アミノ酸の投稿作品一覧
-
可愛いと呟いた私の後
つまらなそうに君が歩く
会話になれば良かったんだ 君と
言葉を交わしたかったんだ 私
ちょっとムッとして諦めたら
やっぱきっとシンとしちゃうんだ
どれ、くらい?
長く感じてしまうよ
たかだか4、5分の沈黙
そわそわしてチラチラみて悔しくて君は...倦怠期
-
私が欲しかったのはいつだって
ワタシだけを愛してくれる貴方
一度目の誕生日は
実感もないままただ一緒にいて
幼い二人は日用品を贈り合った。
二度目の誕生日は
喧嘩も別れも経験して
疲れた二人は少し束縛心理の
働く物を贈り合った...プレゼント
-
わりかしかわいい君は
いつもヨレヨレの上着を羽織って
シルエットの霞むズボンをはく
中途半端に足元をまくりあげて
腕も襟元も髪の長さも七分丈
僕には理解出来ない
ファッションセンス
ゆるゆるカジュアルな君から
出てくる言葉、毒だらけ
雨が好きで足が濡れるのは嫌いで...まるっと不器用
-
繰り返し繰り返し
あなたじゃだめだと
確信、行き着く、思考
捨てきれない甘ちゃん精神から
いくつもいくつも枝分かれその度に
気付く、想う、こんなにも
貴方がいとおしい
じんわりくる感情が
一層の深さをはっきりさせて
二度と離れたくないと...それも過去の夢物語
-
遠くにサイレン消えていく
救急されるのどちら様
あなたの想いが今私に
私の想いが今あなたに
溢れてそうでギリギリライン
届きすぎて通りすぎる
夜中のサイレン消えていく
緊急なのは私様
何かの鳴き声に寝付けない
どんな歌も詩(ウタ)もウタも...くるくる見える赤のウザさ
-
おばあちゃんたちがさ
お花畑とか
何でもないような公園とか
なんであんなに
楽しそうに歩くのか
ずっとわからなかったんだ
歳をとったらみんな
そういう落ち着いた
趣味になるんだって漠然と
歳はとりたくないなって...誰もが通る「道」
-
明るく、ねぇ
してみせてよ
こんな夜にさ
惨めだよそんな笑顔
張り付けても気付いてもらえなきゃ
意味がないと、ねぇ
わかってたはずだよね
いつから隠し始めたの
そんな涙もさ
ただただつまらないって...(non title)
-
何か明るいことを
何か楽しいことを
呟きたくて
開く画面止まる指と思考回路
ふざけることは出来たでも
笑うことだって
硬直してほしいどうせならいっそ
顔の筋肉つねってもただ痛い...(non title)
-
崩れそうで落っこちそうで
怖くて怖くてしゃがみ込んだ
そんな僕に手を差しのべた君の
そんな優しさ要らないと
突っぱねた僕は
気付いた気付いた
そんな君のボロボロな足場
素直に有り難うって言うからさ
頼っていいかな
立ち上がるまで...伸びる手、支える脚
-
いつの間にか泣いてたんだね
悲しいなんて思う間も無く
抱きしめてあげることなんて
できないのにね
誰よりも理解してるつもりだったのにね
誰よりも愛してあげられてると思ってたのにね
目の前にいるのに、ね
冷たく遮る
伸ばした手を
おんなじように笑う...ミラーME
-
この町で猫になるなら
どの子を見習おう
きっと強くても優しくても
泣き虫でもだめだもん。
きちっとしゃきっと
目を見つめて こんにちわ
にゃあにゃあ
鳴き声の練習してる
暇なんてない
ちょこまかちょこまか...にゃあにゃあ
-
いくら涙隠して一緒にいたってね
そうよね、なんにも楽しくない
それが心からの笑顔だと
一体誰が信じるの
すぐに出てくる愛してるなんて言葉にね
無理よね、溺れるなんて、そんなのさ
いつか心からの愛してる
聞けるか、なんて考える時間が勿体無い
本音を言えば今すぐにでも試したい
だけどもだけど...うらはら
-
もしも、次産まれてくるときは
時間に縛られない生き物に
寝るのも起きるのも
お腹が減ったら
自力で頑張って
食べれなくても
まぁ仕方ないって
暖かい寝床がなくても
雨風をしのぐ屋根が無くても
その辺でようをたして.../
-
はまりかけた想いにストップを
かけたのは君
心 傾きかけたのを
水平に 戻す戻す
あまりにも
急な言動 揺らす揺らす
信じれないと言う
信じてないと答える
二人寄り添う意味の無さ
君は知らない...いいわけ?
-
君に捧げた全てを
無駄だったとは思わない
だけどもそれでも
この虚しさはなんだろう
なにもかもを吸い取って
どこへ消えるの私の貴方
いつからだったのかな
君の横顔 悲しくなった
笑ってるその顔が
私宛に見えなくて...でっていう
-
ゆっくり漂った後に
分散して消えてゆく
今ではすっかり悪者だよね
ぶつかったってかすり傷ひとつ
つけないのにね
吸収された後の行き先は皆無
生まれてやっと宙を舞ったって
煙たがられて尽きるこの命
それでも蝕求められるのならば
いくらでも蝕み続けよう...流煙
-
もう少し待ってて
あとちょっと
なんて、あたしは
今すぐあなたを恋人だと
言いたいのに
何で、あたしたち
こんなにも好き合って
いるでしょう
この距離はどうあがいても
埋められない...しさくひん
-
案外あっさり
そんなん知ってる
何がしたいって
聞いてくれるなって
もう少しだったね
もう少しだった
君と沈んでいた赤い海
やっと息苦しさから
抜け出したのに
いつのまにか錘から...よくあるそんな日々
-
いつか言ってた
恋人の携帯は不幸の宝箱
パンドラよりもタチが悪い
そんなのね、わかってたよね
だれよりも
みたところで、問い詰めるわけにもいかない
ただ悲しくなる、自虐
そんな無意味なこと
無駄だとわかっているけれど
タチが悪いのはどうやら自分...悲劇のヒロインもどき
-
「何で僕が」
誰に問うても
「何言ってんの」
そんな事ばかり思うよ
苦しいんだよ?
悲しいんだよ?
胸が締め付けられるようだ
何でわかってくれないの
みんな嫌いだ
特に君が一番嫌いだ...ワズライ
-
強がった
嘘ついた
何にも楽しく無い
泣くのは馬鹿らしくて
笑うのはもっと、
昔の写真は眩しくて
目を細めた
アルバムはきつくきつく
縛っておこう
前だけを見て...dear me
-
貴方を想う今なら
爪先でだって立っていられるわ
今すぐ貴方に飛んでゆきたい
好きだよ
好きなの
一直線に
貴方を目掛けて
勢いつくかなちょっち不安
だめだね、そうよ
弱気じゃいけない...勝手にlove
-
誰かが泣いてる僕の隣で
やめてくれないか
優しい言葉をかけてあげることも
ただ黙ってそばにいてあげることも
叱ってあげることも
僕にはできない
「可哀想」なんて言葉
誰がつくったの
知らない奴の悲しみなんて
僕にはわからない...他人事