はゆく
羽があれば飛んでゆこう
君が待つ場所へ
木漏れ日に芽吹く花
弧を描き鳥は舞う...

わたしはアリス　あなたのアリス
お望みどおり　染まりましょう
私はアリス　あなたのアリス
一途な恋を知りました
この胸の　純潔を
捧げます　だから
あぁ　どうぞ手を取って
優しい声で導いて
わたしはアリス　あなたのアリス
黒いドレスが　お好きでしょ？...

闇に静まる森の廃屋
淡い洋灯(ランプ)を灯したら
凍れる時が廻り出す
はじめて君のドレスを見た日
叶わぬ恋に落ちました
君は令嬢　僕は楽師
穏やかな木漏れ日が
夢を奏でた遠い春
透き通る月影に
彷徨う幻燈ロマネスク...

弦楽　メロディア　異人館　
灯りに揺れる千の影
静かにざわめくGrim Hall
紳士と淑女の青い炎
壁の絵画を抜け出した　午前零時　振り子は止まる
目覚める前世の記憶
ぎやまんの夢　Lost Festival
幻想　浮かんだ　シャンデリア
見目麗しきゴーストよ
美味なるディナーと音楽で...

もうギリギリ　潰れそう　歪な正義
約束の楽園は　ここじゃないらしい
重金属(メタル)と重油(オイル)と雑音(ノイズ)に塗れた世界
安息の祈りより　今を生き抜くこと
Jesus！　その慈悲はどこへ向かう
流星落ちる　遙かなバビロニア
夜を走れ　闇を駆けろ
近未来都市(メトロポリス)の底辺で
星を砕け　...

氷がささやく大地　鉛を溶かした空
冬に閉ざされた町　孤独がぼくを囚える
あの日　君が残した光も
小さく消えそうで
遠い春を待ち焦がれ震える
深い悲しみの白
音もなく降り続く雪　世界を凍らせて
日差しを奪われた窓　薄れる君のぬくもり
あの日　ぼくと重ねた指先
切なくよみがえる...

鉛色に錆びた月
影も凍る戦場で
崩れ落ちた僕の目に
映る少女は黒のワルキューレ
白い指を血に浸し
記す嘆きのレクイエム
闇の底に降り立った
少女の背中に黒い羽を見た
迫りくる終焉に
意識の向こうで見つめ返す...

もろびとこぞりて　Halloween Night !
空から降り注ぐ　星屑キャンディ
舐めたらあたしも　見習いの魔女
お菓子をくれなきゃ　いたずらしちゃえ
黒いドレスに隠した呪文
煌々　ランタンは灯る
さあ楽しもう　秋の夜のメルヘン
急げ！パンプキンたち　町を埋め尽くせ
異世界に迷い込んだら　パレー...

バーチャルで仕立てた　馬車に乗り出かけよう
塗り重ねた肖像画像（ポートレート）　偽名で行き交う招待状
ストイックな現実　ルナティックな幻想
倒錯の世界を　心ゆくまで召し上がれ
媚薬を忍ばすシンデレラ　真夜中告げる鐘が鳴る
虚構の城の舞踏会　踊り明かしましょう
目眩くこのときめき　白馬の騎士を探せ
フ...

夢から覚める悲しみ　誰もいない真夜中
深い夜の霧のような　君の歌が聞こえる
月闇にさまよう　遠い恋の幻
こめかみにくちづける　君の影を抱いた
逆回りの古時計
記憶の振り子に　ぼくは囚われる
幼さは罪なのか　あの日の少年は問う
失うと知っていたら　奪えたのか？…と
青白い月影　落ちる螺旋の底で
見上げ...

華燭の舞台で　絹の衣裳に包まれ
薔薇色の頬を微笑で飾って
妙なる旋律　アゲハのように
艶やかに今宵も舞い踊る
さあ謳え　この世の春の光を
幻飾　身に纏う　狂宴の日々
やがて夢は果てて　花も散ること
今は知るはずなく　汝よ　咲き誇るがいい
白磁の素肌に　数多の紳士囚えて
薄紅に染まる胸元いざなう...

