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ほら 星が降る 夢に舞い狂う踊り子のように
最期の火をまといながら 彼方奏でる
夕闇に溶けてく 乱れた意識に立つ小鳥たち
つないでいた 両手のばし こぼれた一滴
胸にあふれるほど とめどないほど
叶わぬ歌声にその身を焦がして
恋した心ごと風に 吹かれたなら
翼はひらける
哀しみの音 流す頬に 閉ざし...恋のロマネスク
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流れ落ちた文
たぐり寄せた道
打ち上げられてくジオラマ
迷子になる森
探検した町
幼い風が振り向く
手に触れたなら
懐かしい楡
空は海の白
暖炉のオレンジ...ジオラマの心臓
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雨の影降る午前零時
さびしげなきのこの傘
たたんで
ぼんやりランプ
誰もいない
鍵もしない
いつもみたいここでも
「ただいま」
言えたなら
ありのまま...closed
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Your loving pieces of heart,
a true end and sad
悲しみを刃に変えられると
願うなら切り裂いて
信じるその目に宿る罪
開かれた傷跡擦り
解けない痛み抱きしめて
瞳合わせの闇 孤独立ち尽くす
覗き込んだ光 さえ抜け出せずに
砕け軋む音は 透明な虹を...深紅の涙
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泣きつかれて しゃがみこんでいた
真昼の陽炎の 迷い道
目をつぶって 約束をした
小さな手のかたち 遠い昔
鈴の音 火送り 石畳
灯して 流れる 思い人
近づいてく 終わりのとき
通り過ぎゆく 嵐のにおいに
立ち尽くして 見上げる まぶたの裏側に
願い結わえて あなたの記憶に...雨の花束
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誰も知らない 秘密の扉
神様に会う 予感さがして
繰り返す時 終わらない夢
ゆらぎ続ける ワタシのこころ
午前一時の絵 壁に隠して
黒いベルの音 私の目を覚ましてく
暗い道に照らす光 闇につかる街路樹 でも
セピア色の空はこぼれ 潮のにおい遥か滲む
落ちた月に影と昇り 流れ消えた異邦人
同じ罪におぼ...リフレイン
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足音重なり合う 二人の歩く道
どこまでもずっと つづいていると
願いは風を切って このままかけてゆく
息づかいだけが ただ前を向くだけ
いつも隣にいるの つかず離れずに
たった一秒のMystic きゅっと響いて彩った
眼差し 君の横顔
乱されてく秘密のペースに
惹かれて落ちてくこの心の速度
しめつけ...ナナイロ音色
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砂糖 ふたつ落としてまぜる
青いターバンの髭
ラクダ並べて座る
とても無口な背中
湯気に かすんで滲む景色
どこかで見た気がして
熱に浮かされながら
まぼろしを彷徨うの
だれ一人もいない
寂しい砂漠の海で ふわり舞って...微熱のサフラン
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おやすみの 夜まだ夢
立ち消えずに ゆらゆらめいてる
寂しさに とらわれても
わたしがいる 耳を澄まして
手探りで 伸ばす声
しじま抜けて どんな深くても
届くまで 待っていて
闇が溶けるまで も少し
溢れる 甘い揺らぎ
包まれている 宵の国...twilight song
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曖昧なゲンソウ?un順応 足りない?妄想
うずく鼓動遮断 問い続けて
溶け合う層 境界のイシキ?闘争
本命 心 呼び起こして
後悔も何も仕方ないと
くちすさぶ声届かなくて
閉じた耳 手に染みついてた
つぐみ そらしてた言い訳
気配さえ風景に紛れ
個は其はと祈ってみても...曖昧幻想