タグ「メルヘンシリーズ」のついた投稿作品一覧(40)
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冷め切った喧噪 落ち切った粘層
先っき死に転送 恍惚で無礼講
痰に唾 by 脳
Are you happy?? すらもただ冥捜
不幸せとしても 安定と印結ぼう
婚礼に到った
あの舞踊る景色に 思い重ねる絵が 鳥の様に飛んでった
冷めた湯船 浮かぶ君に
僕は熱い シャワー流す
そんな夢に 溶けて残る...アルプスの少女ハイジ
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1A
か弱いハートの歪みに隠した
醜い首領蟾蜍の魂
鬼畜な真綿の空気に窒息
苦しい溺れるチューリップが枯れてしまう
1B
曰く 叶えられぬ願いのない
誰もが笑い救われる世界
1S
自己承認欲求満たす 恒常性の麓を抜けて...親指姫
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予め用意された今日を生き
凡そだけで固めた明日を待つ
振り向けば必ずや後悔な
微笑みを浮かべて皮肉だね
色付ける
意味はない
価値もない
煩わしい
モダンの斜から眺めれば
感情を持つなど香ばしい...モダンタイムス
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怖くない 怖くない
怖くない 怖くない
怖くない 怖くない
怖くない 怖くない
まるでまだ
出会わなかった頃の
余所行きの二人なら
何も怖くない
死んだのは
出会い頭の瞬間で...まんじゅうこわい
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くだらねぇ感傷抱え
足枷を引き摺ったまま
いつまで歩いてるつもりだ?
欺瞞と時代に汚れ
裕然な嗜食に溺れて
ふやけたかんばせは尋ねた
そうこれは
確かな喜劇なのです
腹を抱えて笑え
生き証人...ヴェニスの商人
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切っても切れない
キリがない
切り甲斐ない
無限の理 嫌なくらいに 思ひ知る
待っても待てない
浮世の末
的を得ない
縁なき衆生と 見下ろすほどに 降り掛かる
暮れても暮れない
狂えない...大丸屋騒動
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バカにもなれずに
絶望を研磨した心を
始末の悪い最終理性だけが
前へ前へと突き放す
辛いとか言っても
空腹も満たせない端たで
ありがたくない方程図式辿り
明日明日へ生き延ばす
群がる無邪気な笑い声が
狂気を沸き立たす呼び声ならば...オズ
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ずっと
こども、こ〜ども!
こども、こ〜ども!
どこまでいっても
おとなになれない
きもちのわる〜い
こ!ど!も!
この世界の悪臭に
鼻をつまみながら身につまされて
もうなんとなく腐ってきたろ?...ピーターパン
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鏡に何を写したいの?
心の底から疎ましい
唾棄すべき人間の顔?
愛しい君は艶白無垢
姿を変えては永らえる
神次第陰翳現
透けたものに触れたくても
触れられずにすり抜けるの
切ないよね
だけど誰も縋れなくて...白雪姫
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古ぼけたその時計は
反対に回りだして
奏でるは不協和音
トラウマを刻み出した
彼のただただ静かに
暮らしたいだけの望み
許さなかったのはそう
時代と云う名のエゴイズム
気付かずか気付き尚か
あるがまま称う生か...大きな古時計
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バラバラ散らかる
亡失は骸
風吹き凍てつく
過呼吸隣人
教えが 叱りが 諭しが
瞬間
脳裏の灯篭 ゆるりと回した
嗚呼、愛しイーハトーブ
嗚呼、今も見える日々よ
冷たい夜が覆う...ブドリ
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割れた音が響く
歓声ではない
あっという間消える
所詮たかが負物
鼓膜劈くのは
涙の代価に
見合ってない器
脆くも散れば散斑
風前掻き消され
灯火も点かない...皿屋敷
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懐まさぐり
迷いを打ち消す
かけがえないもの
置き去りにしよう
空気を験して
垣間に差込む
絶望に音頭を
早すぎた死骸に
情緒を憎んで
憎悪は憎まず...早すぎた埋葬
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刺さる独鈷はない
寝首かかれても
惑いひとつ無い
心強さから
看做す異常性
燦々と値が繰り下がる
そんなうまい事
そんなあるわけも
進むわけさえも
無いなんてもう...クルール
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要領の応用ばかりを比較
教訓の背景眺めて退化
精錬に抗い悶える漫ろ
視線に据えた無音の騒音
耳を澄ます
拒絶に背く理由がそこにはいた
見つめ合うまま過ごした時間
探り合う程凍えた季節
いずれまた出会えるなら笑顔で
約束しましょう...ガラスの動物園
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夢の島では
腐った余聞が溢れているから頭がボヤけて
何もかもが
曖昧消沈深淵融解融解
醜い姿で
生きとし生ける事が罪
夢の島から
今でも拙く鈍やかな声で言葉を繋いで
見つめてます
脆くも崩れる諦めの絵面心に浮かべて...裸の王様
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コパルトの空が岩窟の僕を責め立てる
深淵の仄が群がりの虫を引き連れる
静止した時が順応の意味を問い掛ける
約束は未だ確信に至る気配無く
悲しみは足を掬い取る域に届かない
白昼に漂う善悪に似通った
切迫を着重ね解放に咳上げる
会者定離 破滅への縺れ合い
岩窟は僕を光陰の外へ追い立てる...岩窟王
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散る散る満ちる
散っている安らぎが
散る散る満ちる
満ちている混沌が
僅かな幸せに縋り付くのはいけないことですか
初心に生きていちゃいけないのですか
散る散る満ちる
満ちている花弁は
散る散る満ちる
散っている心即理...青い鳥
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素顔は見えない
本性の姿は
誰にもわからない
愛想振り撒く
外交意識で
用意は周到
一番知りたい
一番近くで
一番遠い
貴方が見えない...仮面の告白
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五月蠅い恋に破れて
静寂が訪れ
すがすがしく胸が空く思いだ
ひさびさしく苦笑沸く舞台だ
安らけしは安んか
典型的動物の宴と共に
刻んだ涙心炒めて
夕餉にするのさ
恭しい優しさの重みで
きりきり舞う弱さにも潰され...典型的動物
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何もない事は知っている
当たり散らしても空っぽさ
精一杯に八つ当たり
道端で永久に夢を見る
今日もまた
折り合いをつけられず
身の程も知らないで
狼藉を働いた
記憶無き夜更け
俺の所為?...畜犬談
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簡単だったね
人格破壊
余り有る欲
大胆不敵に
さぁ、驕りましょ
喚起するは
萎靡 盲目
割礼 偃月痕
広告裏の哀愁
生活劇...ドゥードゥル
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来る日も来る日も
醒め遣らぬ
眠気を殺して
おはようしたなら
何かを思って
ハッとしてから
声に出せ
いつでも待ってる
おとといきやがれ
Heigh Ho...ハイホー
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人であるものそうじゃないもの
分けて隔てる腕は見えない
不意に考え止めた日曜
暗い日曜日
罪に罰当て恋に愛付け
日には月地に空を対とし
部屋の上下と左右眺めた
暗い日曜日
知るべきを見ず装いだけを
先に整え強請ばかりで...暗い日曜日
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後ろ向きに歩くこと
首振って否として
駄目の理由は見もしない
二十歳の翁
要になる落胆は
理屈なき卑屈だけ
圧して殺し不感症
利己主義の罪
卑怯者と罵られて
妄想は加速してゆく...堕落論
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空腹に耐えかねた末
切り取られたアソコはいかが?
矢継ぎ早鏤められてる
罠も散らかす患いは恋?
小終焉口火切り
抜足差足歩むは何処?
宵越しも飽き足りた後
空白だと悟れば垂れ
硬直し痙攣する折り
気持ち雑音な翌朝の鳥...クックロビン
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どうしよう どうしよう
どうしようったらどうしよう
壊しちゃった 壊しちゃった 壊しちゃった
クラリネット クラリネット クラリネット
貴方が全部いけないのだ
性とは弱いテロリズムだ
貴方は消えて当然なのだ
性とは儘越権行為
隠そうか 流そうか
浄化槽の奥奥の奥...クラリネットこわしちゃった
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戸惑いながら
挙動を選び
言葉を探す
螺旋を下る
過去に滲んだ弱さ故の固まらぬまま残る心
疲弊し当たる行き止まりから何度も戻り外れる迷路で
悪化させて潰れてく答えだけ出せないなら
何処に行こうが行き着く先ない永久の中
何に寄り縋り生きればいいのか
誘惑する 黒い感情...少女病
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轟く磊塊
毳々引き抜き
つんのめる理解
挨拶一つで
全てを許せば
誰しもが異形
重なり合えば
終わりが兆す
それならそれで
よいのだけれど...人間椅子
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つまらない嘘はやめろよ
ゴタゴタに背中押されて
眠れないだけの話さ
聴こえない振りがその内
紛れもないサイレントになる
身に覚えがあるだろ
アイツがいうぜ
ただ突っ走るだけだって
アノコはいうぜ
ただ待つだけが誠意じゃない...ロミオ&ジュリエット
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