ひらいずみまゆの投稿作品一覧
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トエト素材(200%)
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トエト素材(100%)
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久しぶりに出会えたあなたは
いつもと変わらない落ち着きのなさと
苦笑いにも似た優しい微笑みで
そっと私を包み込んでくれて
ただ静かな時間が過ぎて
そうよ
他には何もいらないもの
それが夢だと気づいた朝
透かした陽の向こうにある懐かしい日々を
ゆっくりと...再会 (2009/3/13作)
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ちょうど桜が咲き始めた頃だっけ
約束したから頑張れたんだ
時々でも話してくれて嬉しかった
心の中に居場所できたから
階段を一段 また一段
冷たい雨をも栄養に変えて
灼けつく大地に負けることなく
真っ白で大きな愛の花
明日は永遠にあると思いたい
たとえお別れが近くても...loop (2009/1/30作)
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砂浜に浮かぶカフェテラス
長い髪を揺らした空色のワンピは
白波と鬼ごっこに夢中
まだちょっと冷たいよ
確かあの日も雲一つ無い快晴だった
決定的に違っていたのは
そこに君がいなかったことかな
新しい車を買ったら連れて行ってね
早起きして頑張ってくれたから
買ったばかりのCDをのせて...海辺 (2008/10/31作)
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大丈夫だよ。
ちゃんとそばにいるから。
いつも泣いていたね
背中に回した腕が心までギュっと
しめつける
小さな身体では背負いきれなくて
今にも崩れそうな運命の振り子
支えきれているのかな
自信なんて無いけれどそれでも
私が...絆 (2008/9/23作)
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どうしよう あのね
すき
すき
落ち着いていられない
声をかけたい
見つめたい
できない
こんなに近いのに
どこまでも手が届かず
よそ見をしながら...とまらないもの (2008/8/26作)
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ぬるい風の中のざわめき
二人の夏はあんなに遠いのに
何も知らなかったから
そうよ今だって渡れない対岸を
見つめているだけ
本当は知りたくなかっただけかな
私の中で騒ぐ悪魔と天使達が
丘の上に立っていたあなたの姿も
その丘も群青の空も草花も
頬を濡らしてとぼとぼ歩いた...late in summer (2008/7/30作)
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黙ってうつむいたままの君に
こんな時間にどうしたの?って
知らないわけないのに
気づかないふりの僕
飲み物を入れてくるねと
立ち上がった背中への衝撃は
切なさと悔しさを胸にじわりと
悪夢のように呼び覚まして
そのまま静かに時を止めた
これで良かったのかな...昨日と明日 (2008/6/20作)
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冷たい雨に濡らされても
心の灯火は絶えることなく
ほんのりと温かで
そうやって包み守るんだって
いまの私のこの想い
どこまでも晴れ渡った遠い青空から
ぶ厚い雲を突きぬけていこう
前が見えなくなっても
声が出せなくなっても
いつも必ず...雨 (2008/4/24作)
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ほんのちょっとの積み重ねが
複雑で先の見えない迷路を築く
あとでも大丈夫と
油断しすぎていたのかな
あたしは出口を探して歩き続ける
ここがどこかも分からない
声が聞こえたような気がした
向かうべきか無視すべきか
赤 青 黄 紫 黒
色とりどりの小石が並んで...迷路 (2008/4/18作)
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確かちょうどこんな感じ
近くて遠い
あの頃の私たち
まるで作り話だけれど
春を慶ぶ桜の下で
言葉を交わしたのが始まり
募る思いが互いを引き寄せ
夏は謳歌し
秋は享受し
冬は寄添い...さくら (2008/3/22作)
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今日は二人で散歩に出た
俯いたり微笑んだり忙しい君の
なくしものを探しに
店先のウインドウにあった赤い靴
路地裏に集うネコたち
小川に似合わぬ立派なアーチ
部活に勤しむグラウンドの人影
遠い視線のその先に
決して見つかりはしないことを
本当は気づいているだろう...鍵 (2008/3/21作)
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部屋の片隅で膝を抱え
窓の外
ビルの隙間に白い月を見ていた
とても静かで
ぼやけた視界のその裏側に
見えた希望は儚い幻
終わって初めて気づくの
人の記憶は二度と消せないって
取り戻せるものは無いって
会話も関係も感情も感覚も失って...suspend my heart (2008/2/28作)
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ねえキスをしようよ
二人でキスをしようよ
もっと胸のドキドキを
今を感じていたいから
もう明日は5月だね
週末の準備はオーケー?
