しゃけぽむ（ノノチマの樹）

ガラガラのカフェに僕らはいた　かためのプリン　見覚えがあった
成長の影に隠れた　堕落にいつも引きずられる街
アムネシアが咲く悪い噂　中枢神経は誠実なのに
三万五千乗Ｘ　箱屋が儲かる風が吹いてた
甘い声で歌った　ほろ苦い後味
予定調和だって　別の僕が指を立ててる
カフェラテ飲んで飲んで　それから考えよ...

BPM80
優しさを探した　青い血が流れた
大切なのに痛みに気付かなくって
無邪気過ぎた季節　夕闇に染まる頃
君はどこにいるのかなぁ
枯れないで　枯れないで　芽吹くつぼみ
後を引く夢の別れのように　明日に続く
年を重ねて　どうでもよくなる　足りない自由を素通りする
いつも通りに戻る前に　少し感傷に浸...

BPM120
まどろみに咲いた花を夏風がジワリ焦がす
繰り返し問いかけても　解けずに絡まり合う
月明かり恋しくなって　欠けた灯を探している
星影に涙流す　それすらも愛おしくて
重ねた運命の音色に響いた在りし日の唄
導き廻る世界の上　巡り逢ったの
心の奥で眠ってた　ざわめきが胸を灼くように
黒く染まっ...

BPM120
ソーダ炭酸抜けてる　昨日飲みかけ冷蔵庫
ソープ石鹸の匂い　洗ったら真っ白な記憶
主要の登場人物はスピンオフ　出番はもちろん多いくて華やいで
背景みたいに一言の台詞だけ　残し去ってゆく泡のような僕ら
当事者にしか知る権利許されずに　噂だけで成り立ってた人物像
浮き上がってはなくなった好奇...

BPM　120
僕が側にいないとき　君は誰と過ごしてる？
おしゃれなカフェ向かい合い　内面からの笑顔
君の特別になれる　そんな人に嫉妬して
容姿、キャリア、優しさと　満たしたい合格点
固執するの　みっともない
ヒトリジメ　共有財産じゃ我慢の限界
その手に触れたくて　思い巡らして
村八分恐れないくらい...

BPM200
あいつのどこがいいのかって　心の底がざわめく午後
不公平に踊ったゼリー　舌先絡めた嘘
聖者の皮をかぶる悪魔　軽薄な初見殺しだ
どうして私じゃダメ？　悔しさとコンプレックス
棚の上から落ちた　ないものねだりパラノイア
星を見ていた少女　どこかで嗅いだような匂い
私より良いコトなんて知って...

BPM＝140
夏の雨　誰かが不意に呟く 水溜りに映る世界　もう一つの世界だった
差し伸べられた傘は救いだったのに 取っちゃいけない手　選んでしまった
式のあと中華屋で頼むメニュー 誰かが多く注文　昔話花が咲く
食欲のないときに並ぶ料理に押しつけられた優しさを知ってしまう
慣れた出来事　窓の向こうで...

BPM　79
餃子を食べる姿　未来あげたくなった
結婚前提なんてやっぱり重たいよね
肉汁溢れるように　好きが顔に出てた
包み隠さずに全て話せるのは君だけなんだ
主食なんだからおかずなんていらない　それでいいいはずだ
キスになったとき気になるけど　幸せの邪魔はしない
昔のこと引きずって疑う似たもの同士...