ryokuyoku

迷路巡る　水中に満たされた
左手が鳴らす鍵盤
静音は高く　オルガンがかすむ
右手が鳴らす鍵盤
I will be...
I hope to...
遥か遠くに　螺旋に描かれた
左目が映す幻想
静音は尊く　オルガンを悼む
右目が映す理想...

僕らが描いてきた　虹の軌跡
いつまでも虚空で　煌めいて
あの夏の日の光景と　ともにある
もう一度なぞろうか　指先でそっと
触れ合って　溶けあうかな
カランと転がった
ぶつかって　割れちゃうかな
ふわりと舞い散った
思い出の場所で　再会を誓い
言葉をかけ合った　僕達は...

共に過ごした日々
僕は君を守っていた
かよわい君を剣から守る
盾となってそばにいた
世界という名の獣の
君の前に立ちはだかろう
けれどもう君は
背中を向けて去っていく
僕を置き去りにして
もう戻ってこない...

全て流しきった涙
がれきの山で覆われた町
私はここから逃げ出せない
私はここに捕らわれている
空から溶け出したアカ
夜から抜け出したシロ
染まる、染まる
全てを塗りつぶすように
Is where my world?
何もない、何もない...

真っ黒に塗り潰されていく　世界の中で
僕と君だけが　歌を歌っているよ
この世界に存在していた　音の数だけ
拾い集めて　繋げていく　“心”
いろいろ　色々　繰り返して
始まりなんかない　メビウスの輪だから
この瞬間も“終わり”なんだ
何が正しいかって？　そんなの訊いちゃだめさ
人を惑わせるのは　いつも...

まだ終わらない　夢の中
僕らはいつまでも　泣いている
互いにさびしいと言えず
肩を寄り添ったまま
声も出さずに　泣いているんだ
怖いものは　たくさん
悲しいことも　たくさん
そんな僕らだから
狭い所に　閉じこもって
自ら苦しもうとしてしまうんだ...