何度も訪れた島なのに
いつも違う顔で迎えてくれる
素潜りが好きなあなた
思い切って飛び込んだ先に...キス (2008/2/1作)
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伝えたかった
届けたかった
こころの奥にあるつぼみは
いつまでも開かぬまま
あいにくのメイストーム
旅はおあずけ
不安定な窓の外側を
祈る気持ちで見つめていた
いろいろあったから
忘れないでいたから...believe (2008/1/6作)
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寂しいとき そばに誰かがいなくても
苦しいとき 助けてもらえなくても
明日があるから
寂しいときも きっとどこかに必ず
苦しいときも 諦めたりしなければ
道は続いているから
寂しいときは 瞳を閉じて
苦しいときは 瞳を閉じて
いつでも会えるよ
ここが終わりではなくて...whenever (2007/7/26作)
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しずかなよるに
めをさまして
みちびかれるまま
ちいさなたびへ
ねしずまるまち
きまぐれのそよかぜ
どんなゆめを
みているのかな?
ほしのこえに
みみをすませて...stardust (2007/7/18作)
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あなたのことが大好きだよって
電車で聴いたポップナンバー
真夏の日差しに街が灼けつく
お気に入りの坂道を歩いて
きらめく港が見えるこの丘
麦わら片手で押さえて眺めた
初めて私がやってきた日に
教えてくれた秘密のロケーション
両手を高く背伸びしたら
ジュースを頬に驚かせたあなたは...from this place (2007/7/17作)
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水色の傘をさして家から歩いていた
グレイのまだら模様になった私の心は
雨上がりの雲間から差しこむ希望の光を
手探りで確かめながら見つけようとしていた
はしゃぎまわる全身黄色の女の子
手をつなぎ八百屋のある交差点を曲がって
紫陽花のバス停で手を振った淡い記憶
それから幾十もの季節がめぐって
心に浮かぶ...Forecast (2007/6/15作)
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あおぞらに向かって
両手を伸ばしたら
なにかを掴めるかな?
そのまま立ち上がったら
もっと近づけるかな?
助走をつけて
全身でジャンプ!
私はここだよ
届かない想いだって
きっと届くよ...そらのむこう (2007/4/20作)
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今日は楽しかったよ。
ステキな景色を見られたし、
お花もかわいかったし。
それにね、
ううん何でもない。
ちょっと横になるね。
まだこんな時間だというのに、
もう若くはないのかな。
ん・・・。
手に暖かな感触。...うつつ (2007/3/27作)
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おそらをとびたい
たかくとびたい
なんでって?
どこへでもいけるから
あいにいけるから
あえなくなったの
おわかれしたの
でもほんとうは・・・
おそらをとべたら
かなうようなきがする...wing (2007/3/23作)
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粉雪の舞う静かな夕暮れ
息を切らし道を尋ねてきたあの人
近くに住む偶然がきっかけとなって
ふたりの時間が始まりました
互いの家で食事を作ってみたり
電車に揺られて小さな冒険に出たり
居酒屋で悩みから夢まで語りつくしたり
深夜の公園で気持ちを確かめ合ったり
思い出は静かに折り重なり
想いは降り積もって...ふたりの時間 (2007/3/20作)
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3月も終わりに近づいたある日の昼下がり
田舎の町外れにある小さな丘にいました
毎年この時期に訪れるお気に入りの場所です
雲ひとつ無い好天で日差しが眩しかったのですが
その柔らかな陽気にずっと包まれていたくて
何も無い草原の上でただ寝転がっていたのです
携帯の電源は切ってあります
日々の悩みごとなどは...natural white (2007/1/19作)
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いつでも心はそばにいてね
寂しがりの私だから
嬉しいときは二倍
悲しいときは半分
知らないこと 教えたい 見せてほしい
良いところ 真似したい 変えさせたい
それでもときどき訪れる
曇り空を吹き飛ばすチカラがあれば
公園で泣いていた私にくれたキャンディ
甘く優しい気持ちで包んでくれた...あなたへ (2006/11/17作)
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(S)
私きっと あなたもきっと
同じ道を望んでたけど
でもね言うの「もう終わりよ」と
違う道を歩んで行くわ
(A)
「昨日はゴメン」
雨降る夜に携帯のメール
もう少しあと少し早ければ
電話かけたけど...二人の道