優しく浮かぶ月がささやく
月光（ひかり）の絹糸　指先　結べば
淡い灯りが揺れる窓辺
あなたが眠りにつく頃
密かに爪弾く叶わぬ想い
僕は屋根裏の恋する楽師
今夜もひとり歌うマドリガル
いつかあなたに届く日まで
煉瓦の路地裏　古びた石畳
夜警の靴音　月影に響く...

あなたは誰です？　あなたは誰です？
何処へ導くのです？
魔女は晒されて　毒を吐くバシリスク
街に響く笛の音
絶望の瞳をした子供たち
楽園へいざなう
まだらの笛吹き
あなたは誰です？　あなたは誰です？
何処へ導くのです？
さあ、ついておいで　奏でる笛吹き...

闇夜の彼方から
獣は遠吼えて　
幕開くサバト　
束ねた長い髪
妖しく振りほどき　
影に溶け込んで　
木々さえも眠らせる森の奥　
響く嗤い声　
静かに囁いた
背徳の賛美歌　...

幻影に閉ざされた霧深い森の奥
真夜中の声が僕を呼ぶ
悲しみの廃屋へ結ばれた細い糸
手繰り寄せる闇の底
砕け落ちた天窓で凍える月光　夜の静寂
剥がれた床に散らばった消え残る幻を
指先でなぞり確かめる
あの日の木漏れ日も微笑みも此処にない
傷跡と喪失と
青白く透き通るあなたの影　迷える夢を見せる...

闇を従えて　黒い羽ひろげ　
夜毎　訪れる　愛しいアナタ　
長い髪　透ける肌　
すべる指　絡ませる　
吸血姫－Lamia－　
夢か幻か　笑みは妖艶…　
赤い唇で　心　吸い尽くす　
甘い声　囁いて　
首筋に　くちづける　
吸血姫－Lamia－　...

籠の格子の向こう側に　
忘れかけた空を見つけて　
ため息をついた　
甘いお菓子を啄ばんでも　
胸の奥はひび割れたまま　
時はただ過ぎる　
広いあの世界の果てに憧れた頃　
夢を失くしたのは　いつの日のこと　
壊れそうな細い羽は繋がれて　
そう、わたしは飛べない玻璃の金糸雀...

闇に沈む真夜中　今夜もひとり目覚める
古い店の飾り窓　私はあなたを待ちます
遠い恋を奏でて　永い夢を歌って
時を超えてさまよう　私はドルチェリアの人形
百年前に落ちた恋の
結末を探してここまできた
ガス灯に照らされた異国の闇に
過ぎてゆく幾千の幻の影
追憶のあのひとはどこに眠るの
この指を伸ばしたら...

ともに、死んでくれ給へ
退廃の眼差しに情念は燃え上がり
君は愛を乞う
あたしは微笑ってみせる
憐みの眼差しで静かに本を閉じて
君を抱き寄せて
書生の生真面目と病的な高潔で
まだ青い春を生く　愛しき無垢な君
戀をひとかけら　くちびるに落としましょう
君をこの胸で弟をあやすように...

死するよりも苦しみを　愛しき君に
一途すぎた恋病みは　赤黒く咲く
さあ　呪われよ
鋼鉄の炎に焼かれ
さあ　見るがいい
灼熱の愛が行き着く果てを
裏切りには血の薔薇を　その心臓に
薔薇は歌う　恋闇は深紅に染まる
さあ　生きて逝け
永久の闇夜に抱かれ...

豊かに実るという　果実をもぎ取ろう
砂漠を西へ行け　オンボロのハドソン
砂嵐舞う
地平の果て
乳と蜜の大地　俺たちは目指そう
破れた1ドルで　昨日を売り渡そう
荒野を突っ走れ　屑鉄のエンジン
夢へと続く
果てなき The Mother Road
乳と蜜の大地　俺たちは集おう...