5(ゐつ)の投稿作品一覧
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孤独を厭(いと)うて 誰かを求めた
引き寄せられるように 触れた掌
奇跡と知るから 放さない
東の街でこだまする囁き
西の森では羽音が切り裂く
その中心で 僕は
離れるよりはいいだろと
君の右手を強く握った
片手が使えないのは 不便でも
この不自由さに満足している...手と手
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青空を 切り裂いてく
宇宙船(ソラブネ)は 高く高く
その先に 広がってる
新しい宇宙(ソラ)を掴め
偽りで満ちた世界の殻破り
膨張してく宇宙(ソラ)に飛び入り参加
甘い香り コンペイトウ
あれはきっと 星のカケラ
箒星 流れていく
誰かの夢 乗せて光る...ソラブネ 【音が付きました!】
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昨日に等しく 繰り返されてく
同じ言動 不変の筈の日常
それでもいつかは終わっていくのね
歩む進む まだ見知らぬ底へと
永遠の中で 巡っているつもりになって
降り続けている 螺旋の渦
Step down, step down, go ahead
時の流れ 逆らえずに
Step down, step ...螺旋階段 【音が付きました!】
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それは世界が終わる合図
亀裂は広がり 地は裂けた
始まったのは 終焉への落下
手を伸ばしても 何も掴めず
空気の代わりに 纏わりつく水
機械の体 溺れていく
刹那に発した この声は
あなたに残したメッセージ
届いてくれると 良いんだけど
水に溶けてしまうかな...read
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ねえ見てよ この白紙の楽譜
何の記号も書かれちゃいない!
主人(マスター) 私は何の為に
拾われたのかを 忘れそう
美辞麗句に飾られた
その奥にある 根本理由
私が歌うことの意味
歌いたい 歌わせて
歌いたい 歌わせて
言葉一つを紡ぐにも...白紙の楽譜
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貴方の涙は蜜の色
甘く蕩ける蜜の色
泣いたって何も変わらないなんて
そんな寂しいこと 言わないで
弱虫の証だからなんて
涙を隠して しまわないで
どうせなら一緒に 声を上げて泣こう
優しく心を洗い流す 蜜色の涙を零して
貴方の涙は蜜の色
甘く蕩ける蜜の色...蜜色
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ほら 探してみて
この 地球にある 鼓動
ほら 向き合ってよ
今 迷っている 自分
疑問はぐるぐる廻る いつもの堂々廻り
たくさんの「わからない」と 「わかりたいこと」があるよ
ほら 見上げてみて
雲 泳いでいく みたい
ほら 感じるでしょ
星 廻っていく くるり...ぐるぐる 【音が付きました!】
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蝉も鳴かぬ 気だるい熱帯夜
温い風に戦(そよ)ぐ カーテンの襞(ひだ)
憂い顔で窓の外を眺め
拭わない汗が 頬伝う
どうせ同じ呟くのなら 君の名の方が良い
「淋しい」なんて 弱音はイヤ
甘く優しい味の名前を
舌先で転がし 溶かす
君の名前を呼ぶ 二十五時
夜空に被さる深い深い闇...ココロデンワ 【曲になりました!】