タグ「切ない」のついた投稿作品一覧(17)
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canvasの絵の具を指でなぞった
引き延ばされ壊れてく世界
どうしてこんなにも簡単に
描いた景色は、重ねた瞬間は、脆いんだろう
溢れてく涙が頬を伝った
混ざり合った指を離して
固まり揺るがないと思った
二つの色彩、記憶の欠片たちが溶けだした
空白の題名と塗り残された余白と
用意してたpalletの...未完成色の想い出
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「サヨウナラ」忘れることは無いでしょう
だから貴方から私の全てを忘れてほしい
薄まることのない日々と超えれはしないあの夜を
「サヨウナラ」涙を見せずに笑って言うよ
貴方の姿が見えなくなるまで貴方の背中を焼き付ける
指先に触れる温もりと
口に残した貴方の名前
粉雪の様に溶けていく
白く降り続けていく雪...降りそそぐ雪と、さようなら
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とりあえずただ歌ってみよう
誰も居ないこの場所で
揺れる感情、遠くの言葉
ただこのままに あるがまま
寂しい事も楽しい事も
思い返せばいっぱいあった
悔しく泣いたあの夜も
微笑みあったあの朝も
溢れる想いは沢山あって
優しい言葉が痛いから...海を見ながら
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これはきっと始まりの無い物語
誰も知らない白紙の向こう
そっと色付く片思い
それはきっと終わりが決まった物語
上手くいかない運命の星が
すれ違わずに流れてく
一番星に成れたなら
結ぶ星座も変わるかな
貴方の隣の誰かの様な
あこがれ続けたアルビレオ...悲しみデブリ
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時間はあっという間に過ぎていき 気づけば冬の匂いがする
この夏に何があったのか 本当に何かあったのか?
私は何をしたかったの? 私は何をしていたのだろう
思い出しても消えてしまう 秋の風は少し寒さを増す
楽しかった、笑えていた それだけは確かにここにある
悲しかった、悔しかった 消えない傷もそこにあ...秋色の涙
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あの頃となんにも変わらないまま雲が流れてゆく
冗談と夢の間に心がぼやけたまま弾む
あぁきっと私は何にも理解してない事だけが分かる
そっと流れた涙が代わりに悲しんでいる
記憶の中 君が笑う
すぐにまた会える気がした
信じられず 真白になる
君との思い出が溢れかえる
こんなあっさり逝くなんて欠片も思って...記憶の中、君が笑う
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言葉揺れて 思いを馳せ
煙る夕焼けに焼かれて
いついつとして 貴方想う
純恋色の勾玉
霞む記憶に 花は枯れて
水辺に舞う 星をよそう
遠すぎる月に焦がれて
過ぎる空蝉 小鳥遊の空
運ぶ声が響いた
千の宵も 朝露に変わる...純恋の契り
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も一度花が咲くならば 今度は大事にできるかな
傷つくことを恐れずに 優しくそっと言えるかな
君を好きだと言えるかな そう在れたならいいのにな
形を変えてく愛が怖い だから愛を知らずにいたかった
何もできない僕だから 貫く勇気が持てないと
傷つけるのが分かるから 傷つくことも分かるから
始めからもう無...も一度花が咲くならば
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また雪が積もりだしてる
朝にならない午前四時
眠れないから飛び出した
静かに眠る夜の街
ポツリ佇む自販機で
暖を取るため何か買う
凍えた指で押し込んだ
懐かし色のココアだけ
昔好きだった甘くて優しい味
何故だろ涙が少し零れていた...ココア
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10年ぶりに会う町は年老いて
田舎過ぎる草の匂い、畑焼きの風
こんなに小さな土地すら広く見えた
あの頃の僕はまだ子供だった
辿り着けず夢見てた空
今ではどこか違う気がした
帰りたくなる場所、変わらない場所
歩き疲れた始まりの空
そびえる山も川の流れも
触れられずに忘れかけてた...僕の故郷
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ハローハローハロー 僕の声が聞こえていますか
ハローハローハロー 君はそこにいるのでしょうか
宇宙船から見える景色 目を閉じても変わらない
辛うじてついてる赤い光が 僕の命を物語る
無線機から流れる雨の音 気が狂うほど鳴り響く
そばを流れた誰かの光 僕の祈りは届きますか
広い世界の狭い場所 誰にも届...一人ぼっちのハローハロー
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ねぇフィオーリア 僕らの出会いを覚えてる
リコリスが咲くあの場所で 僕は初めて恋をした
群青漂う空の下 君は一人で泣いていた
白で固めた儚いリリー 愛しい人への手向けのカリス
色を残した悲しみに 「さよなら」ひとつ、風がなく
遠い遠い空の向こう 色付く景色の最初の方
君と出会ったあの頃を 君が薄れた...フィオーリア
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雨が降った 傘を開いた 広い 隣 君がいない
遠くなった 会えなくなってた 寒い 熱い 胸が痛い
まだまだ夢を描いた 瞼に君が浮かんだ
抱きしめた思い出に 目を閉じる溢れた
心映した空模様 欠片落とした 涙の音 鳴り響いても
止まったら 雨が上がったら 晴れる 空に 虹がかかるから
心溶かした水...雨が上がったら
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秋雨長く冬がすぐそばに
別れの季節が鼻をくすぐった
全てを白に染めるなら
初めからまた歩けたら
どれほど素敵でしょう
進む事にこんなにも震えてしまう
抱きしめた時の中、記憶の場所
歩き出した道の上、一つの終わり
遠く離れても繋いだ手を忘れない
どれだけ雪が降っても春がここにあるから...冬が来る
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無感情伸びてく線路の先へ
飛び立つ翼は形を変えて
白線浮かぶ夢の中
戻れやしない枠の中
眠りが揺れる炎が燃える
迫るライトに世界が滲む
抜けてく音風(おんぷう)僕だけ置いて
人は先へと動き出す
変わらない なぁ変われない
発車のベルを見送った...Listen to…
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サヨウナラ明日 ボクはいない
キミと会うことは無いだろう
だからアリガトウ それだけを
ただ伝えたい
ヒラリヒラリ めくられる 思い出の場所
塗りつぶされている 誰かの声
ユラリユラリ 震えてる 温かな影
遠くで聞こえてる 誰かの声
手を伸ばしても届かない 声すら出せない
それでも君に届くように 笑...Last My Word
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苦しめないで殴らないで 何より自分を傷つけないで
貴方は本当は優しいのだから 心の傷を増やさないで
貴方の痛みは分からない あなたの苦しみわからない
貴方の涙もわからない だってあなたは私じゃない
貴方の叫びは切なくて あなたの瞳は悲しくて
かける言葉が見つからない だってあなたは私じゃない
貴方...それはあなただけのもの