タグ「オリジナル」のついた投稿作品一覧（64）

偏った幸の在処はどこを見ても見つからない
一斗缶を満たす液は希望の光を放っていた
夢のアイロニー
澄みきった鉛の海さえ心地がいいようだ
この身を諭してよ
贖うように感情的な箱の中で醜い化け物は絆されていく
「ああなんて愚かな人生だ」って
アナタを呪っても
変わる事さえ僕は赦されはしないようだった
偏...

痛いぐらいの寒さで
即席の食事を独り
オレンジの光に映る
望まれてるって信じてる
この苦痛はどうせ
すぐに消え失せてしまうから
アナタだけが私の全てなの
もういいかい
冷めたカレンダー
小さな声で...

飽和していた日常にひとつの
トゲを刺してしまいましょう
健常者ぶってhighになれ
仮面の下はmeltdown
今に酔ったって日が指す頃は
灰になって飛んでしまう
頼むからイライラさせないで
また手を伸ばしそうになる
奏でた言葉に嘘なんてひとつもないから
たった数回の過ちで見定めないで...

息抜きはメロウなボイス
嘆くのは定刻どおりのベルを止める
つまらないニュースも
そう、変わらずに
水を飲み干して
過ぎ行く日々を半目で睨みつけた
息をする証明は？
僕の僕は何処だ？
あぁまた少しばかりの倦怠を孕んだ
まだこのままで...

玄関に置きっぱなし
たまったゴミ袋で
外に出るのも少し億劫になってる
山積みの食器達が嘲笑うような
幻覚に悩まされてる
君が好きだったジュースがまだ余ってる
飲んでもいいかな
僕の声だけがこだました
繋いだその手は離さないから
そう思ってたはずなのに...

「眩むほどの幸せなんてもう何処にもない」 と貴女は言った
だんだん嫌になる日々の中で
愛想笑いの君 嘘もご愛嬌？
無意味な愛 応えないで
何も変わらない 変わってくれない
僕の日々はどうしてくれんの？
嘘でもいいから満たしてくれよ
スーサイドステップ 1、2合図でさぁ
溜息の底
無い目見開いて踊っ...

絶対的事象　きっとそうだ
深夜4時　貴女を待っている
短い不在で峻烈になって
愚かに嘆いた甘い感情
素っ気無い貴女の笑顔でさえ
思い出してしまう
そこで待っていた呪った深情
どうせ君も馬鹿にしてるのでしょう？
その不安定な捏の心さえ俄に信じてしまうよな
僕は...

レヴェルベールの光
肌寒い気温　足音だけがこだまする
まばらな街灯は黙ったまま　何もなく
セーヌの夜に今日も誰かが浮いている
ガイドに払う金なんてもってないの
貴方は今頃遠くシグナル・ヒルの上で
返り血に溺れてるんでしょ
いつまで待たすの
レヴェルベールの光が私を包む
貴方の心が消えぬように...

不カンゼン懲悪
努力って言葉が嫌いだ
報われた事もないくせに
逃げてばかりだった僕だ
これからも逃げ続けるんだろな
荒唐無稽なストーリーで夢を見させて
真面目に生きるなんて馬鹿みたいだよな
死んでいくのはいつだって良い奴で
悪者がのうのうと生きていく
仮面を被った偽りの哀なんて要らないんだよ...

バーチャルナイト＝クラブハウス
ネオン管が煌めく濫觴
五月蠅い箱を開けたその先へ
アルコール流し込んで炎上
そのまま今を忘れてしまおう
ずっと騒がしいんだ僕は死んだ祝詞重ねて
きっとまだ終わらない今日に咲く紫陽花の様だ
劣等感を飼い馴らすように
「嫌い。」
音の鳴るほうへ...