籠の格子の向こう側に 
忘れかけた空を見つけて 
ため息をついた 

甘いお菓子を啄ばんでも 
胸の奥はひび割れたまま 
時はただ過ぎる 

広いあの世界の果てに憧れた頃 
夢を失くしたのは いつの日のこと 

壊れそうな細い羽は繋がれて 
そう、わたしは飛べない玻璃の金糸雀
飛べない玻璃の金糸雀


みんな、わたしに喋りかける 
だけど、誰も気付きはしない 
寂寞の想い 

甘い蜜水(ジュース)を飲み干しても 
胸の奥は乾涸びたまま 
日々はただ巡る 

すべて与えられても満ちることない 
囚われの温室 狭い鳥籠 

壊れそうな細い声で歌うの 
そう、わたしは空虚な玻璃の金糸雀 
空虚な玻璃の金糸雀


澄んだあの光の中で囀った頃 
風と遊んだのは いつの日のこと 

壊れそうな脆い羽をひろげて 
羽ばたきたい もう一度あの青い空へ
もう一度あの青い空へ 


そう、わたしは飛べない玻璃の金糸雀 

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

玻璃の金糸雀(ガラスのカナリア)

オリジナルは2007年。MEIKOに歌わせるにあたって、ちょっとだけ改変。やはり詞先だと曲に乗せにくいフレーズが出てしまいますね…。

閲覧数:95

投稿日:2018/03/17 13:29:20

文字数:405文字

カテゴリ:歌詞

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