タグ「カイメイ」のついた投稿作品一覧(21)
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時が流れていく。
最初は私、「MEIKO」だけだった。この国の言葉を歌う存在として生まれ落ちて、ひとりで歌い続けていた。声を響かせて歌を聴かせて精一杯歩んで。
やがて、私の歩いた道の後をついてくる影は、ひとつ増え、ふたつ増え、道が広がって、みっつよっついつつむっつななつ……。今やいくつになった...君と永遠に【カイメイ・MEIKO誕生日】
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細い細い月と、きらびやかな星たちが、深い藍色の夜空を飾っている。
街灯も少ない川辺で、僕、カイトは、メイコさんと並び立って、空を見上げていた。
「綺麗ね……」
メイコさんの感嘆の言葉につられて、僕は目線を空からメイコさんに移した。
サイド部分を少しだけ取って束ねた栗色の髪。ほとんど光のない中...星空の下【カイメイ】
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「メイコさんっ」
五月五日の昼食後。居間で食事を終え、部屋に戻ろうと廊下を歩いていたところ、唐突に背後から呼び止められた。
「カイト?」
駆け寄ってくる足音に振り返る。声で分かった。呼びかけてきたのは青い髪の「弟」だ。私の間近で足を止めて、じっと私を見つめてくる。
頭ひとつ高い「弟」のカイトを...メイコの日【カイメイ】
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「いっそヴェールも準備してもらえば良かったかな」
私の部屋まで迎えに来て、ドレスを着た私を見たマスターの第一声が、それ。思わず顔が赤くなって…抱き締められたままだったからついついカイトのコートに隠れようとする。カイトが小さく笑ってコートで私を包んでくれた。
「淡い水色ですからね。ウェディングドレス...トクベツ・後編の後【MEIKO誕生日・カイメイ】
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注意:ひたすらカイメイです。
実体化VOCALOIDのお話です。
独自設定をはじめ、ちょっと色々とやりすぎた感があります。
それでも読んでみる、という方は、前のバージョンからどうぞ。
お菓子と悪戯【カイメイ】
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注意!
・『もうひとりの。』前提で書かれています。
・性転換亜種の名前が出てきます。
・独自設定がかなりあります。
・オリジナルのマスターが出張っています。
・ひたすらカイメイです。
以上、宜しければ前のバージョンへどうぞっ。
【亜種注意?】もうひとりの。おまけ
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注意:オリジナルのマスター、実体化のカイトとメイコが出て来ます。
カイメイです。そして短いです。
苦手な方はご注意の程を。
「はい、メイコさん。これあげる」
そんな言葉と共にカイトが差し出したのは淡い水色の封筒。
「って、同じ家に住んでるのに、何で手紙?」
「んー、書きたかったから、じ...残る言葉【カイメイ】
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注意:続編です。
カイメイです。苦手な方はご注意の程を。
「…ありがとう、メイコさん…」
歌い終えたメイコさんに改めて言うと、僕の肩口からメイコさんが見上げてきた。僕の顔を見てにこりと笑う。
「少しは浮上したみたいね」
「ご心配おかけしました…」
「たまにはこういうこともないと困るわ」
「…...「誕生日」に思うこと 6
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注意:続編です。
カイメイ風味です。苦手な方はご注意の程を。
僕にとって、誕生日は祝うものじゃなくて、…自分の生まれた意味を考え直す日だった。
「機械の僕らは、正確には『創り出され』てるわけだから。そう思うと、尚更、良く分からなくって…」
どうして創り出したの。どうして不要なのに、求められ...「誕生日」に思うこと 5
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注意:続編です。
カイメイ風味です。苦手な方はご注意を。
「ええっと、何と言うか…、まあ、落ち込んでたのは確かかな…」
「何にそんなに落ち込んでたのよ?」
とりあえずとばかりに言い始めると、柔らかく問い返される。
…メイコさんを納得させるには、やっぱり、この話かな。
この話だって本当のこ...「誕生日」に思うこと 4
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注意:続編です。
カイメイ風味です。苦手な方はご注意を。
「いや、…えっと…」
