紗羽（さわ）

■１A
こぼさぬように　足もと見て
歩いてきた　顔を上げて
■１B
抜け出そう(Ah_)　お固くなった
アタマは　どこかに置いてゆこう
■１C
駆け出した　この脚で
ぶかっこな走り方で(ぶかっこでかまわない)
苛立ちも悔しさも...

風が木々を、
僕の頬を撫でる
君の髪が、
木漏れ日が揺れる
思い出す
けして多くない欠片を
やわらかい微笑みに
傷ついた心が
今日も詩を謡う
失った覚えはない...

[A1] 8/7/10/6/7/8
玉座に座らせ　吊り上げていく
私を好き勝手に　飾り付けて
高いところは 飽き飽きしてるの
[A2] 8/7/10/6/6/8
彼女はそうして　私を見ずに
虚像の理想だけを　愛でているわ
こんなところ飛び降りてしまえ！
[B1] 8/8/7/6
盲目な目など　潰して...

[A]
こぼさぬように足元見て
歩いてきた顔を上げて
[B]
かたくなった身体をするりと抜けて
今夜は現実から逃げ出してみる
[C]
音速を追い越そう
姿が消えるくらい
全速力で走るよ...

【Ａ】
今日届いた光は
大昔のものだと
君は自慢げに笑った
僕もそれは知ってたけど
【Ａ２】
なぜだか君が言うと
世界が熱を持って
小さなもの見えないもの
すべて輝いた...

小高い丘の城に
ひとりのお姫様
豪華な飾り、食事
それでも
彼女は物足りない※
まだ隙間は埋められない
「ねぇ、何か頂戴よ」
乗せて付けて重ね合わせ
花園は枯れていった
大きな城の中に...

[a]
夜の街を歩く
今日の月は暗い
[a]
掻き消しては探す
昔の人影を
[b]
Ah...ぼんやりと ずいぶん長く
恋をしている気がするわ
待つ他に何も無いけど...

【Ａ】友達の目配せで
誘われたお祭り
彼も来ると聞いて
去年より気負う
【Ａ】当日待っていたのは
まさかの君だけで
誰が仕掛けた罠？
それとも計らい？
【Ｂ】熱くなる
この頬を隠したいのに...

【Ａ】
遅く目をさました休みの日
どうしてだろう
君のこと思い出した
【Ｂ】
新しい写真立てにはいないから
久しぶりに君の顔が見たくなる
【Ａ】
春に感じていた寂しさが
突然僕の心に帰ってきたよ...

[A]
はじめは私を見てた目を
ふせ始めるまでの時間が
まえより短くなったこと
気づくほどにあなたを見てる
[B]
私に返事は来ないの　きっと
今夜も明日も忙しいって
わかるよ　できるよ
待っているよ　いつまでも　...

ドロドロ甘ったるい
ガムシロップのような
彼女たちの上辺だけの
お付き合い
おてて繋いで媚売って
わっかの外が恐いだけ
煙たい臭いと
足を放り出して
唾を撒き散らし
ゲラゲラ笑ってる...

Ah―聞こえなくていい、誰にも
Ah―見えなくていい、密かに
吐息に愛を込めて
窓から言葉投げて
夜風に乗せて送ろう
おやすみ good-night
missing you
missing you
夢で会えても昨日会っても
きっと貴方が恋しくなるの...

[A]6/7/6/8
ちいさい頃　夢にみていた
遊園地の　空中ブランコ
[B]5[4]/5[5]/9
翼つけ(空へと)
風を切り(舞い上がり)
私は飛び立った
[C]3+4/3+3+5/3+2+2+2/4+5
高く　遠くへ
越える　光る　観覧車...

[A]10/7/8
学校を出るときに
グランドの前
通ることにした
[A]
気づいたときにはもう
彼が私の
世界の中心
[B]12/10/8
下の名前とかあだ名で...