じっと見つめてくるその目線と、近付いてくるメイコさんの姿に耐えかねて、アイスに目を落とす。無意識的にそれをすくって口元へ運んだ。…何も言わなくてもいいように。
当たり前のように二杯目をすくった手をメイコさんにつ...「誕生日」に思うこと 3
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カイメイです。該当CPが苦手な方はご注意下さい。
後、台詞のみです。
「ねえ、MEIKOさん」
「何よ?」
「僕がMEIKOさんの為に恋の歌歌ったら、MEIKOさん、嬉しい?」
「はいぃ?! ちょっ、突然何っ」
「んっと、マスターが作る歌って、恋の歌が多いでしょ?」
「…ああ、まあ、ねえ」
「色々歌...恋の歌を歌おう
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注意:オリジナルのマスターが出張っています。
カイメイです。
以上に不快感を感じられる方は閲覧を避けて下さいませ。
ぼろぼろと涙がこぼれ続ける。
私、MEIKOは、録音室でマスターの代わりに泣き続けていた。
苦しいだけじゃない、の言葉の裏に、苦しみが消えていない、という事実が見えて...七夕祭 9
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注意:オリジナルのマスターが出張っています。
カイメイ風味です。
以上に不快感を感じられる方は閲覧を避けて下さいませ。
商店街は人でごった返していた。
私、MEIKOはKAITOと二人きりで、祭に賑わうそこを歩く羽目に陥っている。
「完全にはぐれちゃったねえ」
そう呟くKAITOは...七夕祭 5
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注意:カイメイ風味です。
オリジナルのマスターが出て来ます。
それでもおk、な方はどうぞ。
「そういえばマスター。MEIKOさんが梅の娘、っていうのは僕も賛成ですよ」
ソファに3人で各々腰掛けて。
ゆったりとしたペースで飲み交わしていると、KAITOが突然そんなことを言った。
「梅の...梅の季節 蛇足
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注意:カイメイ風味です。
オリジナルのマスターが出て来ます。
それでもおk、な方はどうぞ。
「ということは、あの子達の願いも叶ったってことだね」
「え?」
あの子、達?
「ミクもリンもレンもルカも、…がくぽもだったかな?」
「あ、はい。がく君もでしたよ」
「『MEIKOが幸せであります...梅の季節 7
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注意:カイメイ風味です。
オリジナルのマスターが出て来ます。
それでもおk、な方はどうぞ。
「今思えば、VOCALOIDを迎えた初日に梅酒作りとか、普通はしませんよね」
約束の梅酒。グラスを揺らして氷の音を楽しむ。
テーブルの上を見ると、グラスと湯のみがひとつずつ置いてあった。両方と...梅の季節 6
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注意:カイメイ風味です。
オリジナルのマスターが出て来ます。
それでもおk、な方はどうぞ。
私はマスターの初めてのVOCALOIDだった。
最初の頃は私だけのマスターだった。
優しくて一生懸命で、…私だけを見ていたマスター。
まあ、そんな期間は1週間もなかったんだけれど。
マス...梅の季節 3
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注意:カイメイが背景にあります。
台詞しかありません。
「…カイ兄」
「どうしたの? レン君」
「結構前から、ずっと聞こうと思ってたんだけどさ」
「ん?」
「カイ兄って、メイ姉にしょっちゅう『バカ』って言われてないか?」
「うん、言われてるねえ」
「否定しないんだ…」
「まあ、本当のことだしね...KAITOにレンが尋ねてみた
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注意:「カイメイ」のカップリングが含まれています。
単独でも読めますが、前作「酔っ払い」と多少リンクしております。
今回も酔っ払った人物が出てきます。
ひたすら作者の妄想と設定が詰め込まれております。
そして結構長いです。
それでも宜しければ、前のバージョンから...歌に込められる思い
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注意:妄想の赴くままに書き散らしました。
MEIKOとKAITOが(一応)らぶらぶしております。
そして思ったより長い文章になってしまいました。
そういったものが苦手な方は閲覧を避けて下さいませ。
「…まったく…」
ため息をつくMEIKOの前には、居間の中心を陣取り、だらしない姿...酔っ払い ~カイメイ